2009年12月31日木曜日

吹雪の大晦日!

2009年を締めくくる今日は、猛烈な吹雪の一日となりました。

視界不良で野鳥観察どころではありません!でも、こんな中でも来館してくださるお客様がいらっしゃいまして感激です。







雪が積もったオナガガモ。猛烈な吹雪の中、コハクチョウやオナガガモたちは風当たりの弱い場所を求めて、右往左往していました。







吹雪の合間の風景。雪化粧の水鳥公園はとっても貴重です。





 
  
 
 
●今日の鳥 2009年12月31日
・コハクチョウ 27羽(7:40現在) 夕方、アメリカコハクチョウ1羽と発信機付きが飛来!
・マガン 470羽くらい
・ツクシガモ 4羽
・オオタカ 若鳥1羽 どさくさ紛れにカモを襲う!
・ハヤブサ 若鳥1羽
ノスリ 1羽
・チュウヒ 3羽
・ユリカモメ 21羽
ハジロカイツブリ8羽
など。水鳥3000羽くらい。
海ガモが少なくて寂しい一日でした。
   
さて、明日から2010年が始まります。
元旦は、朝7時から初日の出コハクチョウ観察会を催します。
(天気予報はかなり厳しいですが…)
    
 
来年も、米子水鳥公園をどうぞよろしくお願い申し上げます。
みなさま、どうぞよいお年をお迎え下さい。

2009年12月28日月曜日

お正月は、天気が悪くても大丈夫?米子水鳥公園へ


米子水鳥公園は、
年末年始は、12月29日(火)休館以外は、
12月30日~1月4日まで毎日開館しています。
 
元旦~3日までは、特別にドングリこままわし大会です。
 ドングリゴマを作って、まわった時間をあらそっていただきます。
参加のかたには、寅年にちなんで「松竹梅、寅な鳥のカンバッチ」を差し上げます。左からタイガースワン,トラフズク,トラツグミ
皆さん、ふるってご参加下さい。

2009年12月27日日曜日

コハクチョウがなぜか一日園内にいる米子水鳥公園

sIMG_0779.JPG.jpeg今年のハクチョウの飛来状況は、ややいつもの年と違います。

 なぜが、昼間は餌を食べに公園の外にいくコハクチョウが一日園内にいます。

今日は、ネイチャーセンターのまえで一日何やら餌を食べていました。

自然は、毎年同じようで、少しづつ違います。来年はどんな鳥たちに会えるでしょうか。



情報:マガンも、米子水鳥公園でネグラを継続しています。今日は、16:30に620羽が帰ってきました。ツクシガモ3羽も健在です。

オオタカ・ノスリ・チュウヒも毎日見られています。



年始・年末は、12月29日閉館

  30・31日元旦・1日ー3日(8:00-17:00) 開館予定です。

皆さん、お待ちしております。


2009年12月26日土曜日

カエル工房in米子水鳥公園(展示)始まる!!

本日より、カエル工房の作品展示会が始まりました。本物そっくりの生き物レプリカにびっくり!
2010年2月27日まで展示しています。
カエルの作り方に興味津々。










いまにも飛びついてきそうなイシカワガエル。










かわいいウミウシたちも必見ですよ!










カタツムリも生きているみたいです。
カエル工房さんは、素材の特性を活かして、透明感があるものやヌメヌメした生き物たちの製作がお得意です。








プロの職人によって息を吹き込まれた、ウレタン樹脂製の生き物たち。この質感は、現物をご覧頂いたときにはじめて感じることができます。

ちなみに、フェザーカービング展は、1月8日(金)まで

一緒にご覧になれば、お徳かもしれません・・・

2009年12月23日水曜日

クッチャロ湖からのお客さん

今朝、水鳥公園には70羽のコハクチョウがいました。その中に、緑色の首輪をつけた個体がいました。

1997年に、水鳥公園で「105Y」と刻印された緑色の首輪をコハクチョウにつけて放した後、2006年冬まで水鳥公園に帰ってきていました。そのため、「105Y復活か?」と思いながらよく見ると、「175Y」と刻印されていて、さらには発信機が付いていました。105Yとは別個体でしたが、あなたはどこから来たの?




