2025年2月28日金曜日

コハクチョウが多数飛来!

今朝の園内風景。
昨日の夕方にコハクチョウが続々と飛来し、
97羽が夜を明かしていました。
このほか、通勤途中に鳥大病院付近で
東へ向かうコハクチョウの十数羽の群れを見かけたのですが、
水鳥公園から出発した渡りの群れかもしれません。
8:31撮影。










コハクチョウの群れは、つばさ池の東寄りと
西寄りに分かれていたのですが、
西寄りの群れが南西方向へ飛び立ち始めました。
9:19撮影。








遠くからコハクチョウの声が聞こえてきたので、
目を凝らして周囲を見渡したところ、
大山方向から大群が飛来してきました。
9:36撮影。











コハクチョウの姿が曇天に溶け込んでいて、
姿を捉えにくかったです。
青空だったら素晴らしい景色だったと思います。
9:36撮影。











大山の前を横切るコハクチョウの群れ。
大山がかすんでいたのも残念でした。
9:37撮影。











新たに飛来した群れは東寄りの群れと合流し、
あっという間につばさ池の東側が賑やかになりました。
あらためて園内のコハクチョウを数えてみると、
182羽いました。
この少し前に数十羽が南西に飛び去っているので、
東から飛来した群れは約100羽と思われます。
9:37撮影。









元々園内にいた、つばさ池東寄りの群れが、
ネイチャーセンターに近寄ってきました。
9:45撮影。

















さきほど東から飛来した大群は、
マガン半島付近と粟嶋神社横に帯状に
分散しました。9:49撮影。













ネイチャーセンターに寄ってきた群れは、
次々と南西に飛び去りました。
安来の田んぼに採食に行ったのかな?
10:22撮影。














南西に飛び去る準備をしていた群れの中に、
求愛ディスプレイをしている番いがいました。

たたんだ翼を浮かせて、互いに胸を突き合わせる
コハクチョウの求愛ディスプレイが見られるのは
とても珍しいです。10:25撮影。
















園路にカワラヒワが12羽降りて、
地面に落ちている木の実を食べていました。
12:23撮影。
















オオバヤシャブシの実を食べにくる訪問者は、
マヒワからカワラヒワに置き換わりました。
12:23撮影。













ネイチャーセンター目の前直下で
ヨシの地下茎を食べるヌートリア。
近頃はカモ島の掘削はやめて、
前浜の岸辺を掘削してヨシの地下茎を食べています。
16:08撮影。
















お昼過ぎまで曇天で大山が見えませんでしたが、
夕方にようやく青空になり、
大山がきれいに見えるようになりました。
16:12撮影。




粟嶋神社の横に群れていたコハクチョウの中に、
首が3の字に曲がった「さんちゃん」がいました。
(写真右端)16:59撮影。












今日一日、園内でのんびり過ごしていたコハクチョウたちは、
今晩から明日の早朝にかけて北へ旅立つ可能性があります。
明日の早朝は天気がよさそうなので、
コハクチョウの渡りが見られる期待大です。

(きりぎりす)

2025年2月26日水曜日

春の気配

開館時、園内にハクチョウが1羽もいませんでした。
これまで園内に居付いていたコブハクチョウたちが
24日以降いなくなりました。
その代わり、寒波の最中にいなくなっていた
オナガガモの群れが戻ってきました。
9:08撮影。















水鳥公園の隣の農地上空で、
ヒバリが縄張り争いをしていました。
5羽が入り乱れて飛び回っていました。
13:03撮影。
















畑に降りてさえずるヒバリ。
もう子育てのための場所取り合戦が始まっています。
13:04撮影。
















午後にはオナガガモの群れが
1500羽くらいまで増えていました。
カモ島の後ろに帯状に群れるオナガガモ。
17:47撮影。













このようにカモが多数群れている時は、
珍ガモ探しが面白いです。
オナガガモの群れの真ん中で目立ちまくっていた
ツクシガモ。15:45撮影。













オナガガモの大群の中には、
トモエガモが混じっていることが多いです。
トモエガモはオナガガモと相性が良いようです。
この写真にはトモエガモのメスが2羽います。
15:45撮影。













夕方、オナガガモの群れがネイチャーセンターに
寄ってきたのに伴い、トモエガモも近くなりました。
トモエガモの雄2羽。17:22撮影。



閉館後に、コハクチョウの声が聞こえたので
つばさ池をみてみると、
コハクチョウがねぐら入りしていました。
久しぶりの風景です。18:08撮影。













コハクチョウは18:12までに28羽が飛来し、
そのうちの一部が前浜に寄ってきました。
18:18撮影。












ようやく寒波が去り、
春らしい天気になってきたので、
コハクチョウたちも旅立ちの準備を
始めたようです。

18:18~18:24にかけて、
マガン約830羽、ヒシクイ約80羽も
ねぐら入りしましたが、
18:38に賑やかに鳴きながら
西へ去ってしまいました。
何かに驚いたのでしょうか。
これが今季のお別れでないことを祈ります。

今日は午前中は曇っていて、
午後から晴れてきましたが、
西から南の風が強く、やや肌寒かったです。
これまで連日確認されていた
トラツグミとマヒワは確認できませんでした。

(きりぎりす)

