2021年4月17日土曜日

今日はサギの日でした!

今朝のコハクチョウ「吉田さん」。

8:23現在、まだ相方のコブハクチョウ「てっちゃん」はいません。今日はいつやってくるかな?











今朝、園内の風景を見て驚いたのは、サギがとてもたくさんいたことです。右手に見える小さな池に群れるダイサギとアオサギ。こんなに集まるのは珍しいです。











桟橋からみて正面右手の岸辺に群れるダイサギ。よく見るとチュウサギも混じっていました。今季初認です。











東方向からコサギの群れもやってきました。みんな目先にピンクの婚姻色が現れていました。










ネイチャーセンター目の前にとまったコサギ。普段は黄色い目先とあしゆびがピンク色に染まって美しいです。婚姻色が現れているコサギを見る機会は少なく、貴重です。










ハマシギもたくさんいました。











13:30頃、常連のKさんが、正門付近の茂みででソウシチョウの群れが騒いでいたと教えて下さいました。早速カメラを持って急いで現場へ向かいましたが、現場に到着した時はすでに群れの気配はなく、通り過ぎた後でした。がっかりしてネイチャーセンターへ引き返していると、天皇皇后陛下お手播きのヤマザクラ周辺でソウシチョウの群れと遭遇しました。正門からここへ移動していたようです。

茂みの中のあちらこちらでソウシチョウの影が縦横無尽に動き回っているのが見えますが、なかなか茂みの外に出てきません。昨日のウグイス観察と同じような状況です。次々と移動していく群れの後を追って、ようやくその姿を捉えることができました。

これがソウシチョウです。一昔前まではペットショップの小鳥コーナーで販売されていましたが、今日では大山周辺をはじめとしてあちらこちらで姿が見られるようになった鳥です。中国原産の外来生物ですが、恐るべきスピードで野生化して拡散したため、環境省の特定外来生物に指定されています。何羽いるのか注目してみると、35羽くらいいました。こんなに多数のソウシチョウが現れたのは初めてです。










約10年前から園内で時々確認されていましたが、茂みからほとんど姿を見せないので、これまで写真撮影はできていませんでした。今回ようやく園内のソウシチョウが撮影できました。いつも貴重な鳥情報を提供してくださるKさんに感謝致します。











さらに、ズグロカモメも現れました。いつもならば2月から3月頃に現れるのですが、今年は姿を見ないまま春本番になりました。予想外の遅い登場でした。











桟橋向かいの岸辺に舞い降りたズグロカモメ。そのお隣では、夏羽のツルシギが脚で頭を掻いています。昨日、今日とツルシギは夏羽1羽しか姿が見えませんでした。









今日は風が強くて雨が降る悪天候でしたが、かなり鳥たちが活発に動いていました。この春で最も野鳥の渡りを実感できた日でした。


その一方で、お昼を過ぎても「てっちゃん」が現れません。

今日は「てっちゃん」が吉田さんに会いに来る予定日でしたが、ついに夕方になっても現れませんでした。この春は必ず1日おきに逢いに来ており、そのリズムが崩れたのは初めてです。明日こそ、会いに来てくれるでしょうか。

眠る吉田さん。












(きりぎりす)