2023年12月28日木曜日

オナガガモの代わりにコハクチョウがいた!

今朝は池の水面が驚くほど穏やかで、大空がきれいに写りこんでいました。しかし、いつも目の前に多数群れているはずのオナガガモが全くおらず、ネイチャーセンター前が閑散としていました。8:31撮影。










閑散としている風景の中で、現在注目のセイタカシギ、ハイイロガン、ソリハシセイタカシギだけが、取り残されたようにいました。

半逆光で観察すると、透けたピンク色の脚がとても美しいセイタカシギ。8:29撮影。










珍しく全身露わだったハイイロガン。8:30撮影。










鏡のような水面に立っていたソリハシセイタカシギ。8:41撮影。










相棒のサカツラガンが去って以降、ネイチャーセンター前左手のヨシの茂みの裏に引きこもってばかりいたハイイロガンが、珍しくヨシの茂みから遠く離れた場所まで出てきました。しかし、間もなくヨシの茂みの裏に戻り、隠れてしまいました。8:41撮影。










朝、ごく短時間でしたが、霧で遠景が真っ白になりました。8:42撮影。










モノトーンを基調とした姿の鳥たちが、カモ島の右端に勢ぞろいしていました。9:49撮影。










目の前右手の砂山の上に、勢いよく飛び降りてきたイソヒヨドリ。毎晩ネイチャーセンターの軒下に潜り込んでねぐら入りしている個体かな?10:48撮影。










今日もハイイロガンは、ヨシの茂みの裏で地下茎を食べたり、眠ったりを繰り返していて、時々姿を見せてくれました。10:59撮影。











今日は比較的ヨシの茂みの裏からハイイロガンが出てくる頻度が多く、お客様に喜ばれました。13:07撮影。










全身がよく見えるところに出てきたハイイロガン。普段は写真右のヨシの茂みの裏に引きこもってばかりいます。13:07撮影。










お昼過ぎごろまでには、オナナガモの群れがネイチャーセンター前に帰ってくるだろう思っていたのですが、帰ってきませんでした。その代わりに、コハクチョウが目の前に寄ってきてくれました。今朝はコハクチョウが90羽以上いて、その多くが日中も園内に留まりました。今の時期に昼間にコハクチョウが園内にいるのはとても珍しいことで、今日来園されたお客様は幸運でした。オナガガモの代わりにコハクチョウがたくさんいたなんて、贅沢なことです。13:33撮影。















15:00前になって、ようやくオナガガモの群れが少しだけ帰ってきました。今までどこで何をしていたのでしょう?14:48撮影。















夕方に、目の前のカモ島でコサギたちが終礼に集まっていました。カモ島には先にオナガガモが群れていたのですが、終礼の前にコサギがオナガガモを追い払って場所を確保。追い出されたオナナガモが左手の浅瀬に集まっていました。17:14撮影。





今日が米子水鳥公園の仕事納めでした。
お天気がよくて暖かく、多くのお客様にご来館頂き、ソリハシセイタカシギとハイイロガン、コハクチョウなど注目の鳥もいて、良い仕事納めとなりました。

今年も一年間、たくさんのお客様にご来園頂きまして、ありがとうございました。新年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

新年は、元旦朝7時から開園し、毎年恒例の「初日の出!コハクチョウ観察会」を開催します。観察会終了後、8:00からはお正月企画「ドングリこま回し大会2024」「水鳥公園の生き物カルタで遊ぼう!」が始まります。
元旦早朝から、皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

(きりぎりす)

2023年12月27日水曜日

再登場したサカツラガンは別個体!

