2024年9月29日日曜日

まだいたハジロコチドリ

今朝行われた鳥類標識調査で、
コヨシキリが84羽(うち再捕獲1)捕獲されました。
今季最多数です。これが今季のピークかな?

今季標識2羽目のカワセミ幼鳥。8:30撮影。




今日の鳥類標識調査結果:
・コヨシキリ   N83羽、R1羽
・シマセンニュウ N6羽
・オオヨシキリ  R1羽
・セッカ     N2羽
・カワセミ    N1羽
以上、5種類、N93羽、R2羽
Nは新規、Rは再捕獲。


ネイチャーセンター北側の岸辺で、
コサギが波紋漁法に勤しんでいました。
くちばしで水面に波紋を立てて、
小魚を誘引して捕らえます。
近頃毎日見られる珍行動です。12:13撮影。



今日もクロハラアジサシの成鳥が1羽飛来しました。
何と、ネイチャーセンター目の前の丸木柵にも
とまってビックリ。13:44撮影。
















いつもよくとまる5本杭にとまったクロハラアジサシ。
夏羽から冬羽に移行中です。13:46撮影。
















昨日発見したハジロコチドリが、
今日はネイチャーセンターから確認できなかったので、
閉館後にウラギクの池に行って確認したところ、
今日もいました。
ネイチャーセンターから見えないところで
過ごしていたようです。

コチドリ(右)と追いかけっこ中のハジロコチドリ。
17:44撮影。












比較的近くにいたコチドリ(右)とトウネン。
17:54撮影。
















近頃存在感が薄くなってきたタカブシギ。
18:00撮影。













距離が遠い上に暗かったので、
ハジロコチドリの証拠写真はこれが限界でした。
18:01撮影。
















今日の注目の鳥:
・マガン   成鳥2羽 1羽増えました!
・シマアジ            1羽 今日も目の前に寄ってきた!
・ハジロコチドリ 1羽 2年連続で飛来!
・コチドリ    4羽
・トウネン    22羽
・タカブシギ   2羽
・ツルシギ    2羽 水面を泳ぎ回って採食!
・ヒバリシギ   1羽
・キリアイ    1羽
・クロハラアジサシ1羽
・チュウヒ  若鳥1羽
など、49種。

少しずつですが、
カモ類がネイチャーセンター前に
寄ってくるようになってきました。
この調子で、早く前浜が水鳥で
賑わうようになるといいですね!

園内の地名はこちらを参照してください。

(きりぎりす)

2024年9月28日土曜日

マガンの初飛来を確認しました

本日(2024年09月28日14:15)、
秋を告げる鳥「マガン」1羽の飛来を確認しました。
15:12撮影。









今秋最初に飛来したガン類を「初雁」といい、
秋の季語となっています。

今年は、米子水鳥公園開館以来
2013年9月27日の次に早い確認でした。
今年の暑い夏が影響していたのでしょうか?

今年はマガンが到着する前に、
草刈りが辛うじて間に合いました。
ご協力いただいた皆様、ありがとうごさいます。
これからもどんな鳥たちがやってくるか、楽しみです。

カモたちは順調に数を増やしているのですが、
あいかわらずネイチャーセンターから
500m以上先にばかり群れています。
しかし、時々目の前にさりげなくシマアジが
寄ってくることがあります。

目の前にやってきたシマアジ。9:13撮影。


なお、今日はハジロコチドリ1羽も今季初確認しました。
クロハラアジサシも3羽飛来しました。
近頃飛来していたのは幼鳥でしたが、今日は成鳥でした。

300m先の3本杭にとまったクロハラアジサシ。
1羽はとまる杭がなかったので、周囲を飛び回っていました。
10:14撮影。










すると、カワウが1羽やってきて、
3本杭の中央に割り込んできました。
あわてて杭を譲るクロハラアジサシ。
10:14撮影。











ウラギクの池には、ハジロコチドリのほか、
コチドリ、トウネン、ヒバリシギ、キリアイがいましたが、
トウネンの数はかなり減りました。


ところで、今日から明日(9月28日〜29日)は、
ネイチャーセンター展望ホールで
フワフワどんぐりストラップを作ろう!
を開催しています。
ぜひ、米子水鳥公園にお立ち寄りください。

