2023年12月1日金曜日

予想外の展開でした!

昨日現れたハイイロガンとサカツラガンがどうなっているのかを気にしながら出勤してみると、何と今朝も園内にいました。

昨晩順調にねぐら入りしたとしても、早朝のうちに他のガンと一緒に採食地へ出かけているだろうと思っていたので、驚きました。

500m先のマガン半島先端にいたサカツラガンとハイイロガン。9:07撮影。










ツクシガモが5羽に増えていました。9:01撮影。

















ツクシガモ5羽のうちの4羽が、ネイチャーセンター目の前にやってきました。写真の3羽はオスの成鳥で、水鳥公園ではこの時期に額にコブがあるオスが見られるのは珍しいです。9:40撮影。
















サカツラガンとハイイロガンは、その後マガン半島の裏に隠れてしまい、見えなくなりました。しかし、11:00過ぎにマガン半島の後ろにヒシクイが7羽飛来すると、姿を現してヒシクイの群れに合流しました。

ヒシクイ7羽に合流後、コブハクチョウに威嚇されるハイイロガンとサカツラガン。11:36撮影。
















ソリハシセイタカシギ(アボセット)は今日で滞在2週間です。珍しいことに、目の前でセイタカシギと一緒に歩き回って採食する姿が何度か見られました。14:02撮影。
















開館時はコハクチョウがいませんでしたが、13:10に幼鳥を5羽連れた親子が飛来し、後にウラギクの池近くにまで接近しました。コハクチョウのねぐらが安来の湛水田に移ってしまった今、コハクチョウが少しでも居てくれるのはとてもありがたいです。15:10撮影。















コハクチョウ親子は、園内でのんびり過ごした後、南西へ飛び去ってしまいました。これでコハクチョウが再びいなくなり、また寂しくなりました。15:24撮影。















15:00過ぎから、マガン半島の裏からゾロソロとヒシクイの群れが現れました。ハイイロガンたちと同じく、朝からずっとマガン半島の裏で休んでいたようです。そして、一斉に飛び立ちました。この時、昨日と同じくハイイロガンとサカツラガンも一緒に飛び立ったと思ったのですが…。15:41撮影。















なんと、ヒシクイたちが去った後の水面に、ハイイロガンとサカツラガンだけが残っていました。一緒に採食に行かなくて、お腹が空かないのかな?15:42撮影。
















結局この2羽は、再びマガン半島の裏に隠れてしまいました。
飛び立つ気がないのなら、なぜわざわざ飛び立つ準備を始めたヒシクイの群れに近づいたのでしょう?鳥が考えていることはよくわかりません。

ハイイロガンとサカツラガンは、今日一日園内で過ごしていました。開館時にいたことだけでも驚きましたが、予想外の展開でした。これは大変ありがたかったのですが、とにかく距離が遠く、しかもマガン半島の裏に隠れてばかりいたので、お客様へのサービスはいまいちでした。

さて、ハイイロガンたちは明日も園内でずっと過ごすつもりなのでしょうか。それとも、いい加減お腹が空いて、他のガンたちと採食に出かけるでしょうか。明日もこの2羽の動向から目が離せません。

(きりぎりす)