2025年4月27日日曜日

レンジャー日記20250427

またハシボソガラスが昨日と同じ場所で
カメを食べていました。
昨日食べ残した分を隠しておいて、
また食べにやってきたようです。
最後は甲羅ごと飲み込んでしまいました。
10:05撮影。
















園路を歩いていると、
妙に近くでセッカのさえずりが聞こえるな、
と思ったら、すぐ近くの枯れヨシにとまって
さえずっていました。
先日の保護区内管理道で対面した時よりも、
さらに近距離かつ順光で観察できました。
13:37撮影。




















これまで草にとまるセッカを観察したときは、
いつも正面向きだったのですが、
今回は飛び立つ直前に向きを変えて、
横向きの姿も見せてくれました。13:38撮影。



今度は前回よりも鮮明に
さえずる様子を動画撮影できました。13:35撮影。




シバザクラの花壇に、
アゲハが吸蜜にやってきていました。
口吻にたくさん花粉がついていて、
シバザクラの狙いどおり、花粉運搬に
貢献していることを実感しました。13:53撮影。
















シギの入り江にウズラシギが3羽現れました。
いつも背景がごちゃごちゃしたところにばかりいますが、
時々全身がよく見えるところにも出てきてくれました。
15:09撮影。

















今日もシギの入り江には、
いろいろなシギ・チドリがいました。
左から、ソリハシシギ、タシギ、ウズラシギ2羽です。
15:12撮影。












園路のわきの石にシオカラトンボがいました。
まだ眼が水色になっていない未熟個体です。
15:19撮影。















3匹まとまっていました。15:21撮影。
















アキニレには、オオスズメバチの女王が
樹液をなめにやってきていました。
大人の親指サイズの巨体で貫禄満点です。
15:23撮影。















ナワシログミの茂みから飛び出して来たコムクドリ。
15:33撮影。
















いつもは遠くへ飛び去ってしまうのですが、
今回は近くの電線にとまって姿がよく見えました。
今日は9羽確認しましたが、
お客様によると十数羽いたそうです。15:34撮影。
















今日もシギの入り江にやってきたチュウシャクシギ。
16:41撮影。















ホイピピピピ…と鳴きながら飛び立ち、
ネイチャーセンター前浜に降りようとしましたが、
降りずに飛び去ってしまいました。
16:31撮影。















と思ったら、チュウシャクシギが再び
鳴きながら飛んできて、
水鳥桟橋にいた私の頭上を通り過ぎて
西へ去りました。16:32撮影。
















滞在2日目のツクシガモ・メス成鳥。16:36撮影。












今日はシギの入り江にずっといた、
長期滞在中のキアシシギ。16:41撮影。
















青虫をたくさんくわえたヒバリと出会いました。
巣には食べ盛りのヒナたちが、
親鳥の帰りを待っているのでしょう。16:47撮影。
















今日もタシギの決闘が観察できました。
今回は動画でご覧ください。17:16撮影。




(きりぎりす)

2025年4月26日土曜日

祝!260種類目の鳥を発見!

今朝のコムクドリは10羽でした。
相変わらずはっきりと姿を見せてくれません。
8:27撮影。


















ネムノキの下で、ハシボソガラスが
ミシシッピアカミミガメの子を食べていました。
以前も同じ場所で同じ光景を見ました。
日本では大きくなると無敵と思われる
アカミミガメですが、ハシボソガラスに時々
捕食されているのを見かけます。
意外と重要な天敵なのかもしれません。

それにしても不思議なのは、
アカミミガメを食べているときのハシボソガラスは、
私が近づいても全然逃げないことです。
固い甲羅を割るのが忙しくて、
人のことを気にするゆとりがないのかな?
8:40撮影。


先日初認だったアマサギが、今日も現れました。
現場はネイチャーセンター北側のヨシ刈り跡地で、
ここに降りたのは初めてだと思います。11:29撮影。



ネイチャーセンター目の前の砂浜に、
タカブシギがやってきました。
前浜にタカブシギが来たのはとても久しぶりです。
12:19みとら撮影。



さらに、キアシシギも前浜に寄ってきました。
前浜の常連のソリハシシギに連れてこられたのかな?
このようにキアシシギとソリハシシギは、
前浜の柵にとまることがあります。
12:19みとら撮影。
















