2018年4月28日土曜日
228種類目の鳥が現る!
今日からゴールデンウィークです。
米子水鳥公園ではGW自然観察会の第1弾、
「水鳥公園一周ネイチャーウォーク」を開催しました。
米子水鳥公園の外周およそ2.4kmを2時間かけて歩きながら、
春の生きものをご案内しました。
さわやかな気持ちのよい晴天で、さまざまな生き物が観察できました。
米子水鳥公園の空撮写真で、現在地をご案内中。
「現在地はここです。まだまだ先は長いですよ~」
ネイチャーウォークでは、
ネイチャーセンターからはるか遠くに見える、
ヤナギにとまっているオオタカの若鳥を、
園内で誰よりも近くで観察できました!
このほか、さえずるセッカやカワウの骨、カメの甲羅、カイコの原種のイモムシ(鳥の糞にそっくり!)、甘い臭いが漂うアキグミの花、アスパラガスみたいなトクサ、など、皆さん興味津々で生きもの観察を楽しんでいました。
一方、ネイチャーセンター2階のレンジャーカウンターでは、
「オリジナルバードコールを作ろう!」コーナーがオープン。
5月6日まで、開館時間中いつでも参加できます。
(材料費100円)
今日は週に一度の園内のすべての鳥を数えて記録する日でした。
50種類の鳥が確認されたのですが、
その中には水鳥公園初記録の鳥が含まれています。
米子水鳥公園228種類目の鳥、ギンムクドリです。
(発見者:遠藤理さん 写真提供:理さんのお父さん)
第1発見時は、ネイチャーセンターの目の前にいましたが、
その後移動し、池の南岸の水辺を歩き回っているのが長時間観察できました。
明日も現れるといいですね。
ギンムクドリの第1発見者の小学生が、
自分で作ったオリジナルバードコールにギンムクドリの絵を描きました。
人生初認の鳥のイラストが描かれたバードコールは、
一生モノのお宝になるのではないでしょうか。
とってもステキです。
ネイチャーセンター左手に見えるドーナツ島では、
トビがオオバンの死体を見つけて食べていました。
そこへ、ハシブトガラス1羽が乱入し、獲物の争奪戦となりました。
いつもはハシブトガラスがトビを追い掛け回す展開になるのですが、
今回はトビが猛然とハシブトガラスを追尾。
おそらく、トビのほうがハシブトガラスよりもおなかがすいていたのでしょう。
トビは気弱な印象がありますが、本気を出せば強いんです。
夕方、ネイチャーセンター前の小島に舞い降りたハマシギ。
ほぼ夏羽に換羽していて、美しいです。
今日見られた鳥:
コハクチョウ(飛べない個体)、コブハクチョウ、キジ、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ミコアイサ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、クイナ、バン、オオバン、タシギ、ハマシギ、ミサゴ、トビ、オオタカ、カワセミ、モズ、ヒヨドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ツグミ、スズメ、セイタカシギ、セッカ、オオヨシキリ、ヒバリ、コゲラ(水鳥公園では超レア!)、トウネン、イソヒヨドリ、タカブシギ、ソリハシシギ、アマツバメ、コシアカツバメ、ツバメ、ギンムクドリ(初記録)、ホオジロ、アオジ、シロハラ 以上、50種類(これとは別に、マガモ×カルガモもいました)
明日は、GW自然観察会第2弾「クズの蔓を使って運動会!!」を開催します。
お天気が良い日に、自然の中で楽しく遊びたい親子に特におススメの企画です。
そして、今日以上に面白い鳥にも出会える、かも?
(きりぎりす)