2023年7月31日月曜日

ネイチャーセンター前浜にダイサギの群れ

 今朝、公園に出勤するとネイチャーセンターの前浜に多数のダイサギがいました。















例年、この季節になると近くの萱島で巣立った若鳥たちが飛来しているようです。

前浜に来て群れで休んでいることがあります。



今日はその中の1羽が何と大きなカエルをくわえていました。





 





確認する前に飛んでしまったのですが、ウシガエルとしてはやや小さく、トノサマガエルのようです。

あっという間に飛んで行ってしまいました。












これは、1週間前の写真ですが、前浜でシラタマモをくわえているオオバンです。

餌にしているのでしょうか。

餌としてはリュウノヒゲモの方が好きなのでしょうか、リュウノヒゲモが一面に生育している時の方がよく見かける鳥でした。







シラタマモの群落

(ポタちゃん)

どうしてそうなっちゃったの?

ハラビロカマキリが2匹、正面から組み合ってじっとしているのが見つかりました。両方ともオスですが、何があったのでしょう?

よく見ると、上のオスのお腹がモソモソとうごめいて下のオスのお腹の先を探っていたので、上のオスが下のオスをメスと勘違いして、交尾しようと飛びついたのかもしれません。飛びつかれた下のオスが驚いて上のオスを組み止めて、このような形になったのかな?16:37撮影。
















(きりぎりす)

2023年7月30日日曜日

今日の生きものたち20230730

今朝、開館準備中に、生きものうちわ作りコーナーそばの壁際に、コウモリがうずくまっているのを見つけました。このようなことは時々あります。8:30撮影。
















斜め前からみたところ。8:32撮影。















真上から見たところ。毎度おなじみのアブラコウモリのようです。8:32撮影。
















このままではお客様に踏まれてしまうので、窓の外に移動してもらいました。9:10撮影。















しばらくはここでじっとしていましたが、いつの間にか姿が見えなくなりました。無事にどこかへ飛び去ったことを祈ります。

今日一番驚いたのは、コムラサキのオスがいたことです。園内初では?と思いましたが、過去の記録を調べてみると発見例があるようです。しかし、それを忘れるくらい久しぶりです。
翅を開閉させたとき、オスは翅に当たる光の角度によって一瞬だけ翅が紫に光ります。16:13撮影。















現在、玄関前スロープの改修工事のため、展示ホール横の非常口が臨時玄関となっていますが、その手前に組まれた仮設スロープのすぐ横のタブノキに樹液酒場ができていて、一日中カブトムシなど樹液に集まる昆虫が観察できます。

仮設スロープからみた樹液酒場。ちょうど目の高さで観察できるのでありがたいです。今日はコムラサキのほかに、大きなカブトムシのオス、シロテンハナムグリ、シラホシハナムグリなどが集まっていました。16:14撮影。




















不思議なことに、水鳥公園では昼間でもカブトムシが樹液に集まっています。バキバキとすごい音を立ててライバルと激しいバトルを繰り返していて、観察していて飽きません。昼間はとても暑いので、観察には比較的涼しい朝か夕方がオススメです。

ライバルを跳ね飛ばそうと、角で組み合って踏ん張っているカブトムシのオス同士。16:28撮影。















この光景は、来園された皆さまが「園内の動植物を採集しない」というルールを守って下さっているおかげで見られます。このような環境はとても稀です。

これからも、皆さんに樹液に集まる虫たちのを観察を楽しんで頂けるように、園内でカブトムシやクワガタムシなどを見つけても、採集しないで観察頂きますよう、ご協力を宜しくお願い致します。

カブトムシが群がっている木の下に、カブトムシの死体が目立ってきました。カブトムシの活動期は7月から8月初め頃までで、お盆のころにはほとんどいなくなってしまいます。つまり、観察できるのはあと2週間くらいです。16:22撮影。
















近頃、鳥の様子にも変化が見られるようになってきました。
園内でシギやチドリ類が増えてきて、今日はコチドリ8羽、イソシギ2羽、トウネン14羽、ハマシギ1羽(今季初認)、ヒバリシギ1羽(今季初認)が見られました。もう秋の渡りが始まっているのですね。

(きりぎりす)

2023年7月29日土曜日

新展示企画始動!

