本日14時過ぎに、クロツラヘラサギが現れました。
今日は500m先の島の岸辺で寝てばかりいるシマアジを、
臨時解説員のNさんが望遠鏡を覗いて探していた時、
突然クロツラヘラサギが視界に飛び込んできてびっくり!
500m先の島から壊れかけの観察小屋前に
移動してきたクロツラヘラサギ。
このように少しずつ手前に移動してきて、
16:00現在は池の浄化設備横の池にいます。
→16:00過ぎに東へ飛び去りました。
くちばしの表面にしわ模様があって、
首の付け根に黄色味を帯び、長い冠羽もあるので、
一見、成鳥夏羽に見えるのですが…。
つばさを見ると、初列風切羽の先端が黒く、
若い個体の特徴が認められます。
確かに、成鳥と比べると黄色味が淡く、冠羽もやや短めに見えます。
目先の黄色斑も現れていません。
おそらく、第3回夏羽くらいだろうと思います。
ヘラサギ類の年齢を判断するのには、いつも悩みます。
ヘラサギやクロツラヘラサギの
各年齢ごとの羽衣が掲載されている資料があれば、
是非見てみたいものです。
クロツラヘラサギについて歩くダイサギ。
よくみられる光景なのですが、
おそらくダイサギは、クロツラヘラサギが獲物探しをしているときに
逃げる水生生物を狙っているのだと思います。
つまり、一見仲良しに見えるけれども、
じつはクロツラヘラサギを利用しているだけ、ということです。
クロツラヘラサギの撮影中に、私の目の前にやってきたヒバリ。
口にはクモがくわえられています。
巣で待つ我が子に運ぶのでしょう。
昨日、園内を大規模に草刈りしたのですが、
この個体の巣は無事だったようです。
ちょうど今頃は、あちらこちらで草刈りが行われていて、
その草刈り予定地ではヒバリが子育てをしています。
子育て中のヒバリの巣が、草刈りによって破壊されないことを祈ります。
さて、このクロツラヘラサギは、
いつまでいてくれるでしょうか。
シマアジのように長期滞在してくれたら嬉しいですね。
ネイチャーセンターの前にもやって来てくれるかな?
(きりぎりす)