2017年4月30日日曜日

オグロシギ6羽

今日は昨日ほどの盛り上がりはありませんでしたが、
シギ類観察が楽しい一日でした。

今日一番目立ったのは、オグロシギ6羽の群れです。















主に水鳥観察桟橋向かいの岸辺にいました。

シマアジは今日もドーナツ型の島にいましたが、オス1羽だけでした。
夕方にほんの一瞬だけ、ネイチャーセンターの目の前までやってきました。















シマアジの「ゴリゴリゴリッ」という独特な鳴き声が、
妙に生々しく聞こえたので、
ふとネイチャーセンター前浜の浅瀬を見ると、
シマアジがこちらに泳いできていてビックリ。
近すぎて建物の日陰に入ってしまいました。

しかし、注目が一気に集まったのを察してか、
また元の場所へ引き返していきました。

今日確認できた鳥は、
・オグロシギ        6羽
・アオアシシギ       5羽
・ウズラシギ        2羽
・ハマシギ         51羽
・セイタカシギ    雌2羽
・キョウジョシギ 雄1羽
・コチドリ     1羽
・ヘラサギ       若鳥1羽
 など、48種類でした。

(きりぎりす)

2017年4月29日土曜日

野鳥チェックリストを作りました!

本日、お客様が持参なさっていたお手製の
「マイフィールドで見られる鳥のチェックリスト」
をご覧になった常連のお客様が、
「水鳥公園の鳥のチェックリストがあったらいいのになあ~」
とおっしゃっていました。

そこで、来館者の方が今日水鳥公園で観察できた鳥を記録することができる、
お客様用の野鳥チェックリストを作成しました。

観察ホール内に陳列しておきますので、
ぜひご自由にご利用ください。















新たに作成した、米子水鳥公園野鳥チェックリスト(Var.1.0)。
サイズはA4です。
今後、必要に応じて改良していく予定です。

ご来館の際に毎回このチェックリストを記入して、
それをファイルして蓄積すれば、あとで貴重な記録になります。
野鳥ファンにお勧めのアイテムです。

(きりぎりす)

今季初認の鳥6種類でました!

本日の「春のシギ祭り」はとても賑やかでした。
今日確認された鳥46種類のうち、6種類が今季初認でした。
チドリ目の鳥の出現結果は、
・タシギ(3羽)
・アオアシシギ(6羽)
・ハマシギ(33羽)
・セイタカシギ(メス1羽)
・オグロシギ(1羽)
・ソリハシシギ(2羽)
・コチドリ(1羽)
・オバシギ(3羽)初認
・キョウジョシギ(1羽)初認
・トウネン(1羽)初認
・ウズラシギ(1羽)初認
・ムナグロ(1羽)初認
・クロハラアジサシ(1羽)初認
でした。

米子水鳥公園で、
一日でこれだけ多種類のチドリ目の鳥が現れるのは、
とても珍しいです。

このほか、23日を最後に姿を見せなかったシマアジが、
久しぶりに雄2羽が現れました。





























キョウジョシギは、時々前浜の島にもやってきました。
















飛ぶ姿が美しいオグロシギ。
一日中水鳥観察桟橋前の岸辺にいました。
















シマアジのオスが2羽現れたのは今季初めてです。
雄2羽が揃った写真が撮れず残念。

















セイタカシギはメス1羽だけになってしまいましたが、
1日中、目の前を歩き回ってくれました。
















クロハラアジサシは、
池の中央部あたりをずっと飛んでいて、
なかなか近くにやって来てくれませんでしたが、
16:00頃にようやく前浜にやって来てくれました。















正面からみたクロハラアジサシは、
シャープな横顔とは対照的に、
顔が丸々としていて可愛らしいですね。






























ところで、クロハラアジサシを撮影したところ、
偶然、飛翔昆虫をとらえているところが写っていました。
水面に急降下を繰り返して水中の生物を捕食する印象が強い鳥ですが、
フライングキャッチもするのですね。
食べたのは、ケバエの仲間かな?

