2025年11月19日水曜日

コミミズクとハヤブサの空中戦

今日は肌寒い雨天で、
開園時にはほとんどのコハクチョウが
採食に飛び去っていました。

ヘラサギが1羽いました。
今季のヘラサギは杭の先にとまるのが大好きです。
11:20撮影。
















今日のトップニュースは、コミミズクの登場です。
園内ではなかなか見られない珍鳥です。15:50撮影。
















コミミズクと一緒にもう1羽猛禽類が現れました。
肉眼ではチョウゲンボウかと思いましたが、
ハヤブサの幼鳥でした。15:50撮影。















ハヤブサがコミミズクを一方的に
追い立てていました。15:50撮影。















コミミズクがハヤブサに捕食されてしまうのでは?
とハラハラしながら見ていましたが、
ハヤブサはコミミズクを獲物ではなく、
ライバルとして攻撃しているようでした。
15:51撮影。
















飽きたのか、コミミズクから離脱するハヤブサと、
ようやく解放されたコミミズク。
コミミズクはこのまま高度を上げて、
南西へ飛び去りました。15:51撮影。
















園内上空に、暗緑色の大きな自衛隊機が
飛んできました。それに驚いて、
つばさ池のカモたちが一斉に飛び立ちました。
飛んでいるのは主にマガモとトモエガモでした。
16:20撮影。















マガモの群れが着水した後も、
トモエガモの群れはしばらく池の上を
飛び回っていました。16:21撮影。
















昼間の園内にはコハクチョウが
ほとんどいませんでしたが、
カモ類が多く7000羽くらいいました。
そのうちの4000羽はオナガガモ、
マガモとトモエガモが各1000羽、という印象でした。
そこで、トモエガモを数えてみると、
1200羽以上いました。
今日は今季で最もカモが多い日だったと思います。

水鳥公園の北側に珍しい形の雲がありました。
積乱雲の一種の「かなとこ雲」と思われます。
16:50撮影。
















採食を終えたコハクチョウが帰ってきました。
16:54撮影。















マガンも帰ってきました。16:55撮影。
















今日は夕方から大山がきれいに見えて、
その前を舞い降りてくるマガンやコハクチョウの
群れが壮観でした。16:55撮影。
















どんどん賑わっていく園内。17:15撮影。















そして今日のクライマックスがこちら!

マガンとコハクチョウのねぐら入り動画。17:24撮影。



オナガガモのねぐら立ち動画。17:26撮影。


まだ明るいうちに帰ってくるコハクチョウが
先週末よりも少なめに感じましたが、
暗くなってから大きな群れが続々と飛来しました。
明日の朝も、園内は千数百羽のコハクチョウで
賑わっている見込みです。

(きりぎりす)

2025年11月16日日曜日

コハクチョウの最多記録を更新!

ウラギクの池東端の岸辺に
オオタカの成鳥が降りていました。
近くにコハクチョウが群れていましたが、
あまりオオタカのことは気にしていませんでした。

飛び立つオオタカ。8:40撮影。
















一応、オオタカが飛び去る様子を見送る
コハクチョウたち。8:40撮影。
















今日も昨日と同じく、
昼間もコハクチョウが多数園内に居残りました。
快晴で、大山がきれいに見える最高の景色でした。
12:19撮影。













昼間にコハクチョウの群れが飛来してきました。
今日は変な時間にコハクチョウが出入りする
不思議な日でした。12:40撮影。















コハクチョウの「さんちゃん」(2号)は
今日も健在です。
ウラギクの池のそばの岸辺で、
夕方までのんびり過ごしていました。
13:45撮影。
















今季はつばさ池にホオジロガモが数羽
居ついています。
今日は雌タイプが7羽のほか、
オスの成鳥が2羽いました。13:51撮影。















ついさっきまでいなかったのに、
いつの間にかヒシクイが4羽現れました。
13:54撮影。















生殖羽に換羽が終わったオナガガモが、
婚活を始めていました。
1羽のメスを追いかける5羽のオスたち。
15:35撮影。
















メスは、追いかけてくるオスの体力を
チェックしているようです。
さて、結果はどうでしたか?15:35撮影。
















昨日も同様でしたが、
採食に出かけず園内でのんびり過ごしていた
ハクチョウたちが、夕方前になって続々と
飛び立ち始めました。
今日ような暖かい日はあまりお腹がすかないので、
夕方前にちょっと食べに行くだけで充分、
ということかな?15:39撮影。












