2020年2月29日土曜日

子どもラムサールクラブ2019一年間の活動アルバム

新型コロナウイルスの影響で、
3月8日に開催予定だった子どもラムサールクラブ2019の最終回が
中止となってしまいました。

この時に、会員の子どもたちに一年間の活動内容を紹介する
活動レポートを作って頂くはずだったのですが、
それができなくなってしまいました。

そこで、活動レポート制作のために用意していた写真を、
B1サイズのパネルにまとめて掲示することにしました。
題して
「子どもラムサールクラブ2019一年間の活動アルバム」
です。

パネル一面が活動記録写真で埋め尽くされていて、
横一列が各月の活動内容を示しています。
1か月につき6枚、11か月分で計66枚の写真で構成されています。
上から順に、4月から2月までの活動の様子を掲載しています。

4月12日まで、このアルバムを掲示しておりますので、
子どもラムサールクラブ2019の活動に関心がある方は、ぜひご覧ください。

ネイチャーセンター正面玄関を入ってすぐ左手の、
エントランスホール壁面(スロープ登り口前)に掲示しています。
前年度の子どもたちに作って頂いた、
「子どもラムサールクラブ2018活動レポート」の隣です。

なお、このパネルは、
新年度の「子どもラムサールクラブ2020」が始まると、
会員の小学生たちの「今日の私のイチオシ生き物」カードの掲示に
更新されます。






































(きりぎりす)

2020年2月28日金曜日

コハクチョウも自宅待機?

政府が全国の小中高校の休校要請を発表したことを受けまして、
米子水鳥公園も3月24日までに開催予定だった主催イベントを
中止することになりました。

カモ総選挙は予定どおり明日まで開催し、
明日の投票結果で当選の12種類が決定します。
最終日の盛り上がりを期待していたのですが、
このような情勢となってしまい、とても残念です。

今朝は7:50時点でコハクチョウが206羽いました。
今日は曇天で日差しがなくて肌寒く、
いつもならばコハクチョウは早朝から田んぼへ出かけてしまいそうな条件でしたが、
多数が一日中園内に残っていました。

人間が新型コロナウイルス対策に追われているのに倣って、
コハクチョウも自宅待機?














ネイチャーセンター前浜の門扉の上に、
ジョウビタキのメスがやってきました。
おそらく常連の愛想がよい個体でしょう。
今日もまんまるお腹がかわいいです。














そのほか、カワラヒワが12羽、
オオバヤシャブシの木に集まって賑やかに鳴いていました。
ウグイスのさえずりも、だんだん上手になってきました。

近頃、朝はコブハクチョウがいないのですが、
時間が経つにつれて数が増える傾向があります。
今朝も0羽でしたが、昼間に3羽になり、
閉館後の18:00過ぎには8羽になっていました。

ヘラサギの若鳥1羽が今日もいました。

学校が休校になり、イベントも次々と中止になり、
自宅待機するよう求められていますが、
人混みを避けて野鳥観察を楽しむのは有りではないでしょうか。

(きりぎりす)

2020年2月21日金曜日

パンダガモが5羽に増えた!

今日は予報どおりの良いお天気で、
桟橋からの大山風景が最高でした!

この時期、今日のように日差しが暖かな晴天の日は、
一日中園内でのんびりするコハクチョウが多くいます。














朝、水鳥公園を飛び立つコハクチョウ。
今季はまだ、水鳥公園から北へ旅立つ群れは
確認できておらず、
安来か南部町方向へ飛び去ります。
もう少し、ここでのんびりするつもりのようです。














近頃、ヘラサギの若鳥1羽が一日中園内にいます。
しかし、ずっと寝てばかりです。
すぐそばにコサギが舞い降りてきたので、
一応顔を上げたヘラサギ。
しかし、すぐに寝直してしまいました。














15:30頃にヘラサギが2羽飛来し、
計3羽になりました。
左の個体は夏羽への換羽が進んでいます。















園路沿いでは、カワラヒワが
オオバヤシャブシの実を食べに集まっていました。
水鳥公園では、カワラヒワは早春の鳥です。














近頃、ミコアイサのオスが2羽いるのですが、
朝は2羽だったのに夕方には5羽もいました。
メスは12羽いましたが、
こんなにオスが多いのは珍しいです。
この写真の中にはオスが3羽写っています。
しかし、ネイチャーセンターから500m先!
遠すぎ~!
もっと近くに来ないかな~。














