2015年5月11日月曜日

ハシブトガラスにちょっと困っています

近頃、園内にハシブトガラスが頻繁にやって来て、カルガモの卵をさらっていきます。


ヨシ原の上を低空でゆっくり飛び、巣がないか念入りに探して回ります。
その動きは、まるでチュウヒのようです。
そして、巣を見つけると茂みに突っ込んで、
卵を一つずつ持ち去り、
卵がなくなるまで通い続けます。


















園内の案内板に止まって休憩中。
どこかに巣が無いかな~。
















盗んだ卵をくわえて飛ぶハシブトガラス。
向かう先には、我が子が待つ巣があるのかな?



















カルガモの卵をたくさんさらっていく一方で、
自分の巣の近くを飛ぶトビに対してはつがいで激しく追い払います。
カルガモの卵を持ち去るのも、
巣で待つかわいい我が子のためなのでしょう。
ハシブトガラスも子育てに一生懸命です。


ハシブトガラスの事情はよく分かるのですが、
カルガモのヒナは、水鳥公園にとって6月の貴重なアイドルです。
ハシブトガラスがあんまり頑張ってくれると、
カルガモの親子が見られなくなってしまいます。

野鳥の保護区である米子水鳥公園ですが、
カラスの被害にちょっと悩んでいます。

(きりぎりす)