2023年12月20日水曜日

ひとりぼっちのハイイロガン

今朝もハイイロガンが、いつものお気に入りのヨシの茂みから姿を見せました。サカツラガンも、たぶんヨシの陰に隠れているのでしょう。8:59撮影。















ソリハシセイタカシギもいつもどおり、目の前にいました。8:59撮影。



いつもならば、ヨシの茂みの裏からサカツラガンも出てくるのですが、今日はサカツラガンの姿が見えません。どことなく、ハイイロガンもサカツラガンを探しているように見えました。

そして、ハイイロガンが飛び立って水鳥公園の敷地外まで向かい、再び引き返してきました。10:44撮影。


















サカツラガンがいそうな辺りを探しに行ったけれども、姿が見えないので戻ってきたようでした。

今日は園内のカモがとても少なく、いつも目の前に群れているオナガガモも少なめでした。15:21撮影。トモエガモの群れは、今日もマガン半島の奥にいました。































ハイイロガンは一日中、一人ぼっちで目の前のヨシの茂みの周りで過ごしていました。相棒がおらず、とても寂しそうでした。16:30撮影。















今日は特に風が強いわけではないのに、コサギたちがいつもと違う場所で終礼に集まっていました。あれ?写真の左端に黒い塊が見えますね。16:39撮影。















黒い塊の正体はヌートリアでした。鳥には無害なヌートリアは、用心深いコサギからも無視されているようです。16:39撮影。















17:07頃からマガンの450羽くらいの群れが帰ってきました。もしかしたらサカツラガンは空腹に耐えかねて、ハイイロガンを残してマガンの群れと一緒に安来の田んぼに採食に行ったのかな?と思い、群れの中に混じっていないかよく見てみましたが、見つかりませんでした。

これまで、まるでつがいのように仲睦まじく過ごしていたサカツラガンとハイイロガンでしたが、ハイイロガンが一日中単独で過ごしたのは初めてです。やはり強い寒気が迫っているのを感じて、サカツラガンだけが去ってしまったのでしょうか。

明日の朝、何食わぬ顔でまたサカツラガンとハイイロガンが一緒にいたら良いのですが、ハイイロガンも姿を消してしまいそうで、ちょっと心配です。

(きりぎりす)