本日行いました鳥類標識調査で、
ノゴマを45羽標識放鳥できました。
これまで、なかなか30羽の壁を越えられなかったのですが、
今回最多放鳥記録を大幅更新です。
ノゴマが捕獲できるようになってから3週間目ですが、
まだまだ渡りが続いていることを実感しました。
今日標識放鳥したノゴマはほぼすべてが第1回冬羽でしたが、
1羽だけ不思議な個体が捕獲されました。
尾羽が全て脱落してしまっている個体。
換羽中なのか、天敵に襲われて逃げ延びた結果なのか。
この個体の不思議な点は、抜けた尾羽ではなく、顔の模様です。
この個体には幼羽が見当たらず、成鳥と思われるのですが、
成鳥のオスにしては目先の黒さや喉の赤味が弱いです。
一方、メスと判断するにしても、
メスの中には喉に少し赤味がある個体が時々いるのですが、
ここまで色が濃い個体は見たことがありません。
検討の結果、メス?成鳥と判定して放鳥しました。
水曜日に行われた調査で4羽標識放鳥され、
今日も1羽捕獲されたウグイス。
留鳥ですが、さりげなく秋の渡りを行っているようです。
また、今年はメボソムシクイ類がいつもの年以上に見つかるので、
先週の調査のようにムシクイ祭りを期待したのですが、
今日は1羽も捕獲できませんでした。
そして、コヨシキリがほとんど捕獲できなくなりました。
ヨシ原の中にはまだたくさんいるので、
秋の渡りですでに通過してしまったわけではありません。
なぜでしょう?
本日の調査結果
ノゴマ N45羽 最多放鳥記録大幅更新!
オオジュリン N22R1羽 R1羽は昨年に水鳥公園で標識した個体
コヨシキリ N5羽
オオヨシキリ N1羽
ウグイス N1羽
以上、5種75羽(うち再捕獲1羽)
(きりぎりす)