調べた結果、この個体は、今年の11月2日に北海道のクッチャロ湖で発信機を付けられた個体だという事が分かりました。日本のハクチョウの玄関口であるクッチャロ湖と中海とは、やはり繋がっているのでした。

この発信機には、ソーラーパネルが付けられています。
この後、繁殖地へ渡る道筋や、繁殖地がどこなのか、発信機の電波が順調に追跡できたら興味深いですね。

2009年12月20日日曜日

季節外れの鳥

今日も、雪が降ったりやんだりの寒い一日です。
そんな中、季節外れの鳥が現れて驚きました。

セイタカシギです。 3羽いました。
普通は春と秋に飛来する旅鳥なのですが、冬の真っ只中にやってきたのは過去に記憶がありません。








この寒波が来てから、ユリカモメがたくさんやってくるようになりました。



2009年12月19日土曜日

鳥情報2009.12.19

 本日は、大変な寒波ですが皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

 米子水鳥公園では、コハクチョウ・マガン・ツクシガモ・オナガガモ・キンクロハジロ・オオタカ・ハヤブサ・ハイイロチュウヒ・チュウヒ・ノスリ・ハイタカなどが観察されています。

 マガンは、520羽 7:20amごろに飛び立ち  17:00 ごろに帰ってきました。

雪の中のツクシガモ。毎日3羽がネイチャーセンター目の前をウロウロしています。






逆立ちしながら泳ぐハシビロガモたち。

2009年12月14日月曜日

子どもラムサールクラブ「水鳥の絵を描こう!」

毎月活動している子どもラムサールクラブ。今月のテーマは、「お気に入りの水鳥の絵を描こう!」でした。



CIMG7701s.jpgはじめに、鳥を具体的に観察する練習をしました。水鳥の絵を1分間見てもらった後、水鳥の絵をばらばらにしたパズルを組み立てて覚えた鳥を復元する、というアクティビティーです。









CIMG7713s.jpgその後、ネイチャーセンターで望遠鏡を覗きながら好きな鳥の絵を描きました。午前中は下絵の完成が目標です。



























CIMG7731s.jpgお昼ごはんの後は、絵の具で色をつけて絵を仕上げました。仕上がった作品は、今年度の絵画コンクールに出品していただきました。













みんな熱心に、自分のお気に入りの鳥の絵を上手に描いてくれました。


ラムサールクラブの子が描いた作品の中から、絵画コンクールの入賞作品が選ばれると嬉しいです。



今年も、米子水鳥公園絵画コンクールを開催します。


詳細は後日お知らせいたしますが、四つ切画用紙に好きな野鳥の絵を描いて、来年1月中旬ごろまでにご応募下さい。応募対象は、小学生です。


作品の裏には、題名、学校名、学年、名前を忘れずに書いてくださいね。



2009年12月9日水曜日

今日はカモがいっぱいでした!

今日は、一日中どんよりとした曇り空でした。でも、園内のつばさ池は水鳥で大賑わいでした。8000~9000羽の大群は、今シーズン最多規模です。


風景の一部を拡大。
まさにカモだらけ。スズガモとキンクロハジロが大半で、オナガガモ、ホシハジロ、マガモなどが次いで多かったです。


今観察できる珍しい鳥はこれ!ツクシガモです。ネイチャーセンターの近くの水面を、忙しく逆立ちしながら泳ぎ回っています。


今日は朝よりも昼間のほうがコハクチョウが多かったです。8時ごろは50羽だったのに、15:45には67羽になっていました。ネイチャーセンターからみて左の岸辺で盛んに逆立ちをしていました。ここにはまだ食べられていない水草があるのかな?




●今日の鳥(2009年12月9日)
・コハクチョウ 65羽
・マガン 500羽くらい
・ヒシクイ 1羽
・ツクシガモ 3羽
・ヨシガモ 1羽
・オオタカ 1羽成鳥
・ハヤブサ 1羽 獲物を食べていた
つばさ池の水鳥 合計8000~9000羽!

おまけ
・アカミミガメ 3匹 まだ冬眠せず甲羅干し。実は在来カメより耐寒性強い?

