2009年5月31日日曜日

ツバメの巣立ち雛

 最近、ネイチャーセンターの窓際や手すりに、ツバメがたくさん止まる光景が見られます。http://nakaumi.blogspot.com/2009/04/blog-post_26.htmlでも同じような光景をご紹介していますが、今回はちょっと違います。



_MG_2911.JPG.jpeg こんな感じ。窓ガラスのすぐ外にいるので、観察距離は最短で60cmくらい。以前ご紹介したのは大人のツバメでしたが、このツバメ達は、今年巣立ったばかりの巣立ち雛です。













_MG_2905.JPG.jpeg 時々、親鳥が餌を運んできてヒナたちに与えます。巣立ってもまだまだ子どもなのですね。















今、水鳥公園の見どころはカルガモの親子ですが、

このツバメの親子の光景も癒されますよ~♪


2009年5月30日土曜日

なんだこりゃ?

 今日の午後、園内を巡視中に、変なモノを見つけました。

 池の浄化設備を管理する小屋の白い壁に、黒いものが見えました。
「なんだこりゃ?」
近づいて正体を確認してみよう。





 この黒い物体は、何とコウモリでした!毎晩園内上空を飛び回って虫を食べているコウモリたちですが、普通は何かの隙間にもぐりこんで眠ります。こんな開放的な場所にへばりついているとは、なんとも大胆なヤツ。




 顔のアップ。小さな目をしょぼしょぼさせてじっとしがみついていました。このコウモリが無事夜を迎えられることを祈ります。

2009年5月27日水曜日

カルガモ親子キタ~!

 カルガモ親子の見ごろの季節がやってまいりました!



 22日初確認の6羽家族(ヒナ5羽+母親1羽)http://nakaumi.blogspot.com/2009/05/5.html

に加え、今日は7羽と12羽の家族が登場しました。



_MG_2841s.JPG.jpeg こちらは7羽家族。朝一番に、ネイチャーセンター目の前の島に座っていました。















_MG_2865s.JPG.jpeg その後登場した12羽家族。ヒナが10羽以上になると、かわいらしさ炸裂。















 このような調子で、これからカルガモ親子が何組も登場してきて、ピーク時には10組以上の親子が園内の池をお散歩します。



 鳥の雛の成長は早く、ぬいぐるみのようだったヒナも1週間が過ぎると、だんだんカモらしくなってきてかわいらしさがあせてきます。というわけで、生まれたてのカルガモのヒナに会いに、今すぐ水鳥公園へGO!ですよ!


2009年5月24日日曜日

他の湿地に学ぼう!東アジア・オーストラリア地域フライウェイ・パートナーシップ勉強会

「他の湿地に学ぼう!東アジア・オーストラリア地域フライウェイ・パートナーシップ勉強会」を米子水鳥公園で開催しました。

 このパートナーシップの価値は、離れ離れに存在する湿地の保全活動は孤立しがちですが、他の湿地の状況を知る事によって、自分達の湿地での活動の意義や改善点が見えてくるということです。




 そのような意味で、昨年のKODOMOラムサール交流よって訪れた新潟、沖縄、石川、兵庫、韓国の湿地の保全活動について情報共有をしました。




 行政主導で保全が進んでいる地域もあれば、民間主導で保全が進んでいる場所、ラムサールに登録しただけで官民がほったらかしの湿地、いろいろなところがあることが分かりました。
 これらの情報をみんなで共有し、どうしたら米子水鳥公園の保全に繋げられるのか考えました。




 鳥情報:
カイツブリ・バンがネイチャーセンター前で造巣中!
セイタカシギ・アオアシシギ・アカアシシギがネイチャーセンターの前を歩いています。      
 米子航空祭りで、普段よりも大きな鳥(?)が公園の上を飛んでいました。

2009年5月23日土曜日

カルガモ親子登場 雛5羽

 初夏の米子水鳥公園の風物詩、カルガモ親子が登場しました。

 今はとても警戒心が強く、なかなか姿を見せてくれません。でも、例年6月に入ると警戒心も薄らき、ネイチャーセンターの目前に出てくるようになります。

2009年5月22日金曜日

コヨシキリ囀ってます!

