2015年11月29日日曜日

とっても身近なのにレアな鳥

事務室でパソコン仕事をしていると、
窓の外から「ピルル~♪ピルル~♪」
いうかわいい声が聞こえてきました。

カメラを持って慌てて表に出て、声の主を追いました。
















声の主は、エナガです。
公園の木々や民家の庭先にもよくやって来る、ごく身近な小鳥です。
それなのに、水鳥公園では開園して20年のうち、
数例しか記録がなく、水鳥公園ではレアな鳥なのです。

そのため、これまでまともな写真は撮影できておらず、
今回初めて撮影に成功しました。

エナガはあまり人(私のこと)を気にせず、
木々の茂みを忙しくめぐりながら食べ物探しをしていました。
6羽の群れでした。
















正面顔。
体はまんまるでフワフワした羽毛に覆われ、
とても短いくちばしと、つぶらな瞳がカワイイ鳥です。
「水鳥公園の愛らしい鳥ランキング」
をしたら、トップかも。

突然、エナガの鳴き声が鋭くなり、
エナガたちがあわてて薮に飛び込んでいきました。
すると、エナガで賑わっていた木の枝にモズが飛びついてきました。























モズ。秋が似合う鳥です。
かわいい鳥ですが、小鳥にとってはタカと同様、怖い天敵です。


さて、昨日現れたクロツラヘラサギは、
今日も園内を転々と巡って過ごしていました。
















今日は、ヘラサギ1羽と一緒に浄化設備横の池にやってきました。
ヘラサギがここまで近くに降りてきたのは今季初めてです。
活動的なクロツラ君が連れてきてくれたおかげかな?

この調子で、遠くで籠城中のヘラサギたちを、
クロツラ君がネイチャーセンター前まで連れてきてくれることを期待しています。

このほか、今日はトモエガモが30羽以上いました。
いつもよりもかなり近く、20倍の望遠鏡でも姿が確認できました。

コハクチョウは約290羽いて、マガンは夕方約570羽がねぐら入りしました。

オオハクチョウは幼鳥2羽が新たに現れ、7羽になりました。

ヒシクイは観察しにくいのですが、9羽いました。



今日は49種、約5000羽の鳥で賑わっていました。

(きりぎりす)