(ポタチャン・きりぎりす)

2024年9月27日金曜日

チュウヒに文句を言うハクセキレイ

ウラギクの池の傍らにチュウヒが降りていました。
そのすぐ横で、ハクセキレイがチュウヒに向かって
賑やかに鳴いていました。
ハクセキレイはとても気が強く、
ツバメやシギ類など、色々な鳥にケンカを売るのですが、
まさかチュウヒにまでとは、驚きです。
9:42撮影。

















すると、チュウヒが突然飛び立ったので、
ハクセキレイはビックリして逃げました。
一方、チュウヒはハクセキレイのことを
全く気にしていないようでした。
9:42撮影。















ウラギクの池の周囲を飛び回るチュウヒ。
園内で確認されるチュウヒには、
時々足環が付いていることがあるのですが、
この個体には付いていませんでした。
9:43撮影。
















ウラギクの池の中島に舞い降りたチュウヒ。
風切と尾羽の縞模様が美しい個体でした。
9:43撮影。
















ふとこちらを向いたチュウヒ。
ネイチャーセンターから注目されていることに
気づいたのかな?9:43撮影。















冬の猛禽類では、
チュウヒが時々現れるようになりました。
今後、ハイイロチュウヒやノスリなどの登場が
楽しみです。

(きりぎりす)

2024年9月25日水曜日

新着鳥情報20240925

近頃の今季初確認された鳥をお知らせします。

9/25初認 ハジロカイツブリ 1羽
9/21初認 メジロガモ オス1羽

そして、今日の注目の鳥はこちら。
・コチドリ   6羽
・トウネン   17羽
・タシギ      2羽
・イソシギ   1羽
・タカブシギ  5羽
・ツルシギ   1羽
・アオアシシギ 1羽
・メダイチドリ 2羽
・キリアイ   1羽
・ヒバリシギ    1羽
・シマアジ   7羽
・クロハラアジサシ 幼鳥2羽
・コヨシキリ   複数の地鳴きが聞こえる
など、計43種が確認できました。

ウラギクの池のシギ類はやや少なくなってきましたが、
つばさ池ではカモ類が順調に数を増しています。
特にヒドリガモとオナガガモ、コガモが目立ち、
ハシビロガモとヨシガモもいます。
まだ潜水採食ガモは少なめですが、
その中にメジロガモが1羽います。

しかし、カモ類が群れているのは
ネイチャーセンターから500m以上先なので、
もっと寄ってきてくれないかな~と思っています。
シマアジは、ウラギクの池付近やシギの入り江に
寄ってきていることがあります。


今日はクロハラアジサシ幼鳥2羽が
ネイチャーセンターの近くをよく飛んでくれました。


ネイチャーセンターから右手に見える
杭の列にとまるクロハラアジサシ。
背景には、乗用草刈り機でウラギクの池の周りの
草刈り中の職員が見えます。13:29撮影。
















(きりぎりす)

2024年9月23日月曜日

285名で美化清掃ボランティア

環境問題を考える企業懇話会の皆様による
美化清掃ボランティアが行われました。
1997年から毎年秋に行われている恒例行事で、
大変ありがたいことです。


開会式では、
伊木隆司米子市長からのご挨拶もありました。












開会式が終わると、
いよいよ美化清掃活動開始。
大多数の方はウラギクの池周辺で
除草作業を行いました。
目的は、泳ぎ疲れた水鳥たちが
安心して上陸できるように、
天敵が身を隠せない見晴らしの良い岸辺を
整備することです。














ネイチャーセンターから見ると、こんな風景でした。














カモたちがつばさ池から上陸する姿をイメージして、
水際から陸側に向かって草刈りをして頂きました。













日射しが強い晴天でしたが、
適度にさわやかな風が吹いていて、
比較的快適に活動できました。















ボランティアの皆さんの足元からは、
バッタやキリギリスの仲間が次々と飛び出してきました。
立派なトノサマバッタもたくさんいました。















草地からボランティアの皆さんを見つめていた
トノサマバッタ。




















粟嶋神社の傍らにあるトンボ池でも
除草作業が行われました。














水鳥公園外周堤防の湖岸のゴミ拾いも行われました。
次々と回収されるビン・缶・プラスチックごみ。











これだけたくさんのゴミが回収されました!











