2021年1月7日木曜日

寒波の中で獲物を求めるオオタカ

今回の寒波は予報どおり、結構きついです。

時々吹雪いて、周囲が全く見えなくなりました。










吹雪のやみ間の風景。










せっかく先日の雪が解けて立ち上がり始めていた

枯れヨシが再びのされてしまいました。

倒れているヨシが風の流れを表していて、

面白い模様が描かれています。





水際のヨシにかかっている水しぶきも凍っています。






米子では珍しいツララもできました。


雪が積もると園内にコハクチョウが居残ります。

今日は18羽いました。

吹雪が厳しく、少しでも風当たりが弱い場所を

求めて園内を右往左往していました。




風あたりが弱い場所を求めているのはカモも同じ。

ネイチャーセンターからみて左手の水域に主に群れていて、

ヨシ原の陰で吹雪をしのいでいました。

この中に、さりげなくトモエガモのオスが1羽います。






14:30頃、大きな鳴き声とともに
オオハクチョウ一家が舞い降りてきました。



今日は時々、コハクチョウやオオハクチョウが
どこからともなく舞い降りてきました。
吹雪がつらくてどこからか避難してきたのかな?


さて、今日一番印象深かったのがオオタカです。
この景色の中でどこにいるのか分かりますか?



拡大すると、こんな感じです。



園路沿いの樹木の繁みに潜んでいて、
時々飛び出してはツグミやカモを狙っていました。
雪にのされたヨシ原に降りていたオオタカ。
ツグミの群れを狙って空振りだったのかな?
なかなか獲物にありつけません。







このオオタカは、9:45ごろからお昼にかけて
このように過ごしていましたが、
13:00頃、ついにカモを仕留めて食べていました。


オオタカのおこぼれを狙うハシブトガラス。

当然、何度もオオタカに威嚇されて追い払われますが、

こちらも必死。すぐに戻ってきて獲物を狙っていました。




17:20頃、マガンが約400羽ねぐら入りしました。
ハクチョウ類は、
コハクチョウが28羽、
オオハクチョウが25羽、
コブハクチョウが4羽
いました。
オオハクチョウは、中海周辺のすべての個体が集まってきた感じですが、
これまで利用していた塒が凍ってしまって引っ越してきたのかな?

明日はさらに寒波が厳しくなる見込みですが、
どんな鳥風景が見られるでしょう。
ネイチャーセンターの水道管が凍らないことを祈ります。

(きりぎりす)