2025年1月30日木曜日

また真冬に逆戻り

先週は春ムードでしたが、
今週は再び寒くなって真冬に逆戻りです。

朝、ネイチャーセンターの開館準備をしようと
窓に近づいたところ、
目の前でヒドリガモが前浜に上陸して
草を食べ始めているところでした。
邪魔をしたくなかったので、
ロールカーテンを開けずにしばらく様子を見ることにしました。

ロールカーテンの隙間から8:34撮影。
昨日はこの群れにアメリカヒドリの雄が1羽
混じっていましたが、今朝はいませんでした。















寒さが厳しくなると、園内から鳥がいなくなります。
8:34撮影。















近頃、ネイチャーセンター入口前に
チョウセンイタチが糞をします。
ここは自分の縄張りだと主張しているようです。
24日の朝が最初で、26日と今朝もありました。
困ったものです。
9:00撮影。



糞には植物の種がたくさん含まれていました。
イタチの食生活が垣間見えます。8:59撮影。















ネイチャーセンターからみて左手前方に見える
枯れヨシの小島は、鳥たちの憩いの場になっています。
お正月にフクロウがいた場所もここです。
10:27撮影。















今日は冷たい西風が強く、
この小島でたくさんの鳥が風を避けていました。
波による浸食で徐々に小さくなっているのですが、
何とかして維持していきたいものです。
昨シーズンは、ハイイロガンとヌートリア、
コハクチョウによって、かなり削られてしまいました。
10:27撮影。
















これからしばらくの間は真冬の寒さが続く見込みです。
この寒波が抜けて再び暖かくなったら、
また鳥たちが戻ってきてく入れるかな?

(きりぎりす)

2025年1月29日水曜日

久しぶりのアメリカヒドリ

今朝、久しぶりにアメリカヒドリを見つけました。
27日にもいたようです。


シギの入り江の岸辺で採食中のアメリカヒドリ。
ヒドリガモ10羽の群れと同行していました。
8:24撮影。














脇羽が純白なのがアメリカヒドリの特徴です。
9:15撮影。














園内ではアメリカヒドリは遠くにいることが多く、
シギの入り江はかなり近距離です。
しかし、その後泳いで500m先のマガン半島まで移動してしまい、
お客様にご案内できませんでした。残念!

(きりぎりす)

2025年1月25日土曜日

早朝開館20250125

冬季の土日祝日は、早朝7:00から開館している
米子水鳥公園です。










少し寒波が戻ってきました。

オナガガモの昼夜逆転は続いているのか、
薄暮の中、池にカモの帯ができていました。

コハクチョウ20羽とオオハクチョウ20羽ほどが
園内で寝ているようです。

ヘラサギを2羽発見!!
コハクチョウの中にいると見つけにくい!









(ポタチャン)

2025年1月24日金曜日

イタチに群がるカモたち

夕方、つばさ池の北岸で妙にカモが群れているので、
望遠鏡でよく見てみると、
北岸にチョウセンイタチがいました。
午前中にも、お客様が同じ場所で
イタチを見たとおっしゃっていたので、
それと同じ個体かもしれません。

チョウセンイタチは群れるカモを無視して、
石の間で食べ物探しに夢中でした。
16:56撮影













チョウセンイタチが移動すると、
カモの群れもその後を追います。
16:57撮影。












そしてイタチの姿が見えなくなると、
カモの群れも解散しました。

これは、
カモたちの天敵に対する威嚇行動(モビング)で、
時々観察されます。
タカが獲物を捕らえた時や、
タヌキやヌートリアなどの哺乳類が現れると、
カモたちがその周囲に群がり、
一定の距離を置きながら後を追います。

カモたちは大真面目なのでしょうが、
モビングを受けている方は特に気にする様子がないので、
どの程度威嚇の効果があるのかは不明です。

まるでカモたちがイタチのファンで、
イタチを追いかけまわしているように見えて、
何度見ても面白い行動です。

(きりぎりす)

一気に春ムード

20日頃から急に春めいた雰囲気となり、
22日にコハクチョウの渡りを初観察しまして、
まるで3月のような雰囲気です。

春の渡りが始まると、園内にコハクチョウが集まるようになります。
18日の朝はコハクチョウが1羽しかいなかったのに、
今朝は8:35時点で、
コハクチョウ78羽、
オオハクチョウ24羽、
コブハクチョウ5羽がいました。

近頃は朝にコハクチョウがネイチャーセンター前に
集まっています。8:28撮影。
















近頃興味深いのは、オナガガモの行動です。
この冬はオナガガモの群れが一時いなくなったのですが、
最近戻ってきたオナガガモが、昼行性の動きをしています。
昼に田んぼに出かけても、
猟師さんに狙われなくなったのかな?

