水鳥公園では13年ぶり2度目の登場。
10年に1度しか見られない、とっても珍しい鳥です。
東アジアで生まれた個体が、
東南アジアを目指して越冬の旅をしている最中、
この度の爆弾低気圧の暴風に巻き込まれ、
東に流されて海を越え、水鳥公園に迷い込んできたのではないか、
と想像しています。
第1発見時の様子。朝7:56頃でした。
ネイチャーセンターから約500m先の島を歩くサギの影が見えました。
妙に首が細長く、短めの足。赤褐色の体。
「あ、ムラサキサギがいる!」
しかし、間もなく飛び立ち、
ヨシ原の中に飛び込んで姿を消しました。
今日は小学校の来館予約が3件入っているので、
その対応の後、保護区内の奥に探しに行こうか、と思っていたら…。
何と、小学生のご案内の最中に前浜に出現しました。
その時に遠足に来ていた小学生の皆さんはラッキーでした。
昨日、せっかく舞い降りてきたVIB(Very Important Bird)を、
降りてからわずか数分後に追い払うという暴挙に出たコブハクチョウですが、
ムラサキサギの横は素通りしました。
大きなカモ類だけが威嚇対象なのかな?
前回現れた時は、2002年5月10日~5月30日まで滞在しましたが、
一日あたりの出現時間は1分あるかないか、
というサービスの悪さでした。
しかし今回は、ネイチャーセンターからバッチリ撮影可能なところに
やって来てくれました。
お昼頃から閉館後にかけて、
ネイチャーセンター左手のドーナツ型の島を歩き回り、
ひたすらチチブを食べまくっていました。
ものすごい食欲です。
常にヨシの茂みに紛れがちで、いまいち絵になりませんでしたが、
夕方には一瞬だけ飛翔シーンを見せてくれました。
さて、このムラサキサギはいつまで居てくれるでしょう。
今日は獲物をたくさん食べることができたので、
水鳥公園を気に入ってくれたのではないかと期待しています。
今週末いっぱいまで居てくれたらいいですね。
(きりぎりす)
ムラサギサギの動画