 今、米子水鳥公園は小鳥達のさえずりでにぎやかです。一番よく聞こえるのはオオヨシキリとセッカですが、オオヨシキリよりも明るく早口に囀っている声が聞こえます。

 その声の主がコヨシキリ。オオヨシキリのような「ギョッ、ギョッ、…」というにごった声ではなく、「ピッ、ピッ、ピピピ…」という感じのかわいらしい声です。






 声が聞こえる方向を注意深く探してみると、姿が見つかります。コヨシキリは園内ではなく、公園に隣接している貯水池の草むらでいつも鳴いていますので、探してみてはいかがでしょうか。なお、水鳥公園でコヨシキリのさえずりが観察できるのはここ一ヶ月弱程度かと思われますので、会いたい方はお早めにどうぞ。

●今日の鳥
・コヨシキリ3羽 狭い範囲で縄張り争い?
・セイタカシギ2羽 最近ちょっとサービス悪い!
・ソリハシシギ3羽 ピピピピピ…と鳴きながら飛びます!
・イソシギ1羽  園内の埋立地がお気に入り!
・コチドリ1羽  パートナーがいなくて寂しそう?
・アオアシシギ3羽 チョーチョーとよく鳴いています!
・ハヤブサ1羽  キンクロハジロを食べていた!
・チュウヒ1羽  越夏するかも?
・キンクロハジロいっぱい いつまでいるの?
・ヨシガモ♂3羽  すごくきれい!
・ツバメいっぱい  曇天の日に多い!

2009年5月16日土曜日

コアマモの植栽・生育実験をします。



米子水鳥公園では、昨年のシジミの生育実験に続き、
鳥取県と協力して、コアマモの植栽実験を行います。

米子水鳥公園は、近年の急激な塩分濃度の上昇により、
水草の生育が悪くなっていると考えられています。
 そこで、塩分濃度の高い場所でも生育できるコアマモを植栽することにしました。コアマモは、過去において中海で大きな藻場を作っていたといわれており、中海自然再生の柱と考えられています。
今回、ゲージで水鳥に食べられないようにしたコアマモの苗を植えつけています。ちょっと見苦しいですが、どうぞご容赦下さい。

今年もカワウに標識をつけました。


中海は、山陰地方唯一のカワウの繁殖地です。
中海水鳥国際交流基金財団では、
繁殖状況の調査をしています。
今年も、中海の無人島で調査をしてきました。
カワウの巣を覗いて、抱卵・いく雛の様子を調査
このようなモニタリングが中海の自然を保全管理する上で
貴重な基本資料となります。

2009年5月14日木曜日

わくわく弓ヶ浜3日目

 今日はわくわく弓ヶ浜活動3日目
島作り体験をしました。
まず園内のめだか池を掘って池を深くしました。





 次に掘った土を土嚢袋に詰めて船で運びました。







 そして土嚢袋の土を以前積んで袋が露呈している所にかけ、島の完成となりました。






 大変な作業でしたが、みんな頑張ってくれました。
はい!ぽーず!!

2009年5月13日水曜日

今年も職場体験学習実施中!

 今年も地元中学校の職場体験学習が始まりました。
 水鳥公園では、体験を通して水鳥が暮らす環境について学んでいただけるよう、毎年中学生を受け入れています。

 今回の職場体験学習「わくわく弓ヶ浜」は今日で二日目。ネイチャーセンター正面の池の岸辺の整備作業を行いました。午前中は冷たい風が吹く肌寒い天候でした。

 岸辺に転がるコンクリート片など、見苦しい人工物を拾い集めて除去。これがとっても重く、一輪車がひっくり返ってしまいました。







 岸辺を砂浜として維持するため、手作業による雑草取りを行いました。すぐに生えてこないように、根っこごと丁寧に抜き取りました。







 9:00~15:00の間、集中力が要求される作業でしたがみんながんばってくれました。お陰で、前浜がずいぶんきれいになりました。鳥を観にいらっしゃるお客様だけでなく、飛来する鳥にもきっと喜ばれると思います。

