2022年12月24日土曜日

オオハシシギ


ネイチャーセンターの眼下の水際にタシギがよく群れているのですが
今日は、その中に黒っぽい個体が一羽いました。
オオハシシギです。
タシギとシルエットの似ている鳥だと思っていましたが、
採餌する様子もそっくりでした。

 











タシギと並んだ様子












オオハシシギを確認したのは、2020年10月18日以来の記録でした。

三ヶ日の開館に向け、門松を飾りました!

米子水鳥公園は、お正月の三ヶ日は開館します。

気持ちよく新年を迎えるため、ネイチャーセンターの玄関に門松を飾りました!!

とても晴れやかな雰囲気になりました。この門松は、職員の手作りですよ!










この門松には、園内で採取した植物も一部使われています。

ご来園の際は、よく観察してみてください。

2022年12月23日金曜日

雪の積もったオナガガモ

今日は朝から強い風と雪が吹きつける、とても寒い日でした。

正面の大山どころか、900m先のマガン半島も見えなくなるほど吹雪くときもあります。




そんな厳しい寒さの中、オナガガモとマガモは池の北西寄りで大きな群れになり、身を寄せ合っていました。





猛烈な吹雪の中、みるみるうちにカモのおでこに雪が積もっていきます。




積もった雪のおかげで、なんだかヒドリガモっぽいオナガガモが完成しました。



ちなみに、おでこの雪は結構しっかり貼り付いていて、多少首を振ったくらいでは落ちません。落とすには、水に顔をつけたほうが早そうです。



雪の積もった石と、オナガガモ。こちらもよく似ています。




2日前に観察された、怪我をしたコハクチョウは、今日も園内に滞在していました。




13:55、前浜に突然ヘラサギの幼鳥が3羽現れました。悪天候で避難してきたのでしょうか?採餌しながら園内を移動していましたが、夕方の時点では見えない場所に隠れてしまいました。







雪の中、オオバンが上陸してわずかに露出した地面をつついて餌を探していました。




シギ島で休むカモの中に、きわめて丸い黒い鳥がいましたが、こちらもオオバンです。




雪の中、地面に降りて餌を探すチュウヒ。わずかな晴れ間にヨシ原の上を飛びまわり、何度か狩りに挑戦していました。




14:26、コハクチョウが園内に飛来!成鳥2羽と幼鳥5羽の群れで、どうやら家族のようです。


このあと、夕方までに新たにコハクチョウが飛来し、最終的に成鳥10羽、幼鳥5羽まで増えました。出会ったコハクチョウ同士がしきりに挨拶をかわしていたので、新たに北から渡ってきた集団なのかもしれません。




この他、今日はハイイロチュウヒ、ツクシガモ21羽、トモエガモ約2500羽(ただしネイチャーセンターから800m離れた水辺)、マガン約300羽(17時頃に飛来)が観察されました。しばらく寒い日が続くようですが、お越しの際は温かい服装で、お気をつけてお越しください。

(みとら)

2022年12月22日木曜日

今年もCameOneさんからご寄付をいただきました。

 










今年