このように、
保護区内とトンボ池の除草作業、
湖岸のゴミ拾いを分担して、
大人と子どもを合わせて
285名ものボランティアさんが集まって
美化清掃に取り組んで下さいました。

貴重なお休みの中、
快くボランティア活動に参加して下さった皆様、
大変お世話になりました!
心から御礼申し上げます。

(きりぎりす)

2024年9月20日金曜日

ネイチャーセンター前にサギ類が集結!

今朝は鳥類標識調査のため、早朝出勤しました。

すると、ネイチャーセンター前のカモ島周辺に
たくさんのサギが集まっていて壮観でした。

5:37撮影。














5:37撮影。









近頃のサギたちは、
このように明け方につばさ池に群れで降りて採食して、
日が昇ると徐々に解散し、
つばさ池北岸の樹木の茂みに移動して休みます。
そして、夕方になると再びつばさ池に降ります。

昼間は暑すぎるせいか、
サギたちは活動を控えているように見えます。

当HPのトップページ下の中央にある
「水鳥公園ライブ映像」から、
その様子の動画をご覧いただけます。

(きりぎりす)

ゆかいな仲間たちカレンダー完成!

 今年の2月に開催しました
「米子水鳥公園のゆかいな仲間たち総選挙2024」
で選ばれた上位12種類のカレンダーが本日納品されました。

明日からミュージアムショップで販売予定です。
税込み500円と大変お買い得です。

発行部数が少ないので、
ご興味がある方はお早めにお買い求めいただくことを
おすすめします。
























(きりぎりす)

2024年9月19日木曜日

ウラギクの池の草刈りをしました

連日シギたちでにぎわっている、
ウラギクの池の周囲の草刈りを行いました。

15:51撮影。










私が草を刈っているすぐ目の前にいたトウネン。
シギたちは、自分たちを凝視せずに
他のことに専念している人に対しては、
あまり警戒しません。
しかし、そのまま逃げないでいると刈られてしまうので、
いよいよというときにはすぐ近くへ退避していました。
15:24撮影。
















ウラギクの池の泥の上には、
無数のシギ類と獣の足跡が残っていました。
15:52撮影。
















草刈りをしている職員を背景に、
泥の上で採食しているトウネンたち。
16:10撮影。
















ウラギクの池の周囲の草刈り完了。
残りの場所も後日刈り払う予定です。16:22撮影。
















職員3名が草刈りをしていても、
シギたちはウラギクの池から離れませんでした。
閉館後に様子を見に行くと、
草刈りが終わったウラギクの池で
たくさんのシギが採食していました。

ヒバリシギが2羽いました。17:48撮影。













キリアイが3羽いました。
ヒバリシギ2羽と一緒に採食中。
17:52撮影。














キリアイは、草刈り跡地を歩き回って
食べ物を探していました。
何を探していたのかな?17:56撮影。




メダイチドリも1羽いました。18:09撮影。







今日のシギ・チドリ・アジサシ類:
・トウネン 56羽
・ハマシギ 8羽
・タシギ 1羽
・イソシギ 1羽
・コアオアシシギ 2羽 今季初認!
・タカブシギ 8羽
・ツルシギ 1羽 今季初認!
・ヒバリシギ 2羽
・キリアイ 3羽
・メダイチドリ 1羽
・クロハラアジサシ 1羽