明日も春らしい鳥がたくさん現れるといいですね。
明日は10:00から園内の保護区をぐるりと一周する
「水鳥公園一周ネイチャーウォーク」を開催しますので、
是非ご参加くださいませ。

(きりぎりす)

速報!今日は春のシギ祭り

今日は、朝から様々なシギが姿を見せてくれています。
春のシギ祭りです。










































11:30現在、
ハマシギ23羽
トウネン1羽
アオアシシギ6羽
オグロシギ1羽
キョウジョシギ1羽
オバシギ3羽
ウズラシギ1羽
セイタカシギ雌1羽
タシギ2羽
コチドリ1羽
が確認されています。

その他、春の旅鳥は
シマアジ雄2羽
コムクドリ1羽
が現れています。

この後、また新たに誰が現れるか楽しみです。

(きりぎりす)

2017年4月28日金曜日

北斗高校2年生が湖岸清掃にご来園!

中海では、アダプトプログラムといいい、
中海沿岸で市民がごみを拾う活動があります。
その活動の一環として、今日は北斗高校の二年生が
来園されました。

300メートルほどを予定の一時間を超えて、熱心にゴミを拾って頂きました。


中海に落ちたゴミは、いつか海に流れ出します。
そして、時には、ウミガメや海鳥が食べて死んでしまう
原因となる事もあります。


皆さんの活動が、世界とつながってくることを
知ってもらえれるととてもうれしいです。


今日は、本当にありがとうございました。

2017年4月27日木曜日

オオヨシキリが見やすくなってきました

これまで、茂みの中でさえずってばかりで
なかなか姿を見せてくれなかったオオヨシキリが、
ようやく目立つところでさえずるようになってきました。

個体数が増えて、あちらこちらから鳴き声が聞こえるので、
縄張り意識が強まってきたのかもしれません。
















さえずっているところに近づくと逃げてしまいますが、
お気に入りのさえずり場所がよく見えるところで
じっと待っていると、比較的近くで観察できます。
















近頃、園内でアオジの声がよく聞こえます。
茂みに潜んでいるので、なかなか姿は見えません。
















オオヨシキリを観ていたら、
すぐ横の茂みから出てきたキジのオス。

















むこうも私がいてビックリしたようですが、
ゆっくりと歩いて逃げるところが面白いです。
















夕方に、ツルシギがネイチャーセンター前にやってきました。
















ここまで見事な夏羽は、なかなか見られません。
初認後、遠くにばかりいましたが、
ようやく目の前に来てくれました。

(きりぎりす)

バーモント州からGreen Acrooss the Worldsが来園

鳥取県国際交流財団がカウンターパートナーとなった
合衆国バーモント州のGreen Across the Worldsという
グループが来園しました。高校生の団体です。

野鳥観察だけでなく、展示を見学したり
メダカ池の観察をしたりしました。
 沢山のメダカに驚いていました。

 野鳥が目の前にたくさんいて驚いています。

パズルコーナーと野鳥変身コーナーが人気でした。

 コハクチョウが一晩で日本海を渡る事に
 感心されていました。

 

 同年代の米子水鳥公園のジュニア・レンジャーが、
ボランティアで活躍している話をすると
大変感心をもたれていました。

2017年4月26日水曜日

シマアジが目の前に

 不思議なもので、米子水鳥公園の鳥たちは、
こちらの気配を感じているのではと思う事がよくあります。

 先週末、一日中待っていたカメラマン達の前になかなか全身の姿を見せてくれなかったシマアジですが、今日は、一日前浜でのんびり過ごしています。




























スマホでも充分に撮影できそうな距離。


ポタチャン


2017年4月24日月曜日

ヘラサギ復活。しかし…。

お昼頃に、ヘラサギの若鳥が現れました。
場所は、20日夕方と同じく、水鳥観察桟橋向かいの岸辺です。





























昨年生まれであることと、P1が換羽中であること、
P6の先端の欠けている形から、
20日夕方に現れた個体と同一と思われます。
せっかく再登場してくれたのですが、
18:57に北西の夕焼け空に向かって飛び去ってしまいました。
















