2020年6月3日水曜日

閉館間際に鳥が動いた!

今日は、あきれるほど鳥が少ない日でした。

いつもならば、朝は前浜に鳥がいなくても、
お昼過ぎ頃から少しずつカモやサギが集まってきて
それなりに賑わうのですが、
今日は鳥の姿を見つけることが困難なほどでした。
人気者だったホウロクシギも、
月曜日までは居ましたが、今日は現れませんでした。

そんな中でも、オオヨシキリたちはいつもどおりでした。
足環付きのオスは、今日もお気に入りの枝先で
元気よくさえずっていました。
初めて足環の番号が最後の1桁だけ「9」と読めました。
見えない文字はまだ7桁あります。解読の道は遠し!














とっても頼りないカイツブリの巣。
日曜日のやや強めの風の影響で、
4個あった卵が2個に減っていました。
今日は卵を丸出しのまま巣を空けてばかりいたので、
もうこの巣はあきらめたのかと思ったら、
夕方に巣材の補充をする親鳥がいました。
まだ望みを捨てていないようです。
















閉館時間の17:30頃、
ネイチャーセンター正面のヨシが茂る小島に、
白っぽいチュウヒが飛び込んだ後、
右手遠くの岸辺に降りました。
羽毛の退色が著しく、かなり白っぽい個体でした。















すると、間もなくハシブトガラスが2羽スクランブル。
このチュウヒを追い立てました。














追い立てられているチュウヒが
ネイチャーセンターの近くを飛んだ際に、
チュウヒの両脚に足環が見えました。

残念ながら撮影画像を拡大しても文字は読めませんでしたが、
右脚に黒いリングがついていたので、
一昨年から水鳥公園周辺でよく確認されている「U4」ではないか、
と思います。


チュウヒを追い払って戻ってきた
ハシブトガラスのつがい。
写真右上の松に、先日巣立った個体と思われる
幼鳥がいます。
ただいま園内で、両親からサバイバル講習を
受けている最中です。
















今日は、カルガモの親子は2組見られました。

新顔のヒナ2羽の親子。
生後1週間以内と思われる、とても幼いヒナです。














もう一組は、常連のヒナ6羽の親子。
生後3週間目を過ぎたくらいと思われ、
かなり大きくなっています。
まだかわいいですが、ヒナの成長は早く、
あっというまに「ヒナ」から「カモ」に
仕上がってしまいます。
ヒナがかわいい期間はとても短いです。















野鳥観察には厳しい一日でしたが、
閉館間際に動きがあり、楽しめました。
こう少し、新たなカルガモの親子が現れると嬉しいのですが…。

(きりぎりす)