藤前干潟は、2003年にラムサール条約に登録されています。
しかし、市民がごみを分類・有料化して減量させれば、埋め立てずにすむのでは?
という意見を受け、埋め立てが回避されました。
大都市では不可能と言われていたゴミの分別収集の先鞭となったことは、
社会的にインパクトの大きいものでした。
そんな歴史のある藤前干潟ですが、
皮肉にも現在藤前干潟の海岸はゴミに覆われています。
大都市で大量に消費されるプラスチックごみが藤前干潟に流れ込んでくるのです。
今回、一緒に参加した子供達と一緒にゴミを拾いをしましたが、中海・宍道湖より多いねとみんなびっくりしていました。
環境問題は、社会の発展と共に新たな問題が生まれてきます。現在は、この様に海洋に流れていくマイクロプラスチックが大きな問題になっています。
しかし、一人一人の力は小さいかもしれませんが、問題の解決に多くの人々の力で取り組む藤前干潟での活動に子供達も影響を受けてくれたらなと考えています。