2021年11月29日月曜日

大山の前をヒシクイが飛翔!!

今日の午後は、天気も良く、11月にしては珍しく雪をかぶった大山がとてもきれいでした。
よく見ると空を飛ぶヒシクイの群れがいます。
しばらく、公園の上空を何度か旋回するとゆっくり降りてきました。
ヒシクイの群れは、その時ちょうど大山の前を通過してくれました。







今日は、本当に穏やかな1日でした。

2021年11月28日日曜日

マガンの塒立ち

米子水鳥公園の冬の土日は、7:00開館です。
開館と同時に大山から日が登ってきました。


日の出と共にトモエガモの群れ約250羽が乱舞を始めました。






10分ほどしてマガンのねぐら立ちです。
こちらも250羽以上いるようです。




2021年11月26日金曜日

トモエガモ600羽以上!

今朝のコハクチョウは21羽でした。そして、7:25までにすべて採食に出かけてしまいました。

ハクチョウがいなくなった園内でひときわ存在感を放っていたのは、トモエガモの大群です。ネイチャーセンターから50~100mくらいのところにひしめき合っていて、約620羽いました。

ネイチャーセンター正面付近にいたトモエガモ。トモエガモがこんなに近くにいるのは珍しい!










今日も落ち着きがなく、時々一斉に飛び立って園内上空を飛び交っていました。
















トモエガモの群れ飛ぶ様子を見ていると、後ろからハヤブサが襲撃してきました。しかし、この時は空振りに終わりました。










ネイチャーセンター右手に見える小さな池付近で、ハヤブサが獲物を捕らえました(獲物は誰だったのかは不明)。しかし、すぐにノスリに奪い取られてしまいました。さらに、おこぼれ狙いのチュウヒやトビも集まってきました。


チュウヒ(左)とハヤブサ(右)の空中戦。











今日はお天気が良かったのですが、マガンはお昼寝に帰ってきませんでした。その代わりに、いつの間にかヒシクイ20羽がネイチャーセンターから600mくらい先にいました。

14:30ごろ、午後の採食に飛び立つヒシクイたち。









ネイチャーセンター目の前の小島はオナガガモで賑わっていました。オナガガモに紛れてツルシギが2羽眠っていました。



ネイチャーセンター正面の眼下には、タシギが潜んでいました。ここは椅子に座っていると死角になるので、時々立ち上がって下を見ると、このような面白い鳥がさりげなくいることがあります。











(きりぎりす)

2021年11月25日木曜日

トモエガモが近くて多かった!

安来の田んぼに水が張られて、園内からコハクチョウが大幅に減りました。 

そして、急に寒くなった途端、カモたちも大幅に減りました。









それでも、いつもよりも数が多く、かつ近くに寄ってきている鳥もいます。トモエガモです。

いつもはネイチャーセンターから600mくらい先に群れているのに、今日は100mくらいのところに群れていました。数はおよそ500羽くらいでした。

天気がころころ変わるせいか、落ち着きがなく、何度も飛び立っては着水を繰り返していました。









20倍の望遠鏡でも、模様がはっきりと観察できました。










今日は南の風が強く、ヘラサギたちは500m先の半島の裏側に一日中隠れていました。

夕方に、成鳥1羽だけがネイチャーセンター左手のヨシ原の入り江にやってきてくれました。

























今年は安来の田んぼに複数個所、大きな湛水田ができており、水鳥公園に帰ってくるコハクチョウがいるのか心配になりましたが、16:00過ぎから少数帰ってきました。

最初に帰って来た群れ。300m先の水面にとどまっていました。











500m先の水面に降りていた、幼鳥5羽の大家族。


大家族が鳴きながら手前に移動してきて、300m先にいた群れと合流しました。今日は明るいうちにコハクチョウが20羽(うち幼鳥8羽)ねぐら入りしました。これから1月いっぱいまでは、このくらいの数で推移する見込みです。





その後、ヒシクイ13羽が16:55にねぐら入りし、17:10~17:20にかけてマガンが300羽くらいねぐら入りしました。ガン類はいまのところ、採食地の湛水田にはあまり影響を受けていません。

これからの時期は、トモエガモ、ヘラサギ類、どんどんパンダ柄に変化していくミコアイサ、獲物を探しにやってくる猛禽類がオススメです。そして、まだ到着していませんがツクシガモにも期待しています。

(きりぎりす)

2021年11月23日火曜日

期待どおりです

今朝の園内の風景。

今日は祝日なので、本来は休園日である火曜日でも朝7時から開園しています。開園時にはすでに最後のコハクチョウの群れが飛び去るところで、8:30時点ですでにコハクチョウはいなくなっています。寒い日はこのように、早朝からすべてのハクチョウが採食に出かけてしまいます。










また、安来の田んぼに水が張られ始めていて、ハクチョウたちがそちらへ引っ越しを始めており、徐々に水鳥公園に帰ってくる数が減っています。今季のハクチョウの賑わいはそろそろ見納めのようです。次は北へ旅立つ直前の2月頃に数が増えてくる見込みなので、それに期待しましょう。


一方、一昨日に初めてネイチャーセンター目の前(前浜)にやってきてくれたヘラサギ類は、期待どおり前浜が気に入ってくれたようで、今朝も目の前で盛んに採食していました。

こんな距離感です。観察距離は、10~20mくらいです。



















9:00頃、ヘラサギたちは前浜を飛び立ち、ネイチャーセンター右手の岸辺(約200m先)に移動しました。

いつも目の前にいるというわけではありませんが、ヘラサギ類の立ち寄り場所に前浜が追加されたことは確かなので、巡りあわせがよろしければ目の前で観察できます。

ヘラサギ類は、一日中園内にいて、安来のふゆみずたんぼの影響を全く受けず、目の前にもよくやってきてくれるので、ハクチョウたちがふゆみずたんぼに引っ越してしまった後の園内のアイドルとして、大変ありがたい存在です。今朝もヘラサギ5羽、クロツラヘラサギ1羽がいました。


(きりぎりす)

2021年11月21日日曜日

ついに目の前にやってきた!