(きりぎりす)

2020年2月19日水曜日

ハチジョウツグミ2羽現る

今日は、昨日までの冷たい雪や雨のお天気と打って変わり、
日差しが暖かいよいお天気になりました。

コハクチョウは昨日まで充分に採食できなかったのか、
今朝は職員が出勤した時にはすで
みんな田んぼへ出かけた後でした。

園路沿いの枯れ木の枝に、
ハチジョウツグミが2羽とまっていました。
この冬は、ほぼ毎日のように園内でみかけますが、
2羽一緒に現れるのは珍しいです。

離れてとまっていたので
2羽同時に写真に納まりませんでしたが、
これが1羽目で、














こちらが2羽目です。















メダカ池の柵にならんでとまるシロハラとスズメ。















園路にカシラダカが4羽降りていました。
落ちている木の実を拾って食べているようでした。
カシラダカを園内で見たのは久しぶりです。
スズメの群れも一緒に木の実拾いをしていました。














先日ご紹介しました「看板娘」のジョウビタキは
今日も健在です。
この個体は、右目の下が汚れていて、
アイリングが欠けて見えるのが特徴です。















池では、カモたちの求愛が活発化しています。
こちらではマガモが、














あちらではオナガガモが














求愛に励んでいます。
この他にも、コガモやカルガモ、時にはミコアイサも
求愛しています。

さて、現在開催中のカモ総選挙も、
投票期間は休園日を除いて残り8日。後半戦です。
現在までに、のべ880名以上の方が投票してくださっています。
先日は夕方のニュースでもご紹介いただきました。
まだ投票していない方は、
ぜひご来館いただいてカモウォッチングをしてから、
あなたの「押しガモ」に1票、投票をお願い致します。

(きりぎりす)

2020年2月17日月曜日

雪が降り始めました

米子水鳥公園は、
先日まで北へ帰るハクチョウの群れが観察されたり、
ヒレンジャクの群れがやってた来たりと春の雰囲気だったのですが
今日は吹雪です。














コハクチョウたちも15:30ごろから一部の群れが帰ってきて来ました。

2020年2月15日土曜日

中海中のオオハクチョウが集結!

今朝も、たくさんのコハクチョウで賑わっていた水鳥公園。
280羽以上いました。

朝、ネイチャーセンターを背景にコハクチョウの群れがいたので、
彦名東橋横の観察広場から広報用の写真を撮ろうとしたのですが、
撮影に行ったときにはすでに群れの位置が変わっていて、
目論見が外れてしまいました。残念。

代わりに、ネイチャーセンターを背景に飛び立つ
コハクチョウ群れが撮れました。














水鳥観察桟橋前を横切るコハクチョウたち。















今日は、オオハクチョウが19羽もいました。
中海周辺のすべての個体が集まっているくらいの数です。















すれ違うオオハクチョウとコハクチョウのつがい。
こうして見比べると、やはりオオハクチョウは大きいですね。















集結したオオハクチョウの動向に注目していたところ、
オオハクチョウたちはみんな安来方向へ飛んでいきました。
旅立ちはまだのようです。















昼間に大山とコハクチョウの群れが一緒に見られるのは、
この時期ならではの風景です。
この時期のお天気が良い日は、昼間に採食に出かけず、
ねぐらでのんびり過ごす個体が多く見られます。
コハクチョウたちは夜に旅立つので、
一晩中飛び続けることに備えているのではないか、
と思います。














近頃、一部のお客様の間で話題になっている、
とっても人懐っこいジョウビタキのメス。
今日も芝生広場で私を出迎えてくれました。














歩いていると、突然目の前に飛び込んできて、
1.5mくらいの距離にとまることがあります。
なぜこんなに人懐っこいのかな?

