4月14日にご紹介しました、
「CSR」と書かれたフラッグ付きのオオソリハシシギについて、
山階鳥類研究所から回答が届きましたのでお知らせします。
以下、山階鳥類研究所からの回答(一部抜粋)です。
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この個体は2015年6月17日にヴィクトリア州のBarry Beach,
Corne Inlet
(38d42mS/146d23mE)で標識され、
放鳥時1歳、足環番号は07370286でした。
この個体は、今回オーストラリア外で始めて観察されましたが、
オオソリハシシギは2歳を越えるまで越冬地を離れないそうなので、
今回が初めての繁殖地への帰還ということのようです。
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以上です。
約2年前にオーストラリアにいた鳥が米子水鳥公園に現れるなんて、
すごいですね。
水鳥公園で見られる標識がついていない鳥たちも、
私たちの知らないところで世界規模の旅をしていて、
いまこうして目の前にいるわけです。
標識付きの個体の発見によって、
あいまいにしか分からない野鳥の渡りが、
具体的なものとして認識できます。
このように、標識がつけられた野鳥を発見した際には、
標識の色や配置、文字を読み取とれる証拠写真を撮って、
山階鳥類研究所に報告すれば、貴重な記録となります。
皆様も、標識付きの野鳥を発見したら、
ぜひ山階鳥類研究所へお知らせください。
山階鳥類研究所HP「足環など標識のついた鳥を見つけたら」
http://www.yamashina.or.jp/hp/ashiwa/ashiwa_index.html#ashiwa
(きりぎりす)