先月から「Coming Soon!」と予告しておりました、新企画「隔月ミニ展示 収蔵標本ハイライト!」が今日から始まりました!

赤丸で囲んであるところが新展示コーナーです。










赤丸部分を拡大。小さな標本箱に昆虫の標本を収めて、右横にA4サイズの解説パネルを添えています。

第1弾は、米子水鳥公園産昆虫標本の分類「目(もく)」についてご紹介しています。A4のスペースでは語り切れない内容については、パネル右下にQRコードが添付されているので、ぜひ展示をご覧頂いた際にQRコードも読み取ってみてください。
















この展示企画は、ボランティアスタッフの金田直人さんによるものです。今後、隔月を目途に更新される予定です。ぜひご注目くださいませ!

(きりぎりす)

2023年7月21日金曜日

8/11「明かりに集まる虫を観察しよう!」満席

   2023年 8/11(金・祝)20:00~21:00「明かりにあつまる虫を観察しよう!」 

 満席となりましたので受付を終了しました。


2023年7月20日木曜日

8/5 「セミの羽化を観察しよう!」満席です。

  2023年 8/5(土)18:00~19:00「セミの羽化を観察しよう!」

満席となりましたので受付を終了しました。

カルガモについて

米子水鳥公園の沖にある萱島のコロニーの鳥の数が少し少なくなってきました。

繁殖していたサギたちも巣立ちの時でしょうか?


   

カルガモの親子もずいぶん大きくなってきています。




こちらの番は、まだこれから抱卵でしょうか?


 














米子水鳥公園では北で繁殖し、秋に渡って来るソリハシシギを確認しました。
夏はこれからが本番ですが、鳥を見ているとほんの少しだけ秋を感じました。

(ポタちゃん)



2023年7月14日金曜日

7月30日「標本箱を作って昆虫標本・・・」満席

 2023年 7/30(日)10:00~11:30「標本箱を作って昆虫標本について学ぼう!」

満席となりましたので受付を終了しました。

2023年7月13日木曜日

幼鳥が楽しい季節

今日は午前中に大雨が降ったあと、その後は小雨が降ったり止んだりの天気でした。午後13:40頃、事務室でパソコンに向かって仕事をしていると、外からカッコウの声が聞こえてきました。すぐに園路に出て探しましたが、残念ながら姿は見えず。

せっかくなので、カワセミ観察壁まで散策することにしました。



壁の穴からのぞいてみると…



!!!



(お分かりいただけただろうか…)

壁の向こうにはカワセミ幼鳥がたたずんでいました。お腹が黒いので、先日の幼鳥かな?そーっとズームで写真を撮ろうとしたのですが、こちらのソワソワした気配に気づかれてしまったようで、池の方に飛んで行きました。




桟橋より奥側の園路は、連日の雨で大きな水たまりができています。ゆっくり歩けばスニーカーでもなんとか渡れるくらいですが、長靴があると便利です。




メダカ池も雨で増水しています。あふれた水が陸地のエリアまで広がって、水面がいつもの2倍以上に広がっています。





池をのぞいてみると、草地に1㎝ほどのメダカの幼魚がたくさん泳いでいました。





晴れ間に大声でさえずるオオヨシキリ。春先からずっと鳴いているせいか、喉の羽毛が抜けて、お肌が見えています。蒸し暑い今の季節には、涼しくて良いかも?


草むらの中には、お昼寝中のカルガモ親子の姿が。



出てきたところを見ると、かなり大きくなった幼鳥6羽の親子でした。最近の水鳥公園では、小さなヒナから大きなヒナまで、いろんな成長段階の幼鳥が見られます。初夏ならではのお楽しみポイントです。



閉館後、観察ホールの手すりにやってきたイソヒヨドリの幼鳥。



ピョンピョン跳ねて目の前まで来て、




こちらに気付いて慌てて向こうへ飛んでいきました。幼鳥は油断していることが多いので、動きが面白くてかわいいです。



大雨や雷が続き、そろそろ梅雨が明けて欲しいと思う今日このごろですが、晴れたら一気に暑くなりそうです。あっというまに7月も半ばに差し掛かりましたが、暑さ対策のうえ、初夏の幼鳥観察にぜひお越しください。

(みとら)