2009年5月10日日曜日

ジュニアレンジャークラブ第二回


今日は、米子水鳥公園では、ジュニアレンジャークラブ゜の第二回が行われました。
カイツプリの浮巣台の設置数を増やしました。
これで、全部で10個。昨日のイベントとは違いって、設置の難しい場所に設置してくれました。

2009年5月9日土曜日

カイツブリの浮き巣台を設置(愛鳥週間)


 明日から愛鳥週間ということで、米子水鳥公園では、
カイツブリの浮き巣台作りをました。
これは、水面に巣を作るカイツブリの子育てを手伝おうというもので、みんなで4つ作りました。(後で6つ追加しています。)


発泡と育苗ポットを利用した浮き巣台は、山口県のキララ浜観察センターの考案のものです。http://www6.ocn.ne.jp/~kirara-h/
 米子水鳥公園でもうまくいくでしょうか?とっても楽しみです。

 今年の9月まで設置しておく予定です。 「ゴミが浮いてるよ」とか言わないでくださいね。

NHKラジオ音風景取材


この不思議な格好の人たちは、
NHKラジオの音風景の取材です。
オオヨシキリ、セッカ、ヒバリ、カイツブリなどの鳴声を録音されていました。
今、米子水鳥公園は、、繁殖するこれらの鳥たちの鳴声を聴くにはベストシーズンですが、 録音しようとすると、一キロ先の道路の音が気になったり、サイレンなどの音が聞こえたりします。

 そのようなわけで、人の活動の少ない土曜日の早朝の取材となりました。
全国に放送になるようです。
放送日は、
2009年5月
22日(金)NHKFm  10:55
23日(土)NHKR2  14:25
24日(日)NHKFM 11:50
24日(日)NHKR1 22:55
25日(月)NHKR2 23:50
26日(火)MHKFM 15:55
30日(土)NHKFM 22:50
31日(日)NHKR2 12:55

米子水鳥公園は、環境省の音風景百選に選ばれています。

2009年5月8日金曜日

久しぶりの鳥情報!

 GWも終わり、お客様の来館が少し落ちついてきました。シギの飛来も少し落ち着いてきた感じですが、まだまだたくさんのシギが見られますよ。

 今日一番の珍しい鳥はヒバリシギ。とっても小さなかわいいシギです。水鳥公園ではとても珍しく、なかなか出会えません。今日は今季初めて2羽になりました。いつもは小さく見えるイソシギ(中央下)が、ヒバリシギと並ぶと大きく見えます。





 長期滞在中?のツルシギ。ますます黒味が増し、つややかな黒い装いはとってもおしゃれです。







●今日の鳥 2009年5月8日
・ダイサギ1羽 婚姻色と背中の飾り羽がとってもきれい!
・セイタカシギ♂1羽 折れた右脚が痛々しい。
・オオタカ若鳥1羽 岸辺に集まっている鳥を襲撃!
・アオアシシギ7羽 チョチョーチョーと賑やかに鳴いてます!
・トウネン2羽 ヒバリシギ同様、ちっちゃくてかわいい!
・キンクロハジロ まだいっぱいいます!

2009年5月6日水曜日

GW最後はゴミ拾い!!

2009年米子水鳥公園のゴールデンウィーク最後のイベントは、

ゴミ拾いでした。一見きれいに見える公園ですが・・・



  一周歩いてみると、ビニール10杯分のゴミが落ちていました。


←このようなゴミ図鑑が出来上がり・・・

中海のゴミは、浮かぶものばかり、きっと、川や水路を流れてきたのでしょう。
誰かがしまい忘れたサッカーボールは、雨水に流されて中海まで流れてくるんですね。一度捨てられたゴミは、中海の沿岸を誰かに拾われるまでグルグル移動し続けます。
ゴミについて、もう一度考え直してみたいものです。

2009年5月5日火曜日

子どもの日企画「紙で鳥のパズルを作ろう!」

 今日は子どもの日ということで、親子で楽しめる鳥のパズル作りを開催しました。参加者は4名と寂しかったですが、とても熱心な子ども達が集まってくれました。

 初めにパズルのデザイン作成で鳥を観察。








 下絵が仕上がったら、絵の具や色鉛筆で色を塗りました。今旬の鳥、セイタカシギを描いています。







 絵が仕上がったら、絵をのり付きパネルに丁寧に貼って、カッターで切り抜きます。怪我をしないか心配でしたが、皆さん怪我もなく上手に切れました。






 最後に記念撮影。みなさんとても上手に鳥のパズルを作ってくれました。今年のゴールデンウィークの楽しい思い出になったかな?

