2017年3月12日日曜日

時が止まっているかのようでした
















今日も昨日と同様に、
コハクチョウ、ヘラサギ、大山雪景色が
セットで一望できました。
しかし、日中居残ったコハクチョウの数はずっと少なく、
オオハクチョウやヒシクイの姿はありません。
今朝のコハクチョウの数は205羽でした。
北帰行が期待されましたが、
今朝飛んだ群れはすべて安来方向へ飛び去りました。

今日は、ヘラサギが一日中ネイチャーセンター正面にいました。
しかし、16:30頃まで、全く動きませんでした。
今日のライブ映像をご覧ください。
写真中央左端の島にいる白い鳥がヘラサギなのですが、
6:00~16:00の間、時が止まっているかのように変化がありません。















16:30頃、ようやく動き出したと思ったら、活動したのは10分程度。
再び眠ってしまい、閉館時間となりました。
















ネイチャーセンターの目の前で水草掘りをするコハクチョウと、
そのおこぼれを狙うマガモの番い。
ほのぼのとしたこの日常光景が見られるのもあと少しかと思うと、
寂しいです。
















16:45頃から、コハクチョウたちが安来方向から帰ってきはじめました。
その後もパラパラとねぐら入りが続きましたが、
数は少なく、昨日のような騒がしさはありません。
暗くなってからも帰ってくる群れはほとんどなく、
ねぐら入りしたのは100羽以下と思われます。

コハクチョウが落ち着いているので、今晩旅立つものは少なそうですが、
あと数日ですべて旅立ってしまうかもしれません。
















閉館後、再び活動を始めたヘラサギが、
枯れヨシの茎に興味を持って、くちばしで何度も拾っていました。
巣作り衝動の高まりと思われるこの行動は、
ヘラサギ類やカワウでよく見られます。


今日もまあまあ良い風景でしたが、
冬鳥との別れが近いことを感じる一日でした。

(きりぎりす)