7月30日 「小鳥のお家を作ろう!」受付終了

 2023年 7/30(日)「小鳥のお家を作ろう!」児童文化センター開催は、

午前の部・午後の部共に満席となりましたので受付を終了しました。



同様な企画を8月20日(日)米子水鳥公園でも開催します。

こちらも8月4日から始まる事前申し込みが必要です。

満席となる可能性が高いのでお早めに申し込みください。


2023年7月8日土曜日

雨の中いきもの観察が面白い一日でした

雨の止み間に園内を歩いてみたところ、メダカ池にカワセミの幼鳥がいました。カワセミの幼鳥を見たのは今季初めてです。

メダカ池の近くを通りかかった時、園路沿いの柵から飛び立ったのが見えて存在に気づきました。その後すぐにメダカ池を渡る橋の上にとまり、至近距離でじっくり観察できました。10:21撮影。
















10:22撮影。















成長と比べると全体的に色がくすんでいて、胸や脚が黒っぽいのが幼鳥の特徴です。内またの短い脚がカワイイです。10:25撮影。















そっと観察位置を変えても逃げませんでした。真剣なまなざしでメダカを狙うカワセミ幼鳥。10:28撮影。















上手にメダカを捕らえて食べていました。水鳥公園は、巣立ったばかりのカワセミが独り立ちするための修行の場所となっています。10:30撮影。















今季はカイツブリの繁殖状況がとても悪いのですが、シギの入り江の奥に1箇所だけ抱卵中の巣があります。写真中央のヨシの株の根元に注目。10:45撮影。















幼いヒナを7羽連れたカルガモの親子が時々ネイチャーセンターのそばにやってきました。10:49撮影。















今日一番の注目の鳥、コムクドリ。ネイチャーセンターのそばに生えているエノキとネムノキに繰り返し飛来して、何かを食べていました。オス成鳥2羽と幼鳥1羽の3羽で行動していて、幼鳥が成鳥に餌をねだっていたので親子と思われます。メス親の姿は見えませんでしたが、もう1羽のオス成鳥は誰なのでしょう?

オス親に餌をねだるコムクドリ幼鳥。11:47撮影。















コムクドリ雄成鳥。木の葉の茂みを素早く動き回るので、なかなか全身をみるチャンスがありませんでした。11:48撮影。















コムクドリ幼鳥。顔つきが幼くてかわいいです。11:49撮影。















雨の中、クロハラアジサシがネイチャーセンター前によくやってきました。頭部とお腹の黒い部分に白い羽毛が混じり始め、冬羽への換羽が始まっています。12:22撮影。















クロハラアジサシは飛び回った後、ネイチャーセンター正面左手に見える5本杭によくとまって休んでいました。14:13撮影。















セグロセキレイの幼鳥。とても気が強く、池の上を飛ぶクロハラアジサシを時々追い掛け回していました。14:14撮影。















シギの入り江付近で何か丸いものをくわえていたハシブトガラス。14:22撮影。















謎の丸い物体を草の中に置いた後、付近を歩き回っていたハシブトガラス。ハシブトガラスが岸辺に近づくとカイツブリがやってきて、ハシブトガラスに水を浴びせて追い払おうとしていました。近くに巣があるので警戒しているのでしょう。14:24撮影。















またネイチャーセンター前右手の砂山にスッポンがやってきて、卵を産もうとしていました。スッポンの卵は2ヶ月くらいでふ化するようなので、9月まではこの砂山はそっとしておくことにしました。

砂山に後脚で穴を掘っている最中のスッポン。15:25撮影。
















場所を変えて、再度穴を掘り始めたスッポン。15:30撮影。


その後、スッポンが産卵を終えて穴を埋め戻して去っていくところを見届けたかったのですが、いつの間にか去っていました。残念。

幼いヒナ3羽を連れたカルガモの親子が、ネイチャーセンター前で羽繕いをしていました。16:39撮影。















雨天時は園内の池の上をツバメが多数飛び交うのですが、今日は少なめでした。
雨の中ネイチャーセンター前を飛ぶツバメ。16:42撮影。
















コシアカツバメも一緒に飛んでいました。16:44撮影。
















ネイチャーセンター前に設置されている水位計。この度の大雨で池の水位が上がり、52cmを指しています。普段は35cmくらいです。水位計の横に、写ってはいけないものが写っていますね。16:51撮影。


今日は一日中雨でしたが、生き物観察が楽しい一日でした。


(きりぎりす)