2019年10月26日土曜日

のごまつり3週目でピーク!

本日行いました鳥類標識調査で、
ノゴマを45羽標識放鳥できました。
これまで、なかなか30羽の壁を越えられなかったのですが、
今回最多放鳥記録を大幅更新です。
ノゴマが捕獲できるようになってから3週間目ですが、
まだまだ渡りが続いていることを実感しました。

今日標識放鳥したノゴマはほぼすべてが第1回冬羽でしたが、
1羽だけ不思議な個体が捕獲されました。

尾羽が全て脱落してしまっている個体。
換羽中なのか、天敵に襲われて逃げ延びた結果なのか。





























この個体の不思議な点は、抜けた尾羽ではなく、顔の模様です。
この個体には幼羽が見当たらず、成鳥と思われるのですが、
成鳥のオスにしては目先の黒さや喉の赤味が弱いです。
一方、メスと判断するにしても、
メスの中には喉に少し赤味がある個体が時々いるのですが、
ここまで色が濃い個体は見たことがありません。
検討の結果、メス?成鳥と判定して放鳥しました。


水曜日に行われた調査で4羽標識放鳥され、
今日も1羽捕獲されたウグイス。
留鳥ですが、さりげなく秋の渡りを行っているようです。
















また、今年はメボソムシクイ類がいつもの年以上に見つかるので、
先週の調査のようにムシクイ祭りを期待したのですが、
今日は1羽も捕獲できませんでした。

そして、コヨシキリがほとんど捕獲できなくなりました。
ヨシ原の中にはまだたくさんいるので、
秋の渡りですでに通過してしまったわけではありません。
なぜでしょう?

本日の調査結果
ノゴマ       N45羽 最多放鳥記録大幅更新!
オオジュリン N22R1羽 R1羽は昨年に水鳥公園で標識した個体
コヨシキリ           N5羽
オオヨシキリ        N1羽
ウグイス              N1羽
以上、5種75羽(うち再捕獲1羽)

(きりぎりす)