ウラギクの池で長時間くつろいでいたさんちゃん。
振り向くと首がらせん状になっていました。
15:54撮影。















周りの仲間たちが次々と飛び立つので、
さんちゃんも出発準備を始めました。
16:06撮影。















頭を下げて頭上をかすめ飛ぶ仲間をかわす
さんちゃん。16:09撮影。















さんちゃんも飛び立つ準備OK! 16:11撮影。















出発! 16:12撮影。















ハクチョウは、
飛ぶときに首をまっすぐに伸ばすので、
首がまっすぐに伸びないさんちゃんは
とても目立ちます。16:12撮影。















首が伸びなくても、元気に飛べます!
生活にはほとんど支障ありません。
16:13撮影。












観察広場で写真を撮っていた方の傍らに
カルガモが6羽いました。16:39撮影。















問題の個所を拡大。
立っている人とカルガモたちとの距離は、
約10mです。警戒心の弱さにびっくりです。















高いところからコハクチョウの群れが
降りてきました。
採食を終えて帰ってきたのではなく、
渡ってきた群れかな?16:39撮影。















上空をしばらく旋回した後、南西へ飛び去りました。
16:41撮影。
















今日も夕方が素晴らしいショータイムでした。
オナガガモのねぐら立ちを撮影していたら、
マガンのねぐら入りも続けて録画できました。
しかし、撮影途中で自動的にファイルが分割され、
終わりの部分が別ファイルになってしまったのが
残念でした。17:29撮影。



14日から今日まで、
一日中コハクチョウが園内に群れていて天気も良く、
最高の週末になりました。
この間に来園されたお客様には、
開園して30年間の中で最高レベルの良い景色を
ご覧いただけました。

今朝記録されたコハクチョウの数は1372羽でした。
オオハクチョウ18羽も含めると1390羽です。
これまでのコハクチョウの最多記録は、
1997年11月30日の1277羽だったので、
28年ぶりに記録を更新しました。
今晩もコハクチョウが多数ねぐら入りしたので、
明日の早朝は、さらに数を増しているかもしれません。

来週末までこの状況が続くといいですね。

(きりぎりす)

2025年11月15日土曜日

朝も夕方もショータイム!

今朝も園内はたくさんのコハクチョウで
賑わっていました。

6:36撮影。












観察広場の前を悠然と泳ぐハクチョウたち。
この写真にはオオハクチョウとコハクチョウが
一緒に泳いでいますが、
オオハクチョウが何羽写っているか分かりますか?
7:23 撮影。















朝日が昇り、採食に飛び立つコハクチョウ。
しかし、今日は夕方前まで園内にとどまる
コハクチョウが多数いました。
7:45撮影。















採食を終えて園内にねぐら入りする
オナガガモの群れ。8:02撮影。















飛び立つコハクチョウがいる一方で、
どこからか飛来してくるコハクチョウもいました。
青空の中、私たちの真上を旋回して
降りてくる姿がとても美しかったです。
8:19撮影。
















ネイチャーセンターを背景に飛び立つ
オオハクチョウの群れ。8:25撮影。












たくさんの水鳥で賑わうつばさ池。
たくさん写っているのは主にオナガガモです。
8:55撮影。













ネイチャーセンターからの風景も最高でした!
10:50撮影。













マガンの群れが朝の採食を終えて
お昼寝に帰ってきました。11:38撮影。















約300羽いました。11:38撮影。
















マガン半島の手前に着水。11:39撮影。












昨日は大山がよく見えませんでしたが、
今日は青空、大山、コハクチョウの群れが揃い、
シーズン中稀に見る素晴らしい景色でした。
13:25撮影。












近頃、園内のヘラサギの間で、
ネイチャーセンター前の5本杭の上で眠るのが
流行っています。
オナガガモ3羽と一緒に杭にとまって眠る
ヘラサギ2羽。16:24撮影。