ハシブトガラスは、今日もドーナツ島を物色していました。
昨日襲われたカイツブリの巣にはまだ卵があるらしく、
親鳥があきらめずに抱卵を続けていました。
幸い、カラスはドーナツ島には降りずに去っていきましたが、
どこか他の場所から卵を拾って飛んでいました。


セイタカシギは、オス1羽メス2羽がいました。
前浜をよく歩いてくれて、お客様に喜ばれました。















急接近してきたメスに驚いて飛び立つオス。
多くの鳥がつがいでいる中で、
セイタカシギは色気より食い気のようで、
オスとメスはあまり仲が良くなさそうでした。

















夕方、園路の木陰でツグミがアオジをいじめている、
と思ったら、なんだかツグミの様子が変。
気になったので撮影してみたら、アカハラでした。
水鳥公園ではアカハラは大変珍しく、
写真が撮れたのはこれが初めてです。

また、ツルシギの夏羽1羽が朝からいましたが、
距離が遠すぎて撮影できていません。
ツルシギの夏羽が現れるのも極めて珍しいです。

アカハラとツルシギ夏羽の出現は、
水鳥公園ではヘラサギ登場よりもよりもビッグニュースです。

(きりぎりす)

2017年4月23日日曜日

卵泥棒ふたたび

先日、カルガモの巣がハシブトガラスに襲われましたが、
今日はカイツブリの巣が襲われました。





























両親の目の前で、卵が二個持ち去られてしまいました。
近頃は頻繁にネイチャーセンター前の小島の上を
ハシブトガラスが飛び、鳥の卵を探していました。

ここはネイチャーセンターからよく見える巣で、
毎日抱卵の様子が観察できていただけに、
とても残念です。






























シマアジは今日も健在です。
相変わらず、ドーナツ島で一日中過ごしていました。






























そして、今日見つけたちょっと面白い鳥。
ホシハジロとアカハジロ(またはメジロガモ)との
交雑個体です。
時々見られるタイプですが、シブい美しさがあります。
かなりホシハジロの形質が強く出ていますが、
片親がいまいちよくわかりません。
目がピンク色なので、目が白い種類でしょう。

ネイチャーセンター正面右手の小島でのんびりしていました。
明日以降もいるかもしれませんので、
ご来館の際には探してみてはいかがでしょうか。

(きりぎりす)

2017年4月22日土曜日

タイワンハクセキレイ

今日一番注目の鳥は、タイワンハクセキレイでした。

第1発見時は、望遠鏡を覗いて園内の鳥の数を数えているときに、
500m先の島の岸辺を歩くハクセキレイが目にとまり、
違和感がありました。
「タイワンっぽいけれども、遠くて写真は撮れないし、
陽炎はひどくてよく見えないし、よく分からないや」
とあきらめていたのですが、
後に140mくらいまで近くにやってきたので、
デジスコで証拠写真を撮影。
やはりタイワンハクセキレイだったと確認できました。











































胸から喉にかけて真っ黒なのが印象的。
背中が鮮やかに灰色なのもポイントです。

ネイチャーセンター前浜に来てくれたら嬉しいのですが、
明日も居てくれるかな?

過去に証拠写真が撮れたのは、2004年4月26日と29日のみで、
それっぽい記録が2006年4月3日、2010年2月5日にあるだけで、
証拠写真がある記録としては2例目の珍しい鳥です。
















セイタカシギは3羽に減ってしまいましたが、
ネイチャーセンター前をよく飛んでくれました。

















 シマアジは今日もドーナツ島に籠城していました。
それでも、島から飛び出して開けた水面に降りた時があり、
全身がよく見える時間が今季最も長かったように思います。
東京からいらっしゃったお客さまにも喜ばれました。

(きりぎりす)