2026年8月14日金曜日

今日もウチヤマセンニュウが捕獲されました

本日行いました鳥類標識調査で、
昨日に続いてウチヤマセンニュウが捕獲されました。
シマセンニュウと比較してご紹介します。

くちばしの比較。
上がシマセンニュウ性不明・成鳥、
下がウチヤマセンニュウ性不明・幼鳥です。

























翼の比較。
上がシマセンニュウ性不明・成鳥、
下がウチヤマセンニュウ性不明・幼鳥です。
初列風切を外側から数えて、
シマセンが3>4>2>5、
ウチヤマが3>4>5>2
になっていることに注目。



















上面の比較。
上がシマセンニュウ性不明・成鳥、
下がウチヤマセンニュウ性不明・幼鳥です。
尾羽とくちばしの長さに注目。
ウチヤマはシマセンと比べて
尾羽とくちばしが長いです。


















このように、
シマセンニュウとウチヤマセンニュウは
大変良く似ています。
そこで私たちは、鳥の体の各部を細かく観察して
種類、年齢、性別を判断しています。
長年この調査に取り組んでいますが、
これらを正しく識別することは難しいです。

セッカ 性不明・幼鳥も捕獲されました。
羽毛が新鮮で、全体的に黄色っぽいのが
今の時期の幼鳥の特徴です。















今日の調査結果
・ウチヤマセンニュウ N1
・シマセンニュウ   N5
・オオヨシキリ    N2
・セッカ       N1
以上、4種類・9羽(すべて新規)でした。

今年は調査日がウチヤマセンニュウの渡り時期と
うまくかみ合っているのか、
2日間ですでに3羽捕獲されています。
いつも1シーズンで1~2羽捕獲できるかどうかなので、
かなりの好成績です。


昨日の夕方に降った雨で、
メダカ池の水位がかなり回復しました。
メダカも嬉しそうに泳いでいました。
14:50撮影。
















今年はもともと少なかったのですが、
樹液でカブトムシの姿が見えなくなりました。
お盆のころにはカブトムシはいなくなります。
シロテンハナムグリはまだまだ元気です。
14:52撮影。



















今日は空が霞んでいて、
当園自慢の大山風景が見えませんでした。
池の上にはツバメ類がたくさん飛び交っていて、
よく見ると、ツバメ、コシアカツバメ、
ショウドウツバメが見つかります。
14:52撮影。















近頃、最高気温が下がったせいか、
昼間でも元気にセミが鳴くようになりました。

(きりぎりす)

2026年8月13日木曜日

鳥類標識調査はじまる

本日から鳥類標識調査を開始しました。
小鳥たちの秋の渡りをモニタリングする
当園の重要な調査です。

早速、今が旬な鳥、
ウチヤマセンニュウが捕獲できました。

ウチヤマセンニュウ性不明・幼鳥。
細長いくちばしが特徴です。















初列風切が、外側から数えて3>4>5>2
の順に長いのが重要な特徴です。
注:一番外側のとても短い初列風切を含んだ
順番です。















つづいて、これから渡りが本格化する
シマセンニュウ性不明、成鳥。















初列風切が、外側から数えて3>4>2>5
の順に長いのがシマセンニュウの特徴なのですが、
この個体はウチヤマセンニュウと同じでした。
羽の色が違うのは、この時期の成鳥の特徴で、
黒っぽいのが新羽、茶色いのが旧羽です。
幼鳥は換羽しておらず、均一です。















最も分かりやすい特徴が、くちばしの長さです。
左がシマセンニュウ、右がウチヤマセンニュウです。
ウチヤマセンニュウの方が明らかに長いです。















そのあとで捕獲された個体が識別に困りました。
くちばしが先ほどのシマセンニュウよりも
長いです。















そして、初列風切の長さも
ウチヤマセンニュウの特徴を示していました。










しかし、ウチヤマにしては
くちばしがやや短めに感じることと、尾羽が短く、
尾羽/翼の比率がシマセンニュウと一致したため、
シマセンニュウと同定しました。
→8/14追記
尾羽が短いのは、伸長中のためである可能性があり、
それ以外の計測値がウチヤマの値と矛盾しないこと、
この時期にシマセンニュウの幼鳥が捕獲される
可能性は低いと考えられるため、
この個体はウチヤマセンニュウに訂正します。

シマセンニュウは個体差が大きく、
このようにウチヤマセンニュウとの識別に
悩む個体が時々います。

そのほかに捕獲された鳥。

オオヨシキリ性不明・幼鳥。















オオヨシキリ性不明・成鳥。
















以上、今日の調査結果は、
・ウチヤマセンニュウ    N1 2
・シマセンニュウ             N3 2
・オオヨシキリ       N10R1
以上、3種・15羽(うち再捕獲1羽)でした。

ウチヤマセンニュウは、
7月下旬~8月上旬に当地を通過していると考えられ、
この時期にしか捕獲できない鳥です。
今季は秋の渡りが早そうなので、
調査開始が間にあわないかと思いましたが、
無事今年も確認できて良かったです。


日照り続きで干上がる寸前だったメダカ池は、
昨日の雨で少し水位が回復しました。
ヌシのスッポンの姿は見えませんでした。
水位が上がり、身を隠せるようになった、
ということかな?13:11撮影。















つばさ池の水位も4cmほど上昇し、
当地では恵みの雨となりました。

(きりぎりす)

2026年8月11日火曜日

【重要】8月12日(水)は休館日です!

8月12日(水)は、
祝日の翌平日のため休館日となります。

何卒ご注意のほど、
よろしくお願い申し上げます。

2026年8月8日土曜日

キリアイとノスリを初認!