以上、11種類・74羽。

このほか、シマアジも5羽いました。
近頃、カモ類が急速に数を増しています。


ウラギクの池の周囲に茂っていた草が無くなったことで、
かなり見晴らしが良くなりました。
距離は遠いですが、望遠鏡で観察しやすくなりました。

シギたちの賑わいはもうしばらく続くと思われるので、
ぜひ望遠鏡で探してみてはいかがでしょうか。

ウラギクの池の位置は、こちらをご覧ください。

(きりぎりす)



2024年9月15日日曜日

サービスが良かったクロハラアジサシ

今日は一日中、クロハラアジサシが池の上を
飛び交っていました。
昨日はお昼過ぎから姿が見えなくなりましたが、
今日はサービスが良かったです。

クロハラアジサシの後を追うように
ショウドウツバメが飛んでいました。
13:47撮影。

















つばさ池の上を時々シギの群れが飛び回りました。
ネイチャーセンターから見ていて
気がつきませんでしたが、
ウラギクの池に猛禽類が襲撃してきたのかな?

浮遊する藻の上を飛ぶタカブシギ。
13:51撮影。













スジエビ?を捕らえたクロハラアジサシ。
エビを捕らえるのを見たのは初めてかもしれません。
13:34撮影。












トウネンの群れも池の上を飛びました。
ネイチャーセンターの近くを横切りましたが、
目の前には降りてくれませんでした。
13:56撮影。













雨の中を飛ぶクロハラアジサシ。13:59撮影。
















お気に入りの5本杭にとまって一休みする
クロハラアジサシ。
いつも同じ杭にとまる個体もいる一方で、
この個体はとまる杭にあまりこだわりがないようでした。
こうしてみると、クロハラアジサシは
アオサギの頭と同じくらいの大きさなのですね。
14:05撮影。















(きりぎりす)

2024年9月14日土曜日

ついに目の前に来た!

子どもラムサールクラブで整備したカモ島と前浜に、
ついにシギたちがやってきました!

カモ島に飛来したトウネン。
島に降りたのは約80羽でした。
12:23MARUKOME撮影。













13:23撮影。













シギ島にもやってきたトウネン。14:00撮影。












ソリハシシギもシギ島にやってきました。
トウネンと相席です。14:02撮影。













砂浜整備後、真っ先にやってきてくれたソリハシシギ。
14:10撮影。












そしてついに、トウネンも前浜にやってきました。
14:11撮影。













シギ島に飛び移るトウネン。14:13撮影。















15:51撮影。















これまで遠くてよく見えなかったシギたちの姿が、
ようやくネイチャーセンターからはっきりと
観察できました。
この風景は、砂浜作りに参加した方々に
ぜひ見てもらいたいです。

前浜にやってきたシギ類は、
まだトウネンとソリハシシギだけですが、
今後、他のシギたちもつられて
前浜にやってきてくれることを期待しています。


そして、閉館後に保護区内のウラギクの池に行って、
シギの調査をしました。

ハマシギと一緒に採食していたキリアイ(左)。
17:47撮影。



昨日に続いて、
今日もフラッグ付トウネンがいました。18:04撮影。












ヒバリシギが4羽いました。
泥で脚が汚れて真っ黒に見えたので、
一見ヒバリシギに見えませんでした。18:13撮影。












今日の注目の鳥:
・チュウヒ     1羽
・シマアジ     6羽
・カイツブリ    巣1
・キリアイ     1羽
・ヒバリシギ    4羽
・トウネン   109+羽
・ハマシギ     6羽
・タシギ      3羽
・ソリハシシギ   4羽
・イソシギ     1羽
・タカブシギ    2羽
・クロハラアジサシ 1羽
・コムクドリ    3羽


夏鳥、秋の旅鳥、冬鳥が入り混じってきました。
シマアジは800mくらい先にいました。
日々数を増している新着のカモたちは、
みんな池の奥にばかり群れていて、
順光になる夕方にならないと、よく見えませんでした。

園内の地名はこちらをご覧ください。

(きりぎりす)