昨日から、つばさ池の北岸に
チュウシャクシギが1羽います。
昨日は彦名東橋そばの観察広場にいて、
今日はネイチャーセンター北側の岸辺に現れました。
ここはクイナやバンがよく現れるポイントなのですが、
チュウシャクシギも気に入ったのかな?14:52撮影。
















チュウシャクシギは、今のホットスポットである
シギの入り江にもやってきました。15:08撮影。
















長期滞在中のダイシャクシギ。
しかし、近頃は姿を見せる時間が短く、
存在感がありません。15:11撮影。
















久しぶりにツクシガモが1羽現れました。
まだいたの?とびっくり。17:14撮影。
















前浜で、タシギが1対1の決闘をしていました。
17:20撮影。
















タシギの決闘は、頭を下げて相手に向かって
尾羽を立てて広げて見せるのがルールなのですが、
何が勝負の決め手なのか、よく分かりません。
17:21撮影。
















今回の勝負は、左の個体の勝ちでした。
結局、なにが決め手だったの?17:21撮影。
















前浜の常連となっているソリハシシギ。
一緒に採食していたセイタカシギよりも、
はるかにゴカイ採りが上手いです。
また長~いゴカイをゲット。
ゴカイを引っこ抜くには脚の長さが足りないかも?
17:26撮影。
















苦労してゴカイを引っこ抜くと、
セイタカシギに奪われないように全速力で遠くに逃げて、
無事飲み込むことができました。17:26撮影。
















園内でコチドリに繁殖の兆しが見られました。
このまま上手くいきますように!17:51撮影。
















シバザクラ花壇の背景の梢から、
イカルのような聞きなれないさえずりが聞こえたので、
よく見てみると、なんとコイカルがいました。
コイカルはメスもさえずるのですね。
当園の260種類目、私自身も初めて見る鳥でした。
すぐに東へ飛び去ってしまいました。17:56撮影。









ついに、米子水鳥公園で記録された鳥が
260種に到達しました。
今月だけで3種も追加され、
10年以上ぶりの鳥も現れるなど、
今季は変わった鳥がよく飛来しています。
この春の渡りの間に、さらなる初記録があるかな?

(きりぎりす)

2025年4月25日金曜日

またコホオアカがいた!

開館前に園路を歩いてみたところ、
ナワシログミの茂みからコムクドリが
17羽飛び出してきました。

飛び出してきたコムクドリの一部が
梢にとまっていました。8:29撮影。

















水鳥桟橋に立つと、向かいの岸辺の草地から
鳥の顔が二つ、ちらりと見えました。
あなたは誰?8:39撮影。















今日も園内上空に飛来したアマツバメ。9:35撮影。
イワツバメ、ツバメとの混群で合わせて50羽くらいが
群れ飛んでいました。
















道端に咲くタンポポは、
昆虫たちのレストランになっていました。
ベニシジミ。10:18撮影。















キアゲハ。10:23撮影。















キュルキュルと鳴きながら上空を飛ぶコムクドリ。
一日中いましたが、時間が経つにつれて
数が減っていきました。10:33撮影。
















ネイチャーセンター目の前の砂浜に現れたタシギ。
池の周りのあちらこちらで見かけるのですが、
類似種が混じっていないか気になって
仕方がありません。16:13撮影。















ソリハシシギも砂浜に飛んできました。
16:13撮影。















水鳥桟橋からシギの入り江の鳥を観察していたら、
こちらに向かってアオアシシギが飛んできました。
16:23撮影。















今日もシギの入り江では
いろいろなシギ・チドリが見られました。
この写真には、トウネン、コチドリ、ウズラシギ、
セイタカシギが写っています。16:26撮影。













朝、草むらから頭が見えていたのはウズラシギでした。
姿がよく見えるところになかなか出てきてくれません
でしたが、ようやく桟橋の向かいの岸辺に出てきて
姿を見せてくれました。16:28撮影。















カワラヒワが囀っていたので、
声がする方向にレンズを向けてみたところ、
何とコホオアカがいました。
その斜め後ろに声の主のカワラヒワがいました。
声と姿が一致せず、頭が混乱しました。16:32撮影。















再びシギの入り江を見てみると、
トウネンがまとまっていました。
夏羽に換羽していて美しかったです。
16:48撮影。












夕方にカモ島にやってきたダイサギ。
脛が真っ赤で眼も赤味を帯びてきました。
いつも見かける個体が同一と仮定すると、
日に日に色が鮮やかになっています。
婚姻色が極まるまであと少しです。17:36撮影。















近頃は、できるだけ園内の鳥の巡視を行うよう努めておりましたが、発見日以降姿が見られなかったコホオアカがまだいて驚きました。先日現れた個体と同じかは不明ですが、いた場所は前回とほぼ同じでした。
ということは、まだノジコもいるのかな?