朝、シギの入り江の岸辺に群れるオナガガモ。
8:32撮影。















コハクチョウのように、
次々と南西へ飛び去るオナガガモ。
このように、昼間は園内から姿を消し、
夕方になると帰ってきます。
8:37撮影。
















コハクチョウも採食に出発。
9:07撮影。

ネイチャーセンター南側のヨシ原に、
オオジュリンの群れが見られるようになりました。
これも春の渡りが始まった証拠です。
9:03撮影。


望遠鏡の視界に3~4羽同時に見えることもあります。
9:05撮影。
















マガン半島の先端で、ハクチョウ3種が仲良く
くつろいでいました。
今季のコブハクチョウは、あまり他のハクチョウを
威嚇しないので平和です。
12:32撮影。















オオハクチョウが、マガン半島の北側の水面で
採食していました。
昨日、今日と、オオハクチョウの群れは採食に出かけず、
園内でのんびり過ごしています。
12:38撮影。















ウラギクの池北側の岸辺でくつろぐコハクチョウたち。
後に、堤防の外を横切った大きな船を嫌って、
ネイチャーセンター前に移動してきました。
12:39撮影。















ネイチャーセンター前に集まったコハクチョウ。
14:49撮影。















500m以上先に群れていたオオハクチョウの一部が、
ネイチャーセンター北側の水域に寄ってきました。
くちばしの模様が鮮明に観察できます。14:50撮影。















浮遊粒子の影響でやや視界が悪いですが、
青空の下でコハクチョウが見られるのはいいですね!
14:50撮影。

















昼間でもハクチョウが園内で見られるのは、
春の渡りの時期ならではです。
早起きが苦手な方は、今がハクチョウ観察におすすめです。

(きりぎりす)

2025年1月22日水曜日

コハクチョウの北帰行、初確認!

 本日9:20頃、安来方向から飛んできたコハクチョウ8羽の群れが、大山の前を横切って北東に飛び去っていくのが確認されました。

例年、北帰行は2月中旬に観察されることが多く、昨シーズンの記録は2月17日です。
今季は1995年の開園以降、最も早い旅立ちとなりました。

コハクチョウの北帰行はこれから本格化します。園内に飛来する数も、今後さらに増えると思われますので、またぜひ公園に観察にお越しください。

【園内の鳥の数】
9:00 コハクチョウ93羽、オオハクチョウ27羽、ヘラサギ1羽
18:45 コハクチョウ63羽、オオハクチョウ24羽、ガン類 約100羽

2025年1月21日火曜日

進撃のヘラサギ

今日は休館日ですが、飼育している魚やカメの水槽掃除のため、出勤しました。
掃除をはじめる前に、展望ホールのロールカーテンを下げたままそっと外を見ると、たくさんのコハクチョウが来ていました。
数えてみると全部で37羽。オナガガモも岸辺に上がり、みんなゆったりと休んでいます。




12時ごろ、昼休憩がてら外を見ると、今度はカワセミが来ていました。
右足に足環が付いているので、この秋に園内で標識された個体かな?




他にも何か来ていないかチェックすると、池の南側、ネイチャーセンターから300mほど離れた岸辺にヒシクイが4羽いました。



さらに、マガン半島の手前、ネイチャーセンターから500mほど離れた場所でヘラサギ1羽を発見。




採餌中のヘラサギを見ていたら、手前に向かって飛んできました。



ヘラサギが着陸したのは、なんとヒシクイのすぐそば。
遠慮なく採餌を始めるヘラサギと、それによって蹴散らされるヒシクイたち。
ヘラサギ、強い。



ヘラサギはそのまま岸辺に沿って採餌しながら、コハクチョウたちが寝ているエリアに突撃してきました。ヘラサギの進撃により、起こされたコハクチョウたち。



コハクチョウのエリアを抜けると、さらにこちらに向かって飛んできました。



目の前のカモ島を飛び越えて、池の北西の岸辺に着陸。



そのまま採餌しながら、ネイチャーセンターのすぐ近くへ。
進撃のヘラサギは、観察するぶんにはとても楽しい個体でした。



夕方17:30頃、水槽掃除を終えて外でバケツを洗っていると、大雨の降り始めのような「ザー!」っという音とともに、600羽近いオナガガモの大群が飛来しました。
さらに、17:46には100羽のマガンの群れも飛来。