今日の夕方は素晴らしいショータイムとなりました。
大編隊で安来から帰ってきたコハクチョウ。
17:37撮影。













そして最高潮だったのが、こちら。
オナガガモのねぐら立ちです。
約3000羽の群れが一斉に飛び立ち、
南西に去っていきました。
17:29撮影。



今シーズンは、安来の田んぼに水が張られるよりも
コハクチョウの渡りのペースが速く、
2003年以来久しぶりに、
園内が1000羽を超えるコハクチョウで賑わっています。
安来の田んぼに水が張られた途端、
コハクチョウたちはそちらへ引っ越してしまう見込みですが、
この状況はいつまで続くでしょう?

(きりぎりす)

今朝もコハクチョウ1000羽超

米子水鳥公園は、
11月~3月の土日祝祭日は
早朝7:00から開園しています。










今朝も1000羽を超えるコハクチョウの群れがいます。
ギリギリ大山からの日の出が見られました。
騒がしい朝の始まりです。

日の出前に、マガン、ヒシクイの群れは飛び立って行きました。
コハクチョウはこれから出勤です。

(ポタチャン)

2025年11月14日金曜日

約20年ぶりのコハクチョウ1000羽越え!

今朝の風景。
昨晩、ものすごい数のコハクチョウがねぐら入り
したので、これは1,000羽以上確実にいると
期待して数えたところ、1167羽いました。
マガン半島の裏にもたくさん隠れていたので、
実際はもっと多くいたはずです。6:35撮影。













今朝1000羽以上いたコハクチョウが、
昼になってもほとんど田んぼに出かけず、
大半が園内でのんびりしていました。
この時期にこれだけ多くのコハクチョウが
昼間に園内にいるのは、極めて珍しいです。

ネイチャーセンター前に群れるコハクチョウ。
ヘラサギもいます。12:51撮影。













マガン半島の岸辺を埋め尽くすコハクチョウ。
12:53撮影。













タカの茂みの横に群れるコハクチョウ。
12:53撮影。












ウラギクの池手前の岸辺に群れるコハクチョウ。
12:53撮影。













シギの入り江東側に群れるコハクチョウ。
12:53撮影。












前浜でくつろぐヘラサギ3羽。12:59撮影。












園内で数百羽のコハクチョウが青空の下にいる、
激レア風景。
これで大山がきれいに見えていたら完璧なのですが、
なかなかそんな景色は見られません。
13:01撮影。















米子水鳥公園とは思えない風景です。
13:44撮影。













13:59撮影。













水鳥桟橋からの景色も最高でした!
お客さまの了解を得て撮影。14:00撮影。












コハクチョウが1,000羽以上確認されたのは、
2004年2月20日以来約20年ぶりで、
安来の田んぼに水が張られるようになってからは
初めてです。

今年もそろそろ安来の田んぼに
水が張られる見込みなので、
この夢のような景色が見られるのは今のうちです。

今週末も暖かくお天気が良い予報ですが、
この週末までコハクチョウの賑わいが見られるかな?



今日は久しぶりに鳥類標識調査を行いました。
シベリアジュリンが今季初めて確認されました。

今季初のシベリアジュリン雌・成鳥。
















この個体は上嘴が短く変形していました。
それでも成鳥だったので、
生活には支障はないようです。















雌の幼鳥も捕獲できました。















こちらはくちばしの形が正常でした。















ホオジロ雄・成鳥も捕獲できました。















今日の調査結果
・オオジュリン  103羽(うちR6) 今が渡りの最盛期!
・シベリアジュリン  2羽 今季初標識!
・ホオジロ      1羽 今季初標識!
以上3種・105羽(うち再捕獲6)


(きりぎりす)