8:30頃、開館準備をしている時に、上空を南西に向かって飛ぶガンが2羽、目に留まりました。双眼鏡で確認すると、それはサカツラガンとハイイロガンでした。
そのまま飛び去るかと思いきや、引き返してきてネイチャーセンター付近を通過してくれたので、鮮明な写真が撮れました。発見当初はマガンとサカツラガンが一緒に飛んでいるのかと思いましたが、まさかサカツラのバディがハイイロガンとは驚きました。ハイイロガンは県内では37年ぶりの記録と思われます。もちろん園内初記録。252種類目の鳥となりました。
左がサカツラガン、右がハイイロガン。灰色の雨覆羽と黒っぽい風切羽とのコントラストが強いのがハイイロガンの特徴。8:36撮影。
その後この2羽はネイチャーセンターの北側へと飛び去ってしまったので、急いで水鳥公園がある干拓地の西端辺りまで探しに行きましたが、発見できませんでした。
そして水鳥公園に戻ってみると、なんとハイイロガンとサカツラガンが、いつの間にか引き返して園内に降りていました!9:31撮影。
動画がこちら。9:40撮影。
園内奥の上空をトモエガモの大群が飛び交っていました。写真左端にヒシクイも飛んでいます。13:55撮影。
今日はヒシクイの群れのねぐら入りは確認できませんでしたが、ハイイロガンとサカツラガンは明日も居てくれるでしょうか。もし、このヒシクイの群れに合流したまま過ごしてくれたら、これからも観察のチャンスがありそうです。
コハクチョウは、27日夕方からほとんど帰って来なくなりました。いよいよ安来の湛水田が整備されて、ねぐらをそちらに移したようです。26日夕方まで観察できていた盛大なねぐら入りが嘘だったかのように、静かな夕暮れでした。
(きりぎりす)