2009年11月30日月曜日

クロツラヘラサギがいなくなった!

 初飛来以降、皆様に親しまれていたクロツラヘラサギが、今日一日姿を見せませんでした。

先のブログで心配していたとおりになってしまいました。

http://nakaumi.blogspot.com/2009/11/blog-post_27.html



これは一時的な外出の可能性もあり、また戻ってくるのかもしれませんが、姿が見えなくなってしまうと心配です。



BIMGP2816.jpg早朝(6:45) の米子水鳥公園  



今日の鳥(2009年11月29日)

・コハクチョウ 179羽 今季最多数更新!今季は15:30ごろから帰ってきます。

・マガン 493羽 寒かったけれどお昼寝にきました!

・セグロカモメ1羽 毎年冬に1羽だけ居つきます。

・カワセミ 1羽

など。

今日の水鳥総数 約3000羽 ちょっと少なめ!



dIMGP2849.jpg













コハクチョウが帰ってきた。(16:00)


2009年11月29日日曜日

子ども自由研究発表会を開催

今日は、米子市内の小学生の自然科学に関する研究発表会を開催しました。研究ポスターをスクリーンに拡大投影して発表者が研究内容を説明し、ポスターの原本は会場の両側の壁面に掲示しました。





10名の小学生が、研究内容を発表。みんな堂々とした発表で、集まった大人たちは感心しっぱなしでした。大人からの質問にもはきはきと答え、分からないことはきちんと「わかりません」と答えていました。




子ども達の理科離れがささやかれる昨今ですが、このような子達に出会うと、まだまだ捨てたものじゃないな!と励まさせる思いがしました。

★今日発表された研究の題名
・オオヨシキリお子育てに必要な面積は?
・ありのすのかんさつ
・昔の中海はどんなかんきょうだったのか?
・水鳥公園の生き物調べ
・くもの巣はどうやってできるのか
・ヒメボタル調べ
・くず野菜の研究
・天気予報はどうやってするの?
・自然に還るプラスチック
・中海の水質

未来の自然科学者たちに拍手!

2009年11月28日土曜日

クロツラヘラサギが食べているもの

最近、クロツラヘラサギが時々ネイチャーセンターのすぐそばで食事するようになり、お客様に喜ばれています。



しかし、クロツラヘラサギが盛んに捕らえて食べているものは何なのか。いくら望遠鏡で見ていても分かりません。「う~、気になる!」



ということで、写真にとって調べてみました。



_MG_5682_.JPG.jpeg写真1

















_MG_5704_.JPG.jpeg写真2































クロツラへラサギのくちばしの間に踊っているものを拡大してよく見てみた結果、いずれもスジエビのようでした。写真1、写真2以外の画像にも、スジエビと思われる小動物が写っていました。確かに、この時期に園内の池をタモ網ですくってみると、スジエビばかり捕れます。

 

結論:水鳥公園のクロツラヘラサギがよく食べているものは、スジエビである。



今日、クロツラヘラサギは一日中盛んに食事をしていました。観察している立場としては楽しいのですが、喜んでばかりはいられません。なぜなら、クロツラヘラサギが姿を消す前には、一日中獲物探しをしている様子がよく見られるからです。食べ物が不足してくると、より食べ物の豊富な場所へと引っ越してしまうのではないか、と思うのです。



クロツラヘラサギに会いたい方は、お早めに水鳥公園にお越しいただいたほうがよいかもしれません。



●今日の鳥(2009年11月27日)

・コハクチョウ 156羽 今季最多数!

・オオハクチョウ 1羽 はるか遠くでマイペース!

・マガン 約500羽  中海のマガンを観るなら昼間の水鳥公園へ!

・ヒシクイ 1羽 警戒心弱すぎ!

・クロツラヘラサギ 1羽 スジエビ大好き!

・ハヤブサ 1羽 何かをお腹いっぱい食べてハト胸になっていた!

・ノスリ 1羽 ハヤブサの食べ残しを食べてハト胸になっていた!