2025年2月23日日曜日

厳寒の朝でした

雪が降りしきる厳寒の夜明けでした。
カモ島に集まっていたツクシガモの背中に
雪が積もっていました。6:39撮影。

















真っ黒なオオバンの背中にも着雪。
6:48撮影。
















タカの茂み横に群れていたマガン。
6:48撮影。














マガン半島の奥に群れていたヒシクイ。
6:53撮影。














マガン半島の手前にはマガンが群れていました。
400羽くらいいました。7:04撮影。
















園路沿いの茂みからキジのオスが現れました。
春が近づき、雪景色の中でオスの鳴き声が
聞こえるようになりました。6:57撮影。
















タカの茂み横に群れていたマガンが採食に先発。
7:01撮影。















続いて、マガン半島の群れも出発。7:12撮影。















いつものコブハクチョウ4羽。
今朝は幼鳥1羽だけ前浜にいて、
残り3羽はタカの茂み横で夜を明かしました。
日の出後、前浜の1羽がタカの茂み横へ移動して
3羽と合流しました。7:14。













朝焼けの中のツクシガモ。7:19撮影。
















連日マヒワがやってくるオオバヤシャブシに
びっしりと着雪。
これでは、マヒワが採食できそうにありません。
7:21撮影。















ヒシクイの群れも出発。
マガン半島の裏に隠れていて
何羽いるか分かりませんでしたが、
飛び立った群れを数えたら33羽いました。
7:22撮影。
















着雪した枯れヨシ原に
ベニマシコのオスが2羽現れました。
7:28撮影。




















そのうちの1羽が、
ネイチャーセンター近くのヨシにとまりました。
雪景色の中のベニマシコのオスは
とても美しかったです。7:29撮影。




















雪のヨシ原にはオオジュリンも10羽以上いました。
7:28撮影。
















ネイチャーセンター2階のキャットウォーク
(避難通路)に獣の足跡がありました。
一昨晩にトレイルカメラを仕掛けたところ、
イタチらしき獣の姿が写っていましたが、
この足跡はイタチにしては大きすぎるし、
爪が大きいです。何者かな?7:47撮影。
















つばさ池北岸の市道沿いのヤナギに
アリスイがとまっていました。
ネイチャーセンターから遠かったのですが、
無理やり撮影したら未確認生物(UMA)のように
写りました。9:22撮影。
















雪まみれだったオオバヤシャブシでしたが、
それでもマヒワは現れました。12:25撮影。
















時々、突然何々驚いて一斉飛び立つのですが、
しばらく空を右往左往した後で、
再びJr.レンジャーの森に戻ってきました。
12:31撮影。
















落葉した樹上にとまったマヒワ。
今日はオス3羽メス2羽を確認しましたが、
臨時解説員Aさんは6羽確認したそうです。
12:32撮影。












今日もお客さまが園路で
トラツグミに出会ったそうですが、
職員は近頃確認できておりません。
出会うには運が必要です。

近頃コハクチョウが見られないのですが、
この寒波が抜けると少し暖かくなる見込みなので、
旅立ち(北帰行)が再開されると思います。
その際に、水鳥公園に集まってくれることを
期待しています。

(きりぎりす)

第30回米子水鳥公園絵画コンクール表彰式

 










本日、第30回米子水鳥公園絵画コンクールの
表彰式を開催しました。

理事長(伊澤勇人 米子市副市長)から
賞状と記念品の贈呈のほか、
地域貢献団体スワン米子さんからは
応募者全員分の参加賞を提供頂きました。

また、最優秀賞の根上佳英さんより、
作品についての素敵な作文の発表を頂きました。

絵画コンクールは、
米子水鳥公園の開館以来続く企画です。
今後も水鳥公園とともに、
末永く開催してゆきたいと思っています。

(ポタチャン)

2025年2月22日土曜日

今日の鳥たち20250222

今朝のヒシクイのねぐら立ち。90羽いました。
6:48みとら撮影。











マガンのねぐら立ち。500羽以上いました。
6:52みとら撮影。
















今朝は久しぶりにオナガガモの群れがいました。
460羽くらいいて、
その中にトモエガモが3羽混じっていました。
7:03みとら撮影。
















400mくらい先に、ミコアイサのオスとメスがいました。
オスは久しぶりです。7:51みとら撮影。















このほか、今日もヘラサギが1羽いましたが、
8:35に飛び去ってしまいました。
なぜか早朝しか園内にいてくれません。

オオバヤシャブシの枝に
黄色っぽい小鳥が2羽いたので、
マヒワかと思ってよく見たらメジロでした。
水浴び直後なのか、全身びしょ濡れで
身を寄せ合っていました。
これが本物の目白押しです。10:12撮影。















この2羽は相互羽繕いもしていてとても仲が良く、
つがいのようです。10:13撮影。















首を上に伸ばしたメジロ。
あまり見たことがない姿勢で面白いです。
10:13撮影。















マヒワもいました。
真後ろから見るとまん丸です。10:19撮影。















今日もくちばしが食べかすまみれです。
10:20撮影。















この個体は黄色みが弱く、
背と腹の縦斑が濃いのでメスかと思いましたが、
近くから見ると頭頂と腮が黒く、
メスにしては黄色みが強いのでオスでした。
第1回冬羽でしょう。10:24撮影。















一方、こちらは黄色みが強く縦斑が不明瞭な先輩オス。
小さなオオバヤシャブシの実に余裕でとまれてしまう、
とてもコンパクトな鳥です。10:29撮影。















マヒワの先輩後輩コンビも、オス同士ですが
メジロのつがいに負けないくらい仲良く
行動を共にしていました。10:31撮影。















マヒワは滞在4日目ですが、
10羽、4羽、4羽、2羽と徐々に減ってきています。
いつまで見られるかな?
トラツグミは確認できませんでしたが、
お客様がまだいた、と教えてくださいました。

(きりぎりす)