もう元気に巣のそばを歩き回っていました。
天敵である人間(私)が近づいてきたので、身を伏せて地面に溶け込むヒナ。どこにいるかわかりますか?こんなに小さなときから、自分の身を守る術をちゃんと心得ているのに感心。細心の注意を払わないとヒナを踏んでしまうので、一歩一歩慎重に歩いてヒナを探します。
ヒナは4羽いました。4個の卵が無事ふ化したようです。
その後の調査のため、ヒナの脚にリングを付けました。ヒナのうちに標識を付けることで、その鳥の正確な年齢が分かり、寿命を知るのに役立ちます。
※ご注意:この調査は、鳥の生態を理解した上で、有資格者が正式な許可を受けて実施しています。皆さんは決して子育て中の鳥の巣には近づかないでくださいね!
標識を付けたら速やかにその場を離れて様子を観察。4羽のヒナたちは元気に親鳥の元へ走っていき、合流しました。これで一安心です。
昨年は、標識を付けたヒナが無事成長して、ネイチャーセンターの目の前に飛んできました。このヒナたちも、これから厳しい自然界をたくましく生き残り、また元気な姿で再会できたら嬉しいです。
��文・写真:きりぎりす)