2018年4月20日金曜日

シギたちが前浜に集まり始めました















今朝、観察ホールのロールカーテンを開けてみると、
目の前の浅瀬(通称、前浜)に、
セイタカシギ、オオソリハシシギ、アオアシシギがいました。
今季はなかなか前浜にシギが来てくれなかったので、ようやくです。

しかし、晴天時の午前中は逆光で観察しづらい!
順光になる午後まで前浜にいてくれたらうれしかったのですが、
ようやく順光になりかけてきたお昼過ぎに、
オオソリハシシギとアオアシシギは、
500m先まで移動してしまいました。残念~。
















一方、セイタカシギは一日中前浜にいてくれるので、
とてもありがたいです。
カメラのファインダー枠にとらえるのが難しいほど
近くを歩いてくれます。
今日はオス2羽メス2羽がいました。


はるか遠くに行ってしまったオオソリハシシギは、
いつのまにかチュウシャクシギ2羽と合流し、
行動を共にしていましたが、
あいかわらず500m先にいます。遠すぎる~!

やがて、この3羽はどこかへ飛び去ってしまいました。
観察をあきらめかけた閉館間際に、
なんと鳴きながら前浜にやってきました!
ようやく、はっきりと姿が観察できました。


























前浜の島に舞い降りたチュウシャクシギ。
今季初認です。
















せっかく目の前にやってきたのですが、
間もなく西へ飛び去ってしまいました。

大きさがよく似ている2種ですが、
飛んでいるシルエットを見ると、
くちばしが下に曲がっているのと
上に反っているのが好対照でした。
















春のシギの基本、ハマシギもやってきました。
数は6羽とまだ控えめ。
今後、数十羽の群れになることを期待しています。

このほかにも、シギ・チドリ類は、
オバシギ1羽、コチドリ1羽、ムナグロ2羽、タシギ4羽以上
がいました。
また、セッカのさえずりが聞こえるようになりました。
次はオオヨシキリですね。
















夕方5時半ごろ、
コノシロをぶら下げたミサゴが上空を通過していきました。
夕方は東方向が順光となり、陽炎もおさまるので、
遠くにいる鳥もネイチャーセンターから鮮明に観察できます。
ミサゴはやや高いところを飛んでいたのですが、
ご覧のとおり、獲物がコノシロだとハッキリ分かるほど
鮮明に観察できました。
夕方の4時~5時半は、最良の観察条件になる時間帯です。

(きりぎりす)