このほか、今日の日没の時点で園内には83羽のコハクチョウ、ヘラサギ1羽、ツクシガモ11羽などが確認できました。


急に園内のコハクチョウが増えたり、いつもは夜に不在のオナナガモが飛来し、そのまま園内で寝ていたりと、鳥たちの動きがこれまでと違います。

まだ1月ですが最近暖かい日が続いているため、もしかして渡りの開始が近いのか…?と鳥の動きが気になった1日でした。

(みとら)

2025年1月20日月曜日

園路のクイズ看板を新しくしました


 











園路に設置しているクイズ看板を更新しました。

日に焼けて、色が見えなくなっていたいましたがこれで見やすくなります。

第一問は、内容が変わっています。

ぜひ挑戦してみてください。


(ポタちゃん)


追記












コハクチョウが早めに帰ってきました。
虹が出ていて、とてもきれいでした。
(太陽位置の関係で、水鳥公園から粟嶋方面に虹が出るのは冬の夕方です。)












今日は、ガン類の塒入りがやや早めでした。

17:25ごろにヒシクイ50羽とマガン70羽が帰ってきました。
明るいうちにじっくり観察することができました。

(ポタチャン)

2025年1月19日日曜日

コハクチョウのねぐら入り

閉館時間になるとコハクチョウが帰って来ました。

今日は30羽ほどいます。朝より数が増えました。

結構、大きな声で鳴いています。

逆に、日没後にツクシガモに姿が見えなくなりました。















マガンとヒシクイはさらに遅い17:45と17:55に帰ってきました。
500羽と90羽ほどでほぼ朝と同じです。
ヘラサギ一羽がシルエットで遠くにいるのが分かりました。

(ポタちゃん)

翌朝コハクチョウが40羽に増えていました。
今日は大寒ですが、日も少しづつ長くなっています。
早くも移動を始めるのでしょうか?

早朝の鳥たち20250119

今朝は珍しくオナガガモの群れがいました。
昨日の夕方に飛来した群れが、
そのまま園内で夜を明かしたようです。
6:57撮影。













タカの茂みの左横の入り江には、
マガンの群れと一緒にコハクチョウが7羽
いました。7:00撮影。













朝焼けの中、正面(東)から
ヘラサギが1羽飛んできました。7:08撮影。















風切に黒色部がある、
第3回冬羽くらいの若鳥でした。7:08撮影。















オナガガモの群れの横に降りようとしたヘラサギ。
浅瀬と勘違いしたようですが、そこは深すぎでは?
案の定、慌てて再度飛び立ちました。7:08撮影。
















ネイチャーセンター北側の
ヨシ原の入り江に降りたヘラサギ。7:09撮影。















白い者同士で集まったヘラサギとコサギ。
まもなくコサギたちは採食に出かけ、
ヘラサギだけが取り残されました。
ヘラサギもその後、東へ飛び去りました。
7:09撮影。















マガンよりも先にヒシクイの群れが採食に出発。
7:11撮影。
















マガンの群れと日の出。7:23撮影。















コハクチョウ7羽も出発準備を始めました。
7:27撮影。















マガンの群れは数回に分かれて飛び立ち、
最後の群れは7:33に飛び立ちました。7:33撮影。















飛び立ったコハクチョウが、
米子城を背景に旋回。どちらに向かうのかな?
7:39撮影。















コハクチョウは二手に分かれ、
3羽は南西、4羽は南東へ飛び去りました。
7:39撮影。












お正月にフクロウがいたヨシの小島には、
タシギが群れていました。
今日は特に多く、7羽集まっていました。
7:57撮影。















カモ島に群れていたカモが
一斉に池に飛び込んだので、周囲を見渡すと、
ハイイロチュウヒの雄が飛んでいました。
彦名東橋そばの観察広場の上を急反転して、
獲物を追っていました。
8:53臨時スタッフAさん撮影。















近頃はコハクチョウは大変少ないですが、
ガン類がねぐら入りしているので、
早朝に飛び立つ様子が観察できます。
また、ヘラサギが早朝に現れる傾向があるので、
早朝のご来園がおすすめです。

(きりぎりす)