2023年11月30日木曜日

奇跡の3ショット!

8:30頃、開館準備をしている時に、上空を南西に向かって飛ぶガンが2羽、目に留まりました。双眼鏡で確認すると、それはサカツラガンとハイイロガンでした。

そのまま飛び去るかと思いきや、引き返してきてネイチャーセンター付近を通過してくれたので、鮮明な写真が撮れました。発見当初はマガンとサカツラガンが一緒に飛んでいるのかと思いましたが、まさかサカツラのバディがハイイロガンとは驚きました。ハイイロガンは県内では37年ぶりの記録と思われます。もちろん園内初記録。252種類目の鳥となりました。

左がサカツラガン、右がハイイロガン。灰色の雨覆羽と黒っぽい風切羽とのコントラストが強いのがハイイロガンの特徴。8:36撮影。



















その後この2羽はネイチャーセンターの北側へと飛び去ってしまったので、急いで水鳥公園がある干拓地の西端辺りまで探しに行きましたが、発見できませんでした。

そして水鳥公園に戻ってみると、なんとハイイロガンとサカツラガンが、いつの間にか引き返して園内に降りていました!9:31撮影。
















さらに、こちらに向かって泳いでくるではありませんか!9:43撮影。















動画がこちら。9:40撮影。



ネイチャーセンター目の前の浅瀬に到着し、立ち止まったハイイロガンとサカツラガン。水平観察距離は約30m。近い!9:44撮影。















異種同士にもかかわらず、まるでつがいのように身を寄せ合って泳ぐ姿が印象的でした。9:45撮影。















そして、ソリハシセイタカシギ(アボセット)、ハイイロガン、サカツラガンの3ショットが見られました。現在園内にいる3大珍鳥が一堂に会した、奇跡の3ショットです。9:45撮影。















サカツラガンは、目の前のカモ島に上陸。オレンジ色の脚まで観察できました。9:46撮影。















その後この2羽は飛び立ち、水鳥公園から離れて北東の空に向かいましたが、引き返してきて再びつばさ池に着水しました。9:47撮影。















ネイチャーセンターから300mくらい先をウロウロしていた2羽でしたが、昼寝に帰って来たヒシクイの群れに合流。約600m先へと遠ざかってしまい、そのまま見えない場所に隠れてしまいました。10:49撮影。















ツクシガモがいつの間にか増えていました。新たに飛来したと思われる3羽。13:10撮影。















園内奥の上空をトモエガモの大群が飛び交っていました。写真左端にヒシクイも飛んでいます。13:55撮影。
















水鳥公園の直近を大型船が通過したのをきっかけに、遠くで隠れていたヒシクイの群れが再び飛び立ち、採食に向かいました。その中にはハイイロガンとサカツラガンも混じっていました。13:57撮影。
















ハイイロガンとサカツラガンは大型のガンですが、周囲のヒシクイ(亜種オオヒシクイ)と比べると、やや小さく見えました。13:58撮影。





今日はヒシクイの群れのねぐら入りは確認できませんでしたが、ハイイロガンとサカツラガンは明日も居てくれるでしょうか。もし、このヒシクイの群れに合流したまま過ごしてくれたら、これからも観察のチャンスがありそうです。

コハクチョウは、27日夕方からほとんど帰って来なくなりました。いよいよ安来の湛水田が整備されて、ねぐらをそちらに移したようです。26日夕方まで観察できていた盛大なねぐら入りが嘘だったかのように、静かな夕暮れでした。

(きりぎりす)

2023年11月28日火曜日

ミコアイサのパレード

 今日は休館日ですが、飼育生物の水槽掃除のために出勤しました。ネイチャーセンターの前では、セイタカシギとソリハシセイタカシギ(アボセット)が、珍しく一緒に休んでいます

並んでみると、アボセットの方が若干大きいかな?
ちなみに今日で滞在12日目で、最長記録を更新中です。



水槽掃除の合間に外を見ると、早朝とは一転して天気が悪くなっていました。


目をショボショボさせながら、風雨に耐えるアボセット。


と、そのとき、視界の左端に何やら集団が現れました。


あれ!?ミコアイサの御一行様じゃないですか!

いつもは500m離れたマガン半島の奥にいるのに、今日は休館日&悪天候が重なったせいか、近くに来ています。これはチャンス!急いで動画を撮りました。





進行方向にいて、パレードに巻き込まれるオオバン。


パレードが通りすぎるのはあっというまでした。
名残惜しいけれど、水槽掃除の続きをせねば…



しばらく経ってから、今度はカモ島にコサギの集団を発見。


強風のため、トランスフォームしています。丸いです。



そしてコハクチョウの幼鳥がなぜか1羽だけでいます。仲間はみんな田んぼに出かけているので、迷子かな?


夕方になり、外が薄暗くなってくると今度は右側にトモエガモの群れが、



正面にはハジロカイツブリの群れが現れました。


17:18には約100羽のマガンが帰ってきました。その後、17:30にもマガンの第二陣が帰ってきたのですが、暗くて数は分からず。

こんなふうに色々な鳥で賑わっていますが、じつは昨日から、水鳥公園にねぐら入りするコハクチョウの数が大幅に減っています。もしかしたら例年のように、採食地の安来平野の田んぼの一部に水が張られ、そちらにねぐらが移ったのかもしれません。

コハクチョウが少なくなるのは寂しいですが、園内には今日もアボセット、クロツラヘラサギ、ヘラサギをはじめ、水鳥や猛禽など、いろんな鳥たちが滞在中です。ぜひ、コハクチョウだけでなく、冬の渡り鳥を見に来てください。

(みとら)



2023年11月25日土曜日

アボセット滞在日数記録更新!