まさに水鳥公園の看板娘です(笑)

























夕方、池の中央で騒ぐコハクチョウたち。
旅立ちを目前に控えたコハクチョウたちは、
興奮気味で他の家族と頻繁に鳴き交わし、
時には争います。
この騒々しさも旅立ちの兆しの一つです。















春の陽気だった昨日と今日は、まさに旅立ち日和でした。
明日からは天気が悪くなるようなので、
旅立ちは小休止となる見込みです。
次の旅立ち日和は、天気が回復する予報が出ている水曜日頃かな?

●今日の鳥
コハクチョウ       281羽
オオハクチョウ        19羽
コブハクチョウ       4羽
ツクシガモ         1羽
オカヨシガモ        2羽
ヒドリガモ       20羽
ヒドリガモ✕アメリカヒドリ 雄1羽
マガモ       194羽
マガモ×カルガモ    雌1羽
キンクロハジロ   155羽
ミコアイサ  雄2羽雌10羽
タシギ                        6羽
ユリカモメ               45羽
ウグイス      雄1羽 さえずる
ハチジョウツグミ   1羽
ツグミ        12羽 夕方に枯木に群れる

など、40種1亜種2交雑種、総計約1000羽

(きりぎりす)

2020年2月14日金曜日

コハクチョウの北帰行を初確認!

今朝、今季初めてコハクチョウの旅立ち(北帰行)を確認しました。

園内にいた群れは旅立ちませんでしたが、
安来方向から飛んできた群れが
水鳥公園上空を一周旋回した後、
27羽が北東へ飛び去りました。









































今日は春を感じる暖かな朝で、ヒバリやウグイスも囀っていました。
まさに北帰行日和でした。

今後、旅立ちは活発化して今月下旬から来月上旬にピークを迎える見込みです。
水鳥公園にも渡りの途中に立ち寄るコハクチョウが増えてくるので、
真冬以上に数が増えて賑わいます。
これから2~3週間が、今季最高かつ最後のコハクチョウ観察シーズンになるでしょう。
天気予報を見て、天気が良い日の早朝にお越し頂ければ、
旅立ちの瞬間に立ち会えるかもしれません。

追伸:
先日まで大人気だったヒレンジャクは、
11日を最後に姿が見られなくなりました。
やはり11日がラストチャンスでした。

まだクロガネモチの実が残っているので、
また別の群れがやってきてくれることを期待します。

(きりぎりす)

コハクチョウの数が増えてきました!

今朝の水鳥公園の様子(20200214 07:50)です。
先週末の寒波が抜けて、ハクチョウたちが戻ってきたようです。
水鳥桟橋から見たつばさ池は、ハクチョウだらけです。
先週末にせっかく降った大山の雪ですが、
あっという間に、尾根の雪がなくなってしまいました。
春が少しづつ近づいているようです。

































今朝は
コハクチョウ 254羽を確認しました。

2020年2月11日火曜日

Japanese Waxwing fever !!

一昨日にヒレンジャクが現れ、
翌日もまだいますよ、
という情報発信後の今日、
素晴らしい晴天に恵まれた祝日ということで、
一日中園内はヒレンジャクフィーバーでした。

クロガネモチに群れるヒレンジャクを撮影するお客様。
熱心な方は、正門前で6:30頃の開門をお待ちでした!















ヒレンジャクは特に珍しい鳥というわけではないのですが、
水鳥公園では開園25年目にして初記録ですし、
意外と観察できる機会が少ないので、
多くの方の関心を集めたようです。
ハクガンと同等か、それ以上の反響かもしれません。

枯れたヤマハンノキの樹上に群れるのはいつもどおり。
今日は毎回21羽の群れで現れました。
ヒレンジャクが群れる場所が順光となる午前中が
観察におすすめです。






































































今日は、レンジャク名物の
「チョー長いうんこ」
がとても目立ちました。
これはヤドリギの実を食べた後の糞で、
新たな宿主に種子を運んでもらうための
ヤドリギの工夫です。
おそらく、ヒレンジャクの
水鳥公園を含む周回コース内に、
ヤドリギがたくさんあるのでしょう。
ヤドリギの実はレンジャク類の大好物です。

