2017年8月11日金曜日

気になる視線

現在、ネイチャーセンターの前右手に見える、
杭の列の真ん中で抱卵中のカイツブリ。

いろいろな鳥がとまる場所なので、子育ての場所には不向きと思っていましたが、いまのところ特に大きな問題もなく抱卵を続けています。

しかし、今日は心配していたとおりの状況になりました。
















カイツブリの巣の近くの杭にとまるコサギ。
コサギは特にカイツブリの巣を意識しておらず、
親鳥も警戒していません。
















ところが、その後コサギが次々と杭の列にとまり始めました。
















コサギの中には、カイツブリの巣の直近の杭にとまるものが現れました。
さすがにこれには親鳥は黙っておらず、
立ち上がってコサギをにらみつけ、警戒の声を上げていました。
お腹の下には卵が2個見えます。
この緊急事態に、普段は遠くへ出かけている番い相手も巣のそばを離れず、
コサギの動向を監視していました。


動画はこちら。


このコサギも、特にカイツブリの卵を盗んでやるぞ、
という様子ではなかったのですが、
時々カイツブリをじっと見つめるのが気になります。
親鳥も、コサギのこの視線がいやなのでしょう。
コサギの視線がそれると、親鳥は抱卵を再開して、
巣材の補充や羽繕いをしていましたが、
やっぱり落ち着かない様子でした。

結局、その後もコサギたちは何もせずに解散し、杭の列から去りました。
カイツブリも一安心です。

さて、この巣は卵が4つあったのですが、いつの間にか2個に減っていました。
過去に、この辺りで子育てをしていたカイツブリの巣で、
ヒナがふ化する度にヒナの姿が消える怪現象がおきていました。
http://yonagomizutori.blogspot.jp/2016/08/blog-post.html
今回も同じことが起きていないか心配です。

(きりぎりす)