今日の水鳥総数 約6000羽


2009年11月26日木曜日

あたたかいので…

ネイチャーセンターから見て、園内の池の突き当たりに浮かぶ枕木。
距離およそ800m。
枕木の上には、何かがずらりと並んでいる様子。





拡大。
何と、カメさんが並んで甲羅干し中~♪
もうすぐ12月だというのに、日中は上着が要らない暖かさ。カメたちはまだ冬眠せず、元気に活動しています。





それにしても気になるのは、カメの種類です。

並んでいるカメは、全て外来種のミシシッピアカミミガメです。
時々、真冬なのにカメがいる、というニュースを見かけますが、
それらも全てミシシッピアカミミガメ。
日本在来のカメはどこへ行ってしまったのか。

カメの甲羅干し風景はのどかですが、
外来種に占拠されてしまっている光景はなんだか恐ろしいです。

台湾からのお客様 クロツラヘラサギ?

米子水鳥公園に、台湾から観光のお客様がいらっしゃいました。
 クロツラヘラサギが飛来中でしたのでご紹介したところ、大変な大盛り上がりです。台湾は、世界で最もたくさんのクロツラヘラサギが越冬する場所で、クロツラヘラサギは、日本のトキのような扱いのようです。
 若い人からお年寄りまで、皆さんこの鳥をご存知でした。今、米子水鳥公園飛来中のクロツラヘラサギは、台湾に行ったことがあるかもしれません。台湾からのお客様と不思議な縁を感じました。
 
また、当館自慢のロシア生まれのクロツラヘラサギの標本http://nakaumi.blogspot.com/2008/04/blog-post.htmlをご案内したところとても熱心に聞いていただきました。

鳥の羽根のブローチできました!!

先日お約束していた鳥の羽根のブローチ(フェザーカービング)
が完成しましたのでアップします!
参加者12名中、10名の方が完成しました。
親子連れも方も多く、満足出来る作品に仕上がった様子でした。
写真は親子連れの完成時の記念写真です。

                                                                  
ちなみにこちらが参加者の完成作品です。
上から、チョウゲンボウ・カケス・カケス・コガモの羽です。
予想以上の出来にびっくり(・<>・)!!
来年も企画していますので、興味のある方は是非ご参加を!!

2009年11月25日水曜日

オオハクチョウが4羽!

今日は、予報どおり暖かな晴天に恵まれました。大山山頂の雪は、かなり溶けてしまっています。







今日のような暖かい晴天の日は、コハクチョウ、マガンともに日中いっぱい観察できます。今日はマガンがかなり近くに集まり、いつもよりも姿がはっきり観察できました。






例年、昼間はハクチョウがいないことが多いのですが、今季は一日中コハクチョウが数十羽います。マガンも昼寝に戻ってきたら夕食に出かけず、そのまま塒入りしてしまいます。暖かい日が多いからかな?

クロツラヘラサギは、コハクチョウやコサギたちと一緒にお昼寝するのが日課になっています。今年新たに作った砂浜が水鳥たちに大人気です。






今日、オオハクチョウが新たに3羽飛来し、元々いた1羽と合わせて計4羽が水鳥公園にいました。中海・宍道湖ではオオハクチョウは珍しく、コハクチョウ1000羽に対してオオハクチョウ2~3羽程度しかいません。しかし、午後には姿が見えなくなりました。
●今日の鳥(2009年11月25日)
・コハクチョウ 90羽 
・オオハクチョウ 4羽 すべて成鳥!
・マガン 510羽
・ヒシクイ 1羽 久しぶり!
・コサギ 27羽 最近妙に多い!
・クロツラヘラサギ 1羽 健在!
・ハイイロチュウヒ 1羽 ♀タイプ
・オオタカ 1羽 幼鳥。今日は存在感が薄かった!
今日の水鳥およそ8000羽 今季最多レベルの賑わいでした!
●おまけ
・アカミミガメ16匹 甲羅干し。まだ冬眠せず。
・ヌートリア 2+頭 意外と人気者。 