今朝出勤してみると、300m先にヒシクイの群れがいました。よく見ると、その群れの手前にサカツラガンが1羽いました。8:29撮影。






12/24夕方にマガンの群れに混じっていた個体と同一と思われますが、今回はヒシクイの群れに同行していました。しかし、群れの中に混じるのではなく外れにいたので、見つけやすかったです。8:29撮影。















その後ヒシクイの群れは、しばらくのんびり過ごしていましたが、やがて安来の田んぼへと飛び去りました。その第1群の先頭にサカツラガンが飛んでいました。9:36撮影。















ところで、再登場したこのサカツラガンは、この前までハイイロガンと同行していた「サカハイコンビ」の相方なのかどうか、気になっておりましたが、どうやら別個体のようです。

サカハイコンビだった個体は顔と胸の赤みが淡く、額に小さなコブがありましたが、この個体は顔と胸の赤味が強く、額が平らです。ハイイロガンがこの個体に全く興味を示さないことも、別個体ならばうなづけます。

(きりぎりす)

2023年12月25日月曜日

門松を飾りました!! 年始年末の開館予定

今年も後、1週間となりました。

本日、ネイチャーセンターに門松を飾りました。
材料は、できるだけ園内で集めてみました。



園内で集めたトベラとツルウメモドキです。きれいな赤い実がついていました。


お正月は、元旦朝7:00~17:30まで開園します。
早朝探鳥会も行いますので、ぜひ初日の出と一緒に観覧においでください。


2023年 年末

12月26日(火) 休館

12月27日(水) 通常開館

12月28日(木) 通常開館

12月29日(金)~31日(日) 休館

2024年 年始

1月1日(月) 特別開館 7:00~17:30 

1月2日(火) 特別開館 9:00~17:30

1月3日(水) 特別開館 9:00~17:30


本日も、ソリハシセイタカシギがネイチャーセンター眼下のカモ島に上がって休んでいました。水が冷たいのかな・・・

水かきがあるのが良くわかります。












ツクシガモもネイチャーセンターの前にやってきました。ハイイロガンも時々姿を見せてくれます。

ポタちゃん


2023年12月24日日曜日

アボセットがカモ島にあがった!

今朝のネイチャーセンター前風景。全然カモが帰ってきておらず、寂しい景色でした。カモ島にはコサギの群れがねぐらをとっていて、カモ島の左横にはセイタカシギとソリハシセイタカシギ(アボセット)がいます。7:01撮影。

















今朝はコハクチョウが3羽、オオハクチョウ2羽がいました。コハクチョウは7:09、オオハクチョウは8:33に飛び去りました。
マガン半島の先端で夜を明かしていたオオハクチョウ。7:19撮影。















今朝はマガンが740羽くらいいました。採食に飛び立つマガン。7:25撮影。
















今朝もユリカモメが120羽くらい飛来しました。その一部が目の前にも寄ってきました。7:33撮影。















水鳥公園上空に飛来したコハクチョウ4羽。水鳥公園に降りたそうでしたが、仲間がいないせいか、素通りしてしまいました。9:17撮影。















ハイイロガンはいつもどおり、お気に入りのヨシの茂みの裏で地下茎を漁っていて、ほとんど姿を見せてくれませんでした。この写真はかなり姿が見えている状態で、基本的には枯れヨシの向こうに透けて見えるだけです。9:33撮影。
















今日も目の前にツクシガモが集まってくれました。いつも目の前に群れているオナガガモの群れが不在の中、とても有難かったです。11:19撮影。

















今日一番の大事件は、これまでほとんど陸にあがったことがなかったアボセットが、自主的にカモ島にあがったことです。水かきがある青灰色の長い脚がはっきり観察できました。11:57撮影。
















11:54撮影。















その後アボセットは、オナガガモの群れに囲まれながら一本脚で眠っていましたが、カラスに追われたオオタカが横切ったことに驚いて、再び水に入ってしまいました。アボセットの脚がじっくり観察できた貴重な機会でした。

お昼ごろになって、トモエガモの大群が帰ってきました。オナガガモの群れも同様で、夜間採食に出かけていたカモたちの帰りがとても遅かったです。12:05撮影。















ハイイロガンが姿を現した貴重な瞬間。13:54撮影。















その後ハイイロガンはヨシの茂みの後ろに回り込んで水面で眠り始めました。すると、南風に押されてどんどん左へと流されていきました。もちろん、ハイイロガンも分かっていて、泳いで茂みの裏に戻っていきました。14:05撮影。
















おまけ:
昨日の夕方にネイチャーセンターの窓際に飛んできて窓枠に不時着したガが、今朝も窓枠にいました。縮こまっていたので寒さで死んでしまったのかと思ったら、後にゴソゴソと歩き始めました。翅が擦れていてほとんど模様が読み取れないので種類は分かりませんが、真冬なのにガが活動しているとは驚きです。7:51撮影。