群れで現れて3日目ともなると、
よくとまる木の枝にネバネバウンコが
いっぱいぶら下がっています。
これでは、園内の木がヤドリギだらけになっちゃう、
と心配になるところですが、
主に糞が付着しているのは枯れたヤマハンノキなので、
宿りようがありません。
ヤドリギにとっては期待外れな結果ですね。






















今日は朝からお昼過ぎまで、頻繁に姿を見せてくれたので、
ヒレンジャク目当てにお集まりだったお客様の
ほとんどに観察して頂けたと思います。
しかし、午後後半になってから急に
出現頻度が落ち込みました。

毎回ものすごい勢いで実を食べているので、
見る見るうちに赤い実が減っています。
あと数日で食べつくされそうな勢いです。
当然、実がなくなってしまえば、
ヒレンジャクはもうやってこないでしょう。

明日以降は天気が悪い予報で、
ヒレンジャク観察日和は
今日がラストチャンスだったかもしれません。
※明日は祝日の翌日につき休園日です
今日来園された皆さまはラッキーでした。

閉館後、採食を終えて帰ってきたコハクチョウ。















2月9日以降、園内で塒入りするコハクチョウは激減。
これまで多数派だった南部町に通うグループが
日野川にねぐらを移してしまいました。
そろそろ北帰行の時期ですが、
水鳥公園ではまだその兆しが感じられません。

●そのほかの鳥情報
コハクチョウ  51羽 北帰行の兆し見られず
オオハクチョウ 2羽 早朝のみ
コブハクチョウ 6羽 いつもより多い!
タシギ     7羽 前浜の小島に全員集合!
ヘラサギ    2羽 早朝は1羽、夕方は2羽
ミコアイサ   18+羽 今日は雄の姿なし
ユリカモメ   28羽 近頃多い!
ツクシガモ   0羽 昨日は4羽、一昨日は7羽でした
ハイタカ    1羽 ヒレンジャクを襲わないでね!
ジョウビタキ  1羽 数メートルの距離で観察できます
など、38種。

(きりぎりす)

2020年2月10日月曜日

ヒレンジャク今日も現れる!!

昨日から観察されているヒレンジャクです。
今日も21羽が観察されています。

















クロガネモチの実をくわえたところ。

ネイチャーセンターの展望ホールの真下にクロガネモチの木があり、
これに集まってきます。
































周囲の灌木とクロガネモチの木を行ったり来たりしています。
冷たい雨が降る中、一生懸命実を食べています。




2020年2月9日日曜日

レンジャクに始まりレンジャクに終わる

今朝、園内の枯れたヤマハンノキに、
ツグミ大の鳥が群れているのが見えたので、
ツグミの群れがやってきたのかと思いながら
望遠鏡で確認したところ、
ヒレンジャク11羽の群れでした。
園内初記録、在来種232種類目の鳥です。














しかし、8:35~8:40のつかの間の滞在で、
すぐにどこかへ飛び去ってしまいました。

ところが、事務室で勤務中だった15:00頃、
窓の外からレンジャクの声が聞こえてきました。
急いでカメラを持って屋外に出てみると、
ヒレンジャクの群れが再びやってきていました。
今度は21羽に増えていました。

その後もヒレンジャクたちは、

枯れ木にとまる→
クロガネモチの実をあわてて食べる→
枯れ木に戻る→
遠くへ飛び去る

というリズムで、飛来、飛去を
繰り返していました。

最初は11羽で、次は21羽でしたが、
その後現れたのは全て11羽の群れでした。
11羽と21羽は別の群れだったのかもしれません。
























































そして、夕方遅くまで姿を見せてくれました。
まさに、ヒレンジャクに始まり、
ヒレンジャクに終わった一日でした。

ヒレンジャクたちは、園内のクロガネモチの実が
お目当てのようなので、実があるうちは、
水鳥公園にしばらく通ってくれるのではないか、
と期待しています。
明日以降も姿が見られるか、楽しみです。


園路を歩いていると、メジロの姿を
よく見かけるようになりました。
米子水鳥公園では、メジロは早春の鳥です。














夕方、大山がとてもきれいでした。















日没後、満月がとてもきれいで、
池に太い光の帯が写っていました。
今日はとても良い日でした。

(きりぎりす)