2009年11月21日土曜日

レンジャー日記「2009年11月21日」

今朝は、コハクチョウが109羽いました。日が昇ると、コハクチョウ達はネイチャーセンター前に集まってきました。






今日は、朝7時から米子市子どもエコクラブの水鳥観察会がありました。ちょうど目の前にコハクチョウが集まっていたので、コハクチョウの行動に注目していただきました。




クロツラヘラサギは今日も健在です。いつもネイチャーセンターから500mくらい離れた島の岸辺にいるのですが、夕方に100mくらいまで接近してくれました。ネイチャーセンターの目の前にも、ほんのつかの間でしたが降りてくれたこともありました。



●今日の鳥(2009年11月21日)
・コハクチョウ 109羽
・オオハクチョウ 1羽
・マガン 369+羽
・カワウ 280羽
・キンクロハジロ 3060羽
・オナガガモ 1220羽
・スズガモ 687羽
・ホシハジロ 594羽
・オオタカ 2羽(成鳥&若鳥)
・ハイイロチュウヒ 1羽(♀タイプ)
・チュウヒ 1羽
・ハイタカ 1羽
・ノスリ 1羽
・ミサゴ 1羽
・ハヤブサ 1羽
・ユリカモメ 1羽
・カワセミ 1羽
・ハシボソガラス 28羽
・ハシブトガラス 21羽
・アオアシシギ 1羽
・トウネン 1羽
・ウミアイサ 1羽(♀)
・トビ 2羽

2009年11月20日金曜日

鳥情報 2009.11.20

 本日は、コハクチョウが60羽、クロツラヘラサギ(1)が園内に1日滞在していました。
マガン(400-500)も昼ごろに公園に戻ってきてからは、日没まで滞在していました。
 
 今日は、特別なお客さんとして韓国からの環境視察団の方々が来られました。
施設の施工や管理など一生懸命勉強されていかれました。

国際ソロプチミストスワン米子より、バードボイスペンセット寄贈!

米子水鳥公園では、ソロプチミストスワン米子さんの定例読み聞かせ会がありました。今回は、カモメ幼稚園の皆さんです。
また今日は、読み聞かせ会だけでなく、バードボイスペンセットの寄贈も受けました。

これは、図鑑をペンでタッチすると鳴き声が聞こえるというものです。
さっそく、館内で使えるようにしました。ご来館の際はお試しください。

2009年11月19日木曜日

レンジャー日記「2009年11月19日」

今日は終日曇り空かと思っていましたが、意外と青空が見えて日差しもあり、風もなく穏やかな一日でした。コハクチョウも終日園内でのんびり過ごし、マガンもお昼寝にやってきてくれました。
クロツラヘラサギの報道の効果で、ニュースを見た野鳥ファンの方が時々いらっしゃいました。


観察ホールの前浜には、一日中カモの群れがいて、コハクチョウも数羽がお昼寝していました。
背景の雪化粧をした大山がとってもビューティホ~♪ 特に、午後は大山にかかっていた雲がとれて、西日に照らされて素晴らしい風景でした。


お昼ごろ、地元の小学生が社会科見学で来館。野鳥観察ゲーム「鳥ビンゴ」と展示室を見学して回答する「展示クイズ」を体験していただきました。






ネイチャーセンター正面には、珍しいお客さんが2羽ウロウロしていました。ウミアイサのメスです。中海には時々いますが、園内に入ってくるのは珍しく、近距離で観察できるのも珍しいです。盛んに手作り島の廻りや杭が立ち並ぶところを探っていて、小魚捕りに忙しそうでした。





●今日の鳥 (2009年11月19日)
・コハクチョウ 80羽 昼間でも意外とたくさん園内にいました!
・オオハクチョウ 1羽 外出しません。
・マガン 約300羽 何回も小分けにして飛来!
・クロツラヘラサギ 1羽 今日も健在。でも、終日遠くにいました。
・オオタカ 1羽 お気に入りの場所で獲物探し。
・ノスリ 1羽 遠くの木に止まっていた。
・ハイイロチュウヒ 1羽 虹彩が暗く小柄なので幼鳥♂かも!
・タゲリ 1羽 上空を通過。コミミズクかと思った!
・トモエガモ 24羽 ともえ模様がきれいでした!
・ハシボソガラス&ハシブトガラス 合わせて約90羽 異様に群れる!
・今日の水鳥 合計約4000羽。

2009年11月18日水曜日

期待どおりにヤツが来た!

