2026年8月19日水曜日

オオソリハシシギとアカアシシギが到着!

近頃、時々雨が降るので、
メダカ池の水位はすっかり回復しました。
10:29撮影。















メダカ池のヌシ、スッポンも健在でした。
10:29撮影。















樹液にルリタテハがいました。10:31撮影。















今日もウラギクの池にシギ類が集まっていました。
しかし、お昼過ぎにまたハヤブサがやってきて、
シギたちが逃げてしまいました。

その後、少しずつ戻ってきたシギたち。
木道の上にタカブシギがいて、
下の陰にソリハシシギやタカブシギが
隠れていました。16:17 撮影。












カモ島の横に寄ってきたマガモのエクリプス。
冬の色鮮やかな姿とは全く異なり、
同じ種類とは思えない姿です。16:19撮影。
















ここ数日で、急速につばさ池の水面に藻
(シオグサ?)が浮遊し、
開放水面がどんどん狭まっています。
16:28撮影。















閉館後にウラギクの池にいるシギ類を
調べに行きました。

昨日から滞在中のオオソリハシシギ幼鳥。
17:43撮影。















この直後、ウラギクの池のシギたちが
一斉に飛び去ってしまいました。
ハヤブサの襲撃以後、
警戒心がとても強くなっていました。

そこで、マガン半島の基部に移動してみると、
飛び去ったシギたちがまとまっていました。
左から、オオソリハシシギ、ソリハシシギ、
アオアシシギ、ソリハシシギ、アカアシシギ。
17:58撮影。













再び飛び立ったシギの群れ。17:59撮影。












ウラギクの池に移動して
シギたちの帰りを待っていると、
少しずつ戻ってきました。

タカブシギ。18:10撮影。












コサギの幼鳥も飛んできました。18:10撮影。
















ヒバリシギ幼鳥。18:29撮影。















アカアシシギ幼鳥。
くちばし基部も脚も赤くありません。18:30撮影。















タカブシギとアカアシシギ。18:31撮影。













オオソリハシシギ幼鳥とアオアシシギ成鳥。
18:40撮影。















よく鳴いていたアオアシシギ。18:40撮影。















左から、タカブシギ、オオソリハシシギ、
アオアシシギ。18:44撮影。












ウラギクの池に散らばって採食に勤しむシギたち。
18:45撮影。












昨日からオオソリハシシギとオバシギが1羽ずついて、
今朝は今季初認のウズラシギも1羽いたので、
閉館後に記録撮影しようと思っていたのですが、
ハヤブサの襲撃後、
ウズラシギとオバシギは現れませんでした。

ジシギ類も草むらに潜んでいましたが、
姿がよく見えないので種類は不明です。

本日確認できたシギ・チドリ類
・コチドリ 2羽
・トウネン 3羽
・ソリハシシギ 4羽
・イソシギ 1羽
・タカブシギ 5羽
・アオアシシギ 3羽
・ウズラシギ 1羽(今季初認)
・ヒバリシギ 2羽
・オバシギ 1羽(8/18初認)
・オオソリハシシギ 1羽(8/18初認)
・アカアシシギ 1羽(初認)
・ジシギsp. 1羽

(きりぎりす)

2026年8月15日土曜日

シギの標識調査を行いました

閉館後に、
ウラギクの池に集まるシギ類を対象とした
鳥類標識調査を行いました。

調査開始時には、
ウラギクの池にいろいろなシギがいましたが、
捕獲できたのはソリハシシギ1羽だけでした。

唯一捕獲できた、
ソリハシシギ 性不明・成鳥。















ソリハシシギの右脚を上から観察。
中趾と外趾の間に小さな水かきがあります。
このように、望遠鏡では観察しづらい部位が
くわしく観察できることも、
鳥類標識調査の利点です。















シギが対象でしたが、思いがけず捕獲できた
ヒバリ 性不明・成鳥。
通常の調査ではあまり捕獲できないので、
貴重です。
普段は逆立てている冠羽を寝かせていると、
ヒバリらしく見えませんね。















後趾の爪が長く伸びているのがヒバリの特徴です。
これも望遠鏡で観察しているときは
草で隠れて観察しづらい部位です。















ヒバリは全身の羽毛を換羽中でした。
ほとんどの鳥は、飛翔能力を損なわないように、
少しずつ風切を換羽していきます。
内側初列風切と次列風切の先端中央が
窪んでいることに初めて気づきました。















調査結果
・ソリハシシギ Rp1羽
・ヒバリ    N1羽
以上、2種類・2羽でした。

このソリハシシギは、
8月10日に行った調査時に標識した2羽のうちの1羽で、
5日後の再捕獲となりました。

(きりぎりす)

ハヤブサがシギの群れを襲撃!