もうひとつスクープです!
行方不明だったサカツラガンが、17:09にねぐら入りしたマガンの群れに混じっているのが確認できました。しかし、ハイイロガンと行動を共にしていた個体と同じ個体かどうかは不明です。もし同一だと仮定すると、なぜハイイロガンはサカツラガンと一緒にマガンの群れに合流せずに、園内に留まることを選んでいるのでしょう?不思議です。

(きりぎりす)

2023年12月23日土曜日

目の前をクイナが猛ダッシュ!

今朝は、ネイチャーセンター目の前の浅瀬でコサギがねぐらをとっていました。樹上や杭の先でねぐらをとるのが普通ですが、このように浅瀬で夜を明かすこともあります。6:57みとら撮影。















寒い日の象徴?ユリカモメの群れが池の上を飛び交っていました。8:21撮影。
















今朝、目を凝らして探しても見つからなかったハイイロガン。ついに去ってしまったか、と思っていたら、いつものヨシの茂みからヒョッコリ登場しました。今日も健在だったのは幸いでしたが、ヨシの陰に隠れている時間が殆どで、全身を見せてくれる機会はごく僅かでした。9:46撮影。
















この度の寒波以降、目の前によくやって来るようになったツクシガモ。時間を変えて観察する度に数を増し、今季最多の28羽いました。12:27撮影。















ホオジロガモのオス幼鳥が2羽いました。園内で見られるホオジロガモのほとんどは、このように頬が白くない個体です。13:41撮影。















今日一番のビッグニュースはこちら。突然目の前にクイナが現れて、猛スピードで右から左へと走り去っていきました。

YouTubeチャンネル用カメラの前を走るクイナ。13:57撮影。
















クイナは、逃げる時に飛ぶか走るかの2択を迫られると、走る方を選択します。あっという間に左手のヨシ原へと駆け込んでいきました。13:58撮影。
















シギ島のお気に入りの石の上に、今日もトモエガモのメスが立っていました。このように、いつも同じ場所にいる鳥がいつもどおりいるのを見ると、安心します。14:35撮影。















今日もマガン半島の周辺にはトモエガモが群れていました。500羽以上いましたが、いつもの半分くらいの数です。15:11撮影。















今朝いたハクチョウ類は、オオハクチョウの3羽親子だけでした。午後にコハクチョウがパラパラと飛来してきましたが、いずれも新たに渡ってきた個体のようで、周囲に仲間がいないせいか、間もなく安来方向へ飛び去ってしまいました。

池に着水したコハクチョウ。中海周辺ではあまり見られない、羽毛が全く汚れていない美しい個体でした。15:19撮影。

















突然目の前に飛び降りてきて、右へと走り去っていったタシギ。今日は目の前を鳥が良く走る日でした。15:33撮影。















目の前の浅瀬で、ソリハシセイタカシギ(アボセット)が長時間水浴びをしていました。15:26撮影。



すると突然、アボセットがあわてて飛び立ちました。その直後に、左手からハイイロチュウヒが飛んできました。15:41撮影。















飛ぶアボセットの姿をよく見ると、青灰色の脚の裏側がピンク色であることに気づきました。15:41撮影。















ハイイロチュウヒが飛び去った後、目の前に舞い戻ってきたアボセット。セイタカシギも一緒に帰ってきました。15:41撮影。



白黒な姿をした、今おすすめの鳥たちが目の前に勢ぞろいしました。16:08撮影。



こちらも新たに飛来したコハクチョウ5羽の群れ。このように少数でも園内にコハクチョウがいてくれると、園内風景がとても様になります。しかし、この群れもすぐに去ってしまいました。16:26撮影。















今日は雪が降りませんでしたが、水鳥公園から見える遠景の山々が真っ白に雪化粧していました。16:26撮影。















大山も裾野まで真っ白でした。升水高原と中の原のスキー場で、たくさんのスキーヤーが滑っているのが望遠鏡で見えました。16:26撮影。


(きりぎりす)