米子水鳥公園に飛来するヘラサギ類は、最初はネイチャーセンターから500m先の半島に現れて、園内で滞在する期間が長くなるにつれて少しずつ手前にやってくるようになり、最終的にはネイチャーセンターの目の前にやってくる、という傾向があります。

今季飛来したヘラサギも、10月25日にいつもどおり500m先に現れて、いつ目の前にやってきてくれるのかと楽しみに待っていました。

そして今日、ついにやってきました!


昨日は確認できなかったクロツラヘラサギが、今日はヘラサギの群れと合流。



16:00ごろ、クロツラヘラサギが飛び立ち、目の前を右から左へと横切ってネイチャーセンター左手のヨシ原の入り江にやってきました。観察距離は約60m。
















16:20頃、そこにヘラサギ3羽もやってきてクロツラと合流。











そして16:40頃、クロツラが目の前に飛来。少し遅れてヘラサギ3羽も飛来し、目の前にヘラサギ類が4羽集まりました!










こんな距離感です。











ヘラサギ類が目の前で採食する動画がこちら。観察距離は水平距離で約10m!





これで、ヘラサギたちがネイチャーセンター前に良い浅瀬があることを認識して、頻繁に目の前にやってきてくれるのでは?と期待しています。

今後のヘラサギ類の動向に注目です。


(きりぎりす)

鳥に動きがある面白い一日でした

今朝はコハクチョウが約430羽、オオハクチョウが2羽、マガンが約230羽いました。


マガンは6:52に朝食に出かけ、10:40にお昼寝に帰ってきました。

お昼寝に帰ってきたマガンの群れ。
















ネイチャーセンターから右手に見える岸辺に、トモエガモのオスが2羽いました。ここはいつもコハクチョウがお昼寝に利用している場所ですが、ここにトモエガモがいるのは珍しいです。


 









普段はなかなかネイチャーセンター前に寄って来ないオカヨシガモが、今日は目の前にいました。















14:56にネイチャーセンターの目の前を左から右に横切って行ったハイイロチュウヒ。














飛んでいく先を追跡して観察したところ、松の木の下の竹柵にとまりました。園内でハイイロチュウヒが地面以外にとまるのは珍しいです。














ネイチャーセンター正面右手の小島に降りようとするツルシギ。第1回冬羽が2羽いました。















ヘラサギは5羽現れました。ネイチャーセンターから300m先の短い半島までしか寄ってきてくれませんでしたが、今日は200m先の小さな池や、桟橋向かいの半島先端にまで寄ってきました。

























今日は鳥に動きがいろいろあって面白い一日でした。

(きりぎりす)

2021年11月18日木曜日

ヘラサギ急増!クロツラも復活!

今日は、朝から小学校の校外学習で館内が賑わっていました。小学生の皆さんにヘラサギをご紹介していたら、いつの間にか数が増えているのに気づきました。

ずっと500m先の半島にいたうえに、寝てばかりいて重なって見えていたので詳細は不明ですが、内訳はヘラサギ6羽、クロツラヘラサギ1羽のようです。ヘラサギの最多飛来数を更新し、今季は1日で姿を消したクロツラヘラサギが復活しました。














近頃は昼間の気温が暖かいので、早朝に採食に出かけたマガンが毎日お昼寝に飛来します(寒くなると昼寝に帰って来なくなります)。今日は9:30に帰ってきました。マガンも数が大幅に増えていて、現在230羽くらいいます。さて、今年もカリガネが混じっていないか、探さねば。















もうそろそろ、安来の採食地の田んぼに水が張られて、ハクチョウたちのねぐらが安来に引っ越してしまう頃なのですが、今年はまだたくさんのコハクチョウが帰ってきてくれるので、お客様にとても喜ばれています。また、暖かいおかげで、昼間でもコハクチョウが園内に少数いるのもありがたいです。

(きりぎりす)

2021年11月17日水曜日

気の毒なオナガガモ

今日は、ネイチャーセンター前の浅瀬にたくさんのオナガガモが集まって眠っていました。










そのオナガガモの群れの中に、何度も突進しているカワウが1羽いました。










しかし、カワウがわざわざオナガガモに嫌がらせをしているとは思えません。カワウのお目当ては魚であり、オナガガモは眼中にない、という感じです。

実際に、100発100中で小魚を捕えて次々と飲み込んでいました。









観察していると、カワウはオナガガモのお腹の下にばかり突進していました。もしかしたら、浅瀬で眠っているオナガガモのお腹の下に、小魚が集まっていたのかもしれません。

オナガガモの群れの中でカワウがうろつきまわるので、オナガガモの群れに大きな穴が開きました。










普段はネイチャーセンター前に近寄ってこない、カンムリカイツブリも目の前にやってきていました。やはりネイチャーセンター前の浅瀬には、小魚がたくさんいるようです。










さらにはダイサギもやってきました。










小魚が大好きな鳥たちに安眠を妨害されているオナガガモたちが不憫でした。










(きりぎりす)