2024年2月24日土曜日

夕方に輝いた鳥たち

昼間はコハクチョウの姿が見られませんでしたが、このとおり早朝にはネイチャーセンター前に群れていました。6:52みとら撮影。















早朝にしかいない常連のヘラサギ若鳥。6:52みとら撮影。















最後のコハクチョウ親子が南部町に向かって飛び立つと、いつもいるコブハクチョウの若鳥も後を追いました(右下)。8:34撮影。















以前のように一緒に田んぼに向かうのかと期待しましたが、結局コブハクチョウは引き返してきました。


その直後に「ガガガガッ」と鳴きながらハイイロガンが飛び立ちました。どうするつもりなのか注目しましたが、100mちょっと飛んですぐに着水しました。相変わらず運動量が極端に少ないハイイロガン。この先、春の旅立ちの計画はどう考えているのかな?8:35撮影。















300m先にミコアイサのオスが群れていました。今日はオスだけで8羽もいて、かなり多い方です。8:37撮影。















シギ島に降りてきたズグロカモメ。2羽とも健在でした。8:38撮影。















カモ島の前で水浴びしているソリハシセイタカシギ(アボセット)と、歩み寄ってきてそれを見つめるセイタカシギ。16:20撮影。















アボセットを見習ってか、セイタカシギも隣で水浴びを始めました。16:22撮影。
















2羽で仲良く羽繕い。16:23撮影。















昨日までと比べると、今日は目の前にミコアイサがあまり寄ってきませんでした。夕方になってからようやく寄ってきました。16:41撮影。















これまで、ミコアイサのオスが寄ってくるときは、いつも暗くて条件が悪いときばかりでした。しかし今日の夕方は西日が射し、比較的高条件でした。
眼にキャッチライトが入り、さらには後頭部の黒い羽毛に緑色の光沢が見えました。これはなかなか見られません。17:21撮影。















今日寄ってきたのは、オスとメス各1羽ずつでした。17:21撮影。
















まだ明るいうちに、南部町方向からコハクチョウが帰ってきました。あれ、ガン類も3羽まじっている!16:49撮影。















続々と園内に降りてきたコハクチョウ。16:50撮影。















コハクチョウと一緒に飛来したガン類は、ヒシクイの親子でした。ヒシクイも南部町の田んぼで採食していたようです。16:51撮影。















約500m先に降りたコハクチョウたち。その後マガン半島の岸辺に集まりました。16:52撮影。















なかなか本来の美しさが写真に写せないツクシガモ。夕方にちょっと陽が射して、眼にキャッチライトが入り、黒い頭の緑色の光沢が現れました。ミコアイサも同様ですが、眼の周囲が黒い鳥は、キャッチライトが入らないと目がどこになるのか分からず、生き生きと写りません。17:10撮影。















これまた、なかなか良い色で写らないツクシガモの翼鏡。夕方にネイチャーセンターの正面にいて、かつ西日が射す中で翼を広げてくれないと輝きません。今日はその貴重な機会でした。17:13撮影。




冷たい北東の風がやや強く、暗い曇天の一日でしたが、午後からは時々陽が射すようになり、目の前にいた鳥がいつもよりも美しく輝いて見えました。

(きりぎりす)