今朝も園内はたくさんのハクチョウで賑わっていました。

6:51みとら撮影。

















今朝はコハクチョウが450羽以上いました。7:14みとら撮影。
















上空をトモエガモの大群が飛び交っていました。1000羽以上いたと思われます。その後も何度かこのような様子が見られました。8:27撮影。
















マガン半島の水域に着水するトモエガモの大群。ここがトモエガモのいつもの居場所です。8:27撮影。
















オナガガモとハシビロガモで賑わうシギ島に、さりげなくトモエガモのメスがいました。昨年もここにトモエガモのメスがよくいましたが、もしかして同一個体?13:45撮影。
















つばさ池の北岸の木陰にゴイサギの成鳥が1羽いました。ここにも毎年ゴイサギの成鳥がいるので、これまた同一個体なのかな?13:46撮影。















ついに最後のレギュラーガモであるツクシガモがやってきました。これでカモ類がひととおり出揃いました。
約800m先を泳いでいたツクシガモ2羽。14:01撮影。
















ネイチャーセンター目の前の砂浜の常連であるイソシギ。あまり注目されない鳥ですが、いつ見てもかわいいです。14:08撮影。
















ネイチャーセンター南側のヨシ原で、虫を食べるオオジュリンがいました。この様子を見ると、冬の到来を実感します。14:25撮影。
















ニシキギの実を食べに来たヒヨドリ。小鳥たちが木の実を食べる姿をよく見かけるようになってきたことからも、冬の到来を感じます。14:36撮影。
















これまで7日間以上滞在したことがなかったソリハシセイタカシギ(アボセット)が、今日も目の前に居ました。今日で滞在9日目。長期滞在記録を更新中です。なお、休園日だった昨日も、YouTubeチャンネルのライブ映像でアボセットの存在を確認できていました。便利な世の中になったものです。
すぐ目の前に接近してきたアボセット。14:32撮影。
















モフモフアボセット。アボセットは正面や斜め後ろから顔を見ると、頬がぷっくりと膨らんでいてかわいいです。この角度から見ると、反ったくちばしの形状も強調されます。16:20撮影。

















午前中は雨天で見えなかった大山が、午後に天気が回復すると、ほぼ全貌が見えるようになりました。大山にまた雪が降ったようです。15:51撮影。
















近頃なかなか姿を見せてくれなくなったヘラサギたちが、今日は久しぶりにネイチャーセンター前にやってきてくれました。15:48撮影。


目の前から飛び立ったヘラサギ。若鳥の特徴である、風切羽や雨覆羽の黒い羽軸や羽先端の黒色部は、こうしてみるとなかなか美しい模様ですね。16:24撮影。


大変珍しいことに、今園内に滞在中のヘラサギ類全個体が一か所に集まりました。今日現在、ヘラサギ5羽、クロツラヘラサギ1羽がいました。16:25撮影。


17:00過ぎにマガンの群れが帰ってきました。いつもよりもかなり早めのねぐら入りです。そして珍しいことに、いつもよりもかなり手前の、ネイチャーセンターから約200mの水域に着水しました。17:11撮影。

あまりにもネイチャーセンターから近いためか、ここに降りることをためらう個体が多くいました。しかし、しぶしぶ?みんな着水しました。17:11撮影。















こんなに明るいうちに、こんなにも近くでマガンの群れが観察できることはとても珍しいです。しかし、明日の朝にはいつもどおり、500m先のマガン半島付近に移動していると思います。17:14撮影。









さて、アボセットは滞在記録を何日間まで更新してくれるでしょうか。明日も居てくれるかな?

(きりぎりす)

2023年11月23日木曜日

素晴らしい朝焼け風景

今日は祝日のため、7:00から開園しました。

今朝の園内風景。朝焼けがきれいでした。6:36撮影。

















朝焼けでオレンジ色に染まるつばさ池には、たくさんのハクチョウがいました。オオハクチョウ、コハクチョウ、コブハクチョウ合わせて670羽以上いて、今季最大の賑わいでした。6:38撮影。















6:40撮影。















今日も目の前にソリハシセイタカシギ(アボセット)がいました。これで最長滞在タイ記録です。明日もいれば記録更新なのですが、明日は祝日の翌平日のため休園です。YouTubeチャンネルのライブ動画で探してみましょう。

はじめのうちは、園内のいろいろな鳥にいじめられていたアボセットですが、一週間も滞在していると周知されてきたのか、いじめられなくなりました。今日はお昼寝中のオナガガモの群れの中を歩き回って採食していました。オナガガモは全く気にしていません。14:11撮影。




昨日は田んぼに行かずに園内でのんびりしているハクチョウが多くいましたが、今日は昨日よりも暖かいのに、居残るハクチョウは少なかったです。
数少ない居残り組のハクチョウの左端にヘラサギがいました。ヘラサギとクロツラヘラサギは一応まだ滞在していますが、ほとんどの時間見えない場所にいるので、存在感がありません。14:25撮影。
















明日からまた寒くなる予報が出ておりますが、鳥たちにどんな変化があるでしょう。そして、アボセットが滞在日数記録を更新してくれるのかにも注目です。


話は変わりまして、今朝、私の今年最後の鳥類標識調査を行いました。

今日の調査結果:
・オオジュリン   N41Rc2
・セッカ        Rt2
・シベリアジュリン N1
以上、3種類、46羽標識放鳥。

Nは新規標識、
Rtは今シーズンに標識された個体の再捕獲、
Rcは他地域で標識された個体の回収記録です。

セッカは2羽とも標識時は幼い姿でしたが、数カ月ぶりに姿を見ると、より成鳥っぽくなっていました。

この秋はシマセンニュウ、コヨシキリ、オオジュリンともに渡りの大きなピークが確認できず、渡り鳥が少ない印象でした。

(きりぎりす)