2023年3月18日土曜日

減らないコハクチョウ

そろそろコハクチョウの渡りが終わっているか、と思ったら、今朝もコハクチョウが5羽いました。3/14の夕方以降、コハクチョウの数が減りません。

5羽のうち、幼鳥1羽を連れた3羽親子は、8:02に安来方向へ採食に出かけました。
8:02みとら撮影。









今日もネイチャーセンターのそばをハイイロチュウヒが何度か飛びました。ネイチャーセンター南側のヨシ原の上をゆっくりと飛ぶこともあり、姿がじっくり観察できる機会に恵まれました。

ネイチャーセンター南側を飛ぶ、ハイイロチュウヒのオス幼鳥。
8:40撮影。










ズグロカモメは滞在3日目です。最初に現れた成鳥夏羽に、昨日から第1回冬羽が加わっています。
10:12撮影。
















ツクシガモは相変わらずたくさんいます。今日は25羽確認できました。
500m先のマガン半島先端寄りに群れるツクシガモ。
14:55撮影。



近頃、園内でヒドリガモの姿が目立っています。秋には最も多いカモの一つですが、生殖羽になる頃には少なくなり、ネイチャーセンター前にもあまり寄ってきません。今日は美しい生殖羽のヒドリガモが目の前のカモ島にやってきました。
先にいたキンクロハジロと口げんか?をしているヒドリガモ。
15:38撮影。















ヘラサギは今朝5羽確認できましたが、それ以降は成鳥1羽、茶色の幼鳥1羽しか姿が見えませんでした。今日ネイチャーセンター目の前にやってきてくれたのは、香川さんが去った今、最も美しい個体であるエムちゃんでした。
15:40撮影。
















今日のエムちゃんは、ネイチャーセンターのすぐ下まで接近してくれました。滞在期間が長くなるにつれて、園内の環境に慣れてきたのかな?この調子で、香川さんと同じく今後の水鳥公園の常連さんになってくれたらうれしいです。
16:33撮影。















水鳥公園のヘラサギは、いつもごく小さなものを頻繁に食べています。この写真から読み取れる限りでは、アミエビを食べているようです。
16:30撮影。
















今の時期は、カモの姿が最も美しいです。夕方近くに西日が射すと、ネイチャーセンター前にいるカモの美しさが最大限楽しめます。
眼の後ろの緑色の光沢が美しいコガモのオス。
16:17撮影。


ネイチャーセンター目の前で採食中のカルガモの番い。水鳥公園にとって、冬のカモたちが去った後の主役になる大切な存在です。
17:09撮影。















園内のカモ類中最もスタイルがよく、2020年に実施したカモ総選挙で第1位に選ばれたオナガガモのオス。ネイチャーセンター目の前が、一番お気に入りの居場所です。
17:10撮影。
















このコハクチョウ2羽は、3/15以降ずっと園内に留まっているように見えます。園内で得られる食物だけで栄養が賄えているのかな?
16:34撮影。
















近頃、夕方になると、徐々にネイチャーセンター目の前にコサギが集まり始めます。採食の際に他の個体が近くにいるのを嫌う傾向が強いのですが、この2羽は仲良く並んで採食していました。
17:01撮影。




ネイチャーセンター目の前にねぐら入りしたコサギ。18:30現在、朝と同じ16羽確認できました。朝と夕に同じ数が確認できると、全員無事に帰って来たようでホッとします。
18:30撮影。
















今年の春は異例の早さでコハクチョウの渡りが終わるかと思いましたが、とても呑気な5羽(のうちの2羽)のおかげでまだ姿が見られていて、お客様に喜ばれています。コハクチョウの旅立ちが完了するのはいつになるでしょう?

(きりぎりす)