2009年5月4日月曜日

GWガイドウォーク第四弾 春の草花観察


今日は、春の草花の観察会でした。
公園の周りの土手を一周し、春の野草を解説しました。
 今年は、少し季節が進むのが早いようで、例年まだ残っている花がすでになかったり、逆にすでに初夏の植物が咲いていたりしました。
その中で、今日は一つ勉強になったことがあったのでご紹介します。
春の土手の植物にブタナ(タンポポモドキ)という植物があります。この名前の由来を知ってますか?
この植物、フランス名の「豚のサラダ」という意味だそうです。
 
そういえば、先日タンポポを天ぷらにしたら意外とおいしかったのを思い出しました。http://nakaumi.blogspot.com/2009/04/blog-post_30.html
ごんどは、ブタナも食べてみようかな。ブーブ

2009年5月3日日曜日

GWガイドウォーク第三弾「昔の中海の貝殻掘り」

 今日のGWガイドウォークは、「昔の中海の貝殻掘り」でした。

 およそ1500年前に中海に住んでいた貝の殻が中海の底からくみ上げられ、水鳥公園の地表面に露出しています。それを掘って観察する企画です。

 今日も野鳥の聖域に特別に入り、数百メートル歩いて発掘現場へ到着。みんなで地面を掘って貝殻を探しました。







 「けっこう掘れたよ!やったね!」








 掘り出した貝殻は、砂を落としてから種類を調べました。今では中海で見られないような種類がいくつも見つかりました。







最後に黒バイという今もこの地域でたくさん取れる貝をみんなで味わい、自然の恩恵を味わいました。
今回は貝殻堀りでしたが、いつの日か中海で潮干狩りが出来るといいですね!

2009年5月2日土曜日

2009ゴールデンウィークイベント テントウムシの缶バッジ

皆さん!米子水鳥公園では、ゴールデンウィークの限定企画として、テントウムシの缶バッジ作りをしています。
 この企画では、テントウムシを園内で捕まえてきてからそのスケッチを書き、これをバッチにします。




 さて、どんな模様のテントウムシが捕まえられるでしょうか?

 この缶バッチ作りができるのは、2009年5月6日まで。
 一個当たり100円の費用を頂いています。

シギのガイドウォーク

 今日は、GW特別企画「ガイドウォーク」シリーズ第二弾、「シギのガイドウォーク」を開催しました。

 双眼鏡と図鑑をお渡しした後、ネイチャーセンターからシギの観察をしました。現在、ネイチャーセンター正面は絶好のシギ観察ポイント。目の前でセイタカシギやソリハシシギ、タシギなどが観察できました。




 続いて、GWスペシャル特典である「サンクチュアリ内のご案内」をしました。ネイチャーセンターから400mくらい先に見える島の対岸まで行って、島の岸辺にいるオグロシギ、コアオアシシギ、アオアシシギ、オオソリハシシギなどを観察。ネイチャーセンターからは見えない鳥も、ここからならよく見えます。


 4月29日に続いて、今日のガイドウォークも天候に恵まれて盛況に終わりました。最後に、二つ目のスペシャル特典として、水鳥公園特製シギの写真ハガキをプレゼントして解散しました。

 今日のガイドウォークで確認できた鳥は、
セイタカシギ、サルハマシギ、ソリハシシギ、イソシギ、トウネン、タカブシギ、オグロシギ、オオソリハシシギ、アオアシシギ、コアオアシシギ、ツルシギ、タシギ(シギ類12種)、
チュウヒ、セッカ、オオヨシキリ、ホオジロ、コムクドリ、カルガモ、ヒバリ、スズメ、セグロセキレイなどでした。

 明日以降GWのガイドウォークシリーズが続きますが、天気がちょっと心配。企画の時間に雨が降らないことを祈ります。