2021年10月8日金曜日

コハクチョウのんびり

昨日、今季初飛来したコハクチョウ。今朝、数が増えていないか確認してみたところ、昨日と同じ6羽でした。ガン類もまだ到着していません。

昨日はコブハクチョウに半日追い回されて散々でしたが、今日はコブハクチョウの姿はなく、のんびりと平和に過ごしています。










コハクチョウの傍らには、セイタカシギが4羽いました。ともにネイチャーセンターから500m先にいて観察するには遠いです。両種ともネイチャーセンター前にやってきてくれないかな~。










お昼ごろの風景。近頃、カモ類がなかなか増えません。カモが渡ってくるにはまだ暑すぎるのかな?











本日行った鳥類標識調査で、ノゴマが9羽捕獲できました。少しずつ飛来数が増えているようで、最盛期は来週以降になりそうです。

今季初めて捕獲できたノゴマのメス・成鳥。















昨年は喉に赤味があるメスがよく捕獲されましたが、今日の個体は喉に全く赤味がありませんでした。















セッカ 性不明・幼鳥。暑いせいか、口をあけていました。













まだシマセンニュウが少し捕獲できました。この個体は、性不明・幼鳥ですが、胸元や背、わき腹に不明瞭な縦斑が現れる、通称「シマシマセンニュウ」です。
















そして、今日の調査で最も注目されたのがこちら。セグロセキレイ メス・第1回冬羽です。

ネイチャーセンター付近でよく見かける鳥ですが、水鳥公園の標識調査で捕獲されるのはとても稀で、1995年以降、現在まで6羽しか標識記録がありません。しかも、2001年に捕獲されてから20年ぶりの記録です。















今日の調査結果:
・コヨシキリ   34羽
・セッカ     3羽
・シマセンニュウ 4羽
・セグロセキレイ 1羽
・ノゴマ     9羽
以上、5種類、51羽(すべて新規)

(きりぎりす)