本日の鳥類標識調査では、
シマセンニュウの幼鳥が捕獲されました。

今は成鳥が主に捕獲できる時期ですが、
幼鳥も時々捕れます。

シマセンニュウ性不明・幼鳥。
明らかにくちばしが短く、
シマセンで間違いありません。















今日の調査結果
・ウチヤマセンニュウ Rt2
・シマセンニュウ             N9
・オオヨシキリ       N8
・セッカ                               N1
以上、4種・20羽(うち再捕獲2羽)でした。

3日連続でウチヤマセンニュウが捕獲されたのは
快挙ですが、この2羽は先日標識した個体でした。
ウチヤマセンニュウが標識後に再捕獲されたのは
初めてです。


ウラギクの池に、
ジシギ類を2羽、今季初確認しました。
この時期に現れるジシギはオオジシギの可能性が
高いのですが、手前に茂る草で姿がよく見えません。
左から、
コアオアシシギ、アオアシシギ、オオジシギ?
10:00撮影。












ウラギクの池に、ソリハシシギ、アオアシシギ、
コアオアシシギ、トウネン、タカブシギ、
セイタカシギが集まり、賑わいました。10:57撮影。















するとそこに、ハヤブサが襲撃してきました。
セイタカシギに狙いを定め、追跡するハヤブサと、
必死で逃げるセイタカシギ。10:59撮影。















マガン半島手前のヨシ原の裏に逃げ込む
セイタカシギと、それを追うハヤブサ。
この後、ハヤブサが急上昇して
何も掴んでいなかったので、
セイタカシギは水面に不時着して逃げ切ったと
思われます。10:59撮影。















ハヤブサはそのまま東方向へ飛び去りましたが、
しばらくすると再びウラギクの池に戻ってきました。
その様子を撮影したら、
偶然背景にアオバトのオスキジバトが写っていました。
以前ご紹介した、ウラギクの池の背景に見える
枯れ松にとまっていました。
ここは要チェックポイントかもしれません。
11:02撮影。
→8/20追記:
同時に撮影していたお客様からのご指摘により、
キジバトと確認されましたので訂正します。















ハヤブサの襲撃で避難してきたのか、
シギ島にトウネンが1羽いました。11:32撮影。
















夕方にシギ島を見ると、まだトウネンがいました。
午後はずっとシギ島で過ごしていたようです。
17:07撮影。
















(きりぎりす)

2026年8月14日金曜日

妙技!コサギの波紋漁法

今年もコサギの波紋漁法が観察できました。

当園では、ほぼコサギにのみ見られる行動で、
くちばしで水面に波紋を立てて、
それに誘引された小魚を捕食する妙技です。

動画がこちら。12:14撮影。


7月~9月に見られる行動です。
ご来園の際にはぜひ、
コサギの行動にご注目ください。

(きりぎりす)

今日もウチヤマセンニュウが捕獲されました

本日行いました鳥類標識調査で、
昨日に続いてウチヤマセンニュウが捕獲されました。
シマセンニュウと比較してご紹介します。

くちばしの比較。
上がシマセンニュウ性不明・成鳥、
下がウチヤマセンニュウ性不明・幼鳥です。

























翼の比較。
上がシマセンニュウ性不明・成鳥、
下がウチヤマセンニュウ性不明・幼鳥です。
初列風切を外側から数えて、
シマセンが3>4>2>5、
ウチヤマが3>4>5>2
になっていることに注目。



















上面の比較。
上がシマセンニュウ性不明・成鳥、
下がウチヤマセンニュウ性不明・幼鳥です。
尾羽とくちばしの長さに注目。
ウチヤマはシマセンと比べて
尾羽とくちばしが長いです。


















このように、
シマセンニュウとウチヤマセンニュウは
大変良く似ています。
そこで私たちは、鳥の体の各部を細かく観察して
種類、年齢、性別を判断しています。
長年この調査に取り組んでいますが、
これらを正しく識別することは難しいです。