もうそろそろ来るかな~♪と首を長~くして待っていたら、今日待望の「ヤツ」がやってきました!

クロツラヘラサギです!
毎年11月頃にやってくる世界的希少種。1羽ずつしか来たことがありませんが、2002年以降は毎年姿を見せてくれています。しかし遠い!一番近くでも250m先にいます。報道発表用に、デジスコで証拠写真を撮影。




撮影から戻り、報道発表の準備中に、なんとクロツラがネイチャーセンターの目の前に飛来。 報道各社に鮮明な画像を提供できる絶好のチャンス到来!

「これはデジスコには近すぎる。よし!一眼デジカメ+500mmで撮影だ!!」

ところが、

「あ゛!一眼デジカメも500mmもない!!」

カワウ調査のため、同僚に一眼デジカメを持ち出されていたのでした。

仕方ないので至近距離でデジスコで撮影。最低倍率でも枠に収まらない!







「ん?」 とこちらを向いたクロツラ君。

純白の翼と、真っ黒で洗濯板のようにデコボコしたくちばし。今年のクロツラは成鳥です。水鳥公園に飛来するクロツラは殆んどが若鳥なので、とても珍しいです。





それにしてもユニークな顔。クロツラヘラサギは、水鳥公園に飛来する野鳥中、希少性と変顔の二冠王です。

この個体は放浪癖があるようで、時々遠くへ飛び去ってしまいます。ぜひ水鳥公園で落ち着いてもらって、長期間滞在してくれたら嬉しいですね。

●今日の鳥 2009年11月18日(水)
・クロツラヘラサギ1羽(今年も順調に飛来。ヘラサギも来ないかな♪)
・コハクチョウ 65羽(もっとたくさんいるはず)
・オオハクチョウ1羽(一日中います)
・マガン約300羽(寒い日はお昼寝に帰ってきません)
・ハシビロガモ(潜水採餌しまくり!)
・ミコアイサ(急増!オスはまだパンダになってません)
・ハシブトガラス&ハシボソガラス 合計約20羽(みんなで集まって何をしているの?)
・オオタカ2羽(成鳥と若鳥)
・ハイイロチュウヒ♀1(ネイチャーセンター周辺をよく飛んでくれました)
・カワセミ2羽(♂と♀の若鳥同士が追いかけっこ)
・ホオジロガモ♀1(今季初認!)
・その他カモ類 約3000羽強!

清里ミーティング2009に参加、発表してきました!

  当財団は、環境教育の関係者が全国から集う大規模なイベント「清里ミーティング」に毎年参加しています。
 今年も指導員(私)が鳥取県から1人、山梨県の清里に行って、財団の環境教育活動について発表してきました。

今回のテーマは、「生物多様性」。なぜ、生物多様性が必要なのか?自然保護と生物多様性の保護って何がちがうのか?、そもそも、生物多様性って何だ?などなど、全国から集まった熱い人たち200名と語ってきました。





私は、15分のスライドプレゼンテーションで、子どもたちに人気の貝殻掘りプログラムについて発表し、展示ブースでは米子水鳥公園の自然体験プログラムをまとめたポスターと、水鳥公園だより、財団事業報告書を(ご自由にお取り下さい形式で)陳列してきました。








生物多様性に関連して、生き物を見分けられるようになるための問題点や対策案について語るワークショップに参加しました。二グループに分かれて意見交換し、私のグループでは、一般の人たちに、どうやって生き物を見分けることつながるように興味を持ってもらうか、について4名で語りました。そのときにみんなで出し合った意見がこちら。





14日(土)~16日(月)の二泊三日の日程は、あっという間に過ぎました。全国の熱い人たちと接することで、「よ~し!これからまた頑張るぞ~!」という気合を皆様から頂きました。

清里高原は、落葉樹林の黄葉と、富士山がとってもきれいでした。
あ、写真とってくるの忘れた!
標高1400mmの高地にもかかわらず、あまり寒くありませんでした。
逆に、米子に戻ってきた時、米子の寒さ(6℃!)に驚きました。