2019年9月29日に行われた鳥類標識調査で、
ウチヤマセンニュウの雌成鳥1羽が記録されました。
1997年8月31日に性不明・幼鳥1羽が標識調査で確認されて以来、
22年ぶり2例目です。
米子水鳥公園でよく捕獲されるシマセンニュウと大変よく似ており、
識別が難しい鳥です。
嘴がシマセンニュウよりもやや長く、
翼式(風切羽の先端の形を数字で表したもの)が異なる点などが識別ポイントですが、
この個体は嘴の計測値が図鑑に記載されている値よりもやや短く、判断に迷いました。
そこで、複数の有識者に見解を伺い、ウチヤマセンニュウと同定しました。
体の各部の計測値から、メスかもしれません。
同一シーズンでセンニュウ類が4種類も確認されたのは、
開園以来初めてです。
私自身、ウチヤマセンニュウは見たことがなかったので、
とても良い勉強になりました。
(きりぎりす)