今日確認されたシギ、チドリ類は、
タシギ9、ウズラシギ2、トウネン6、ソリハシシギ3、チュウシャクシギ1、ダイシャクシギ1、ツルシギ1、タカブシギ1、コアオアシシギ1、アオアシシギ4、キアシシギ1、コチドリ4、セイタカシギ10でした。
マガン半島から離れないものもいますが、ネイチャーセンター前やシギの入り江にもやってくるものもいます。

また、色々な鳥の声が聞こえます。
ウグイス、ヒバリ、セッカ、ホオジロ、キジ、ツバメ、イワツバメ、ツグミのほか、ソウシチョウとアオジも囀っていました。時々正体不明の声も聞こえます。鳥の声にも要注意です。

(きりぎりす)

2025年4月24日木曜日

コムクドリが来ました!

シギの入り江で、
色々なシギが見られるようになってきました。

アオアシシギよりも可愛らしくて人気な
コアオアシシギ。8:39撮影。
















遠くにいても存在感抜群のキジのオス。
近くにメスもいましたが、
用心深く常に草むらに隠れて歩いていました。
約160mの距離で10:45撮影。















昨日から囀り始めたオオヨシキリ。
まだヨシの先にはとまらず、
ヨシ原に埋もれて囀っています。11:18撮影。
















よく園路に降りているアオジ。
今回はいつもよりも近くで観察できました。
決して日向に出ようとせず、
木陰の中だけで採食していたのが面白かったです。
14:56撮影。















マガン半島の付け根の入り江で採食していた
ダイシャクシギとセイタカシギ。
ダイシャクシギは21日以降、
ウラギクの池にあまり来なくなり、
観察しづらくなりました。15:17撮影。















近頃園内で賑やかなハシブトガラスのつがい。
園内で営巣場所を探しているのかな?
15:25撮影。















今日も今季初認の鳥が現れました。
コムクドリです。15:38撮影。















コムクドリの目当ては、今たくさん実っている
ナワシログミの実です。
茂みに潜り込んでいるので姿はほとんど見えず、
グミの近くを歩くと突然、
「キュルキュル」と賑やかに鳴きながら、
茂みから飛び出してきます。15:39撮影。















芝生広場のネムノキにホオジロがとまっていました。
ここにとまるのは珍しく、間近で観察できました。
15:44撮影。















ゴカイを食べ終わり、
にっこりしているように見えるソリハシシギ。
ネイチャーセンター目の前の砂浜に
よく来てくれます。16:23撮影。















前浜左手に見える小さな島にバンがいました。
かつては春から夏のレギュラーでしたが、
近年はなかなか見られなくなり、
かなり珍しい鳥になりました。16:23撮影。















バンはお疲れだったのか、
目をつぶって下を向いていました。16:23撮影。
















光線の向きが良くなる夕方に水鳥桟橋に立つと、
目の前をセイタカシギが横切りました。
16:31撮影。












桟橋でじっとしていると、
セイタカシギがすぐ近くにやってきました。
ネイチャーセンターからよりも低い目線で
観察できるのが、ここのおすすめポイントです。
16:33撮影。















意外と長期滞在してくれているキアシシギ。
シギの入り江で13:36撮影。















ネムノキの下の草地にいたツグミ。
近頃、ナワシログミの実を食べに多数集まっています。
16:50撮影。















バンがいた小島の前に、セイタカシギが集まりました。
他にもいろいろな鳥がいます。
普通ならばセイタカシギが主役になる風景ですが、
水鳥公園的にはこの中ではバンが一番貴重です。
17:08撮影。
















今日はコムクドリ4羽、ヒバリシギ1羽が
今季初認でした。
保護区の奥の湿地帯では、
ヒクイナの声がよく聴こえます。

(きりぎりす)