梅雨明けから全く雨が降らないので、
メダカ池が干上がりそうです。
この池のヌシのスッポンが、
水が少なすぎて身を隠せず、
甲羅が水面から出ていました。
9:33撮影。
















アブラゼミも昼間は暑すぎるせいか鳴かず、
木陰でじっとしていました。9:53撮影。




















シマヘビの子供がいました。
昔は園内で見られるヘビはアオダイショウばかりで、
シマヘビはほとんど見かけませんでしたが、
近頃は時々見られるようになりました。
9:59撮影。
















今、園内の空にたくさん飛んでいるトンボは
ウスバキトンボです。
飛んでばかりいるように見えますが、
猛暑の中飛び疲れたのか、
木の枝にぶら下がって休んでいるトンボが
たくさんいました。10:02撮影。















トンボがなる木。
この木にはウスバキトンボが10匹以上
ぶら下がっていました。10:08撮影。
















樹液に群がるシロテンハナムグリ。
日照り続きで樹液の出が悪いように見えます。
10:21撮影。















メダカ池でギンヤンマがとまっていました。
産卵時以外でとまっている姿を見るのは
とても珍しいです。10:24撮影。















トビの幼鳥がつばさ池に軽く飛び込んでいました。
ミサゴの幼鳥と似た行動です。
狩りの練習?
それとも脚を冷やしたかったのかな?
15:32撮影。
















そろそろ来るかな、と期待していたキリアイが、
今日ウラギクの池で初確認しました(写真左)。
16:31撮影。















ヨシガモも8/7に初飛来しました。2羽います。
16:37撮影。















キリアイが来たので、
閉館後にウラギクの池へ調査に行きました。

アオアシシギ成鳥。17:47撮影。















タカブシギ成鳥。幼鳥も飛来し始めました。
17:55撮影。















コチドリは幼鳥が多いです。18:06撮影。















今日新着のキリアイ成鳥。
まだ夏羽が多く残っているトウネンと対照的に、
冬羽への換羽がかなり進んでいました。
18:22撮影。















シギ・チドリでにぎわうウラギクの池。
もっとネイチャーセンターの近くに
寄ってきてくれないかな~。18:28撮影。













このほか、ノスリも今日初確認しました。
当地では10月~11月に初飛来する冬鳥であり、
8月上旬に飛来したのは初めてです。

近年、繁殖期に県西部で
時々姿を見かけるようになったので、
近隣で繁殖していた、
または生まれ育った個体かもしれません。

(きりぎりす)

2026年8月7日金曜日

たくましいカルガモの迷子

園内のカルガモの親子は、
ヒナが成長して親鳥と見分けがつかなくなり、
親子らしく見える親子はいなくなりました。

ところが、幼いヒナが今日も1羽だけいました。
このヒナは7月25日から確認されていて、
親鳥とはぐれてしまったようです。

第1発見時の写真。
付近に親鳥や他のヒナはおらず、
1羽だけで池を泳ぐヒナ。7/25 16:54撮影。















その後も、
つばさ池の北岸の木陰で毎日確認されています。
今日はカモ島にやってきました。

カモ島にあがっているヒナ。
横にいる成鳥はすべて親鳥ではありません。
16:40撮影。












まだ幼羽が生えておらず、
幼綿羽でフワフワなヒナですが、
落ち着いていてたくましく生き延びています。
この調子で他のカルガモと一緒に行動していれば、
飛べるようになるまで成長できるかもしれません。
16:44撮影。















ご来館の際は、
このヒナを探してみてはいかがでしょうか。
観察ホールから大山を正面に見て、
左側の岸辺にいつもいます。

(きりぎりす)

2026年8月6日木曜日

イソシギの三角関係?

閉館後にふとネイチャーセンターの前を見ると、
イソシギがにぎやかに追いかけっこをしていました。
よく見ると、
追いかけっこをしている2羽(水際)と、
それを追う1羽(手前)、という感じでした。
17:41撮影。















前浜を右から左へとダッシュした後、
左端で小康状態になりました。
2羽の後を追っていた1羽は、右端で座りました。
17:47撮影。













動画はこちら。




小休止?が終わると、追いかけっこを再開!
17:48撮影。















追いかけっこはかなり激しく、
カモ島に逃げても追跡をやめませんでした。
17:48撮影。


























追いかけっこが終わると、
前浜右端の柵に2羽が並んでとまりました。
17:54撮影。















動画はこちら。



動画をよく見ると、小休止の際も追跡後も、
右端の座っている個体が小さな声で
「ピーイ、ピーイ」と繰り返し鳴いていました。
この3羽の関係は何だったのでしょう。
オス2羽とメス1羽の三角関係だったのかな?


今日はセイタカシギが6羽に増えました。
しかし、開館時間中はずっとマガン半島にいて、
近くに来てくれませんでした。

閉館後に、そのうちの1羽がシギ島にやってきました。
17:59撮影。
















スタイルが良くて人気の鳥なので、
開館時間中に近くに来てくれたらいいですね。
明日以降に期待しましょう。17:59撮影。
















(きりぎりす)

2026年8月5日水曜日

セイタカシギが来ました

セイタカシギが2羽(雄1羽雌1羽)飛来しました。
発見時はウラギクの池にいて、
その後はマガン半島でずっと過ごしていました。

ウラギクの池にいたセイタカシギ。
9:25撮影。










また、ウラギクの池の背後に見える枯れ松に
アオバトが1羽とまっていました。
今年はアオバトをよく見かけます。
9:44撮影。
















上の写真を拡大。確かにアオバトです。









(きりぎりす)