セッカ 性不明・幼鳥も捕獲されました。
羽毛が新鮮で、全体的に黄色っぽいのが
今の時期の幼鳥の特徴です。















今日の調査結果
・ウチヤマセンニュウ N1
・シマセンニュウ   N5
・オオヨシキリ    N2
・セッカ       N1
以上、4種類・9羽(すべて新規)でした。

今年は調査日がウチヤマセンニュウの渡り時期と
うまくかみ合っているのか、
2日間ですでに3羽捕獲されています。
いつも1シーズンで1~2羽捕獲できるかどうかなので、
かなりの好成績です。


昨日の夕方に降った雨で、
メダカ池の水位がかなり回復しました。
メダカも嬉しそうに泳いでいました。
14:50撮影。
















今年はもともと少なかったのですが、
樹液でカブトムシの姿が見えなくなりました。
お盆のころにはカブトムシはいなくなります。
シロテンハナムグリはまだまだ元気です。
14:52撮影。



















今日は空が霞んでいて、
当園自慢の大山風景が見えませんでした。
池の上にはツバメ類がたくさん飛び交っていて、
よく見ると、ツバメ、コシアカツバメ、
ショウドウツバメが見つかります。
14:52撮影。















近頃、最高気温が下がったせいか、
昼間でも元気にセミが鳴くようになりました。

(きりぎりす)

2026年8月13日木曜日

鳥類標識調査はじまる

本日から鳥類標識調査を開始しました。
小鳥たちの秋の渡りをモニタリングする
当園の重要な調査です。

早速、今が旬な鳥、
ウチヤマセンニュウが捕獲できました。

ウチヤマセンニュウ性不明・幼鳥。
細長いくちばしが特徴です。















初列風切が、外側から数えて3>4>5>2
の順に長いのが重要な特徴です。
注:一番外側のとても短い初列風切を含んだ
順番です。















つづいて、これから渡りが本格化する
シマセンニュウ性不明、成鳥。















初列風切が、外側から数えて3>4>2>5
の順に長いのがシマセンニュウの特徴なのですが、
この個体はウチヤマセンニュウと同じでした。
羽の色が違うのは、この時期の成鳥の特徴で、
黒っぽいのが新羽、茶色いのが旧羽です。
幼鳥は換羽しておらず、均一です。















最も分かりやすい特徴が、くちばしの長さです。
左がシマセンニュウ、右がウチヤマセンニュウです。
ウチヤマセンニュウの方が明らかに長いです。















そのあとで捕獲された個体が識別に困りました。
くちばしが先ほどのシマセンニュウよりも
長いです。















そして、初列風切の長さも
ウチヤマセンニュウの特徴を示していました。










しかし、ウチヤマにしては
くちばしがやや短めに感じることと、尾羽が短く、
尾羽/翼の比率がシマセンニュウと一致したため、
シマセンニュウと同定しました。
→8/14追記
尾羽が短いのは、伸長中のためである可能性があり、
それ以外の計測値がウチヤマの値と矛盾しないことから
この個体はウチヤマセンニュウに訂正します。

シマセンニュウは個体差が大きく、
このようにウチヤマセンニュウとの識別に
悩む個体が時々います。

そのほかに捕獲された鳥。

オオヨシキリ性不明・幼鳥。















オオヨシキリ性不明・成鳥。
















以上、今日の調査結果は、
・ウチヤマセンニュウ    N1 2
・シマセンニュウ             N3 2
・オオヨシキリ       N10Rc1
以上、3種・15羽(うち再捕獲1羽)でした。

ウチヤマセンニュウは、
7月下旬~8月上旬に当地を通過していると考えられ、
この時期にしか捕獲できない鳥です。
今季は秋の渡りが早そうなので、
調査開始が間にあわないかと思いましたが、
無事今年も確認できて良かったです。


日照り続きで干上がる寸前だったメダカ池は、
昨日の雨で少し水位が回復しました。
ヌシのスッポンの姿は見えませんでした。
水位が上がり、身を隠せるようになった、
ということかな?13:11撮影。















つばさ池の水位も4cmほど上昇し、
当地では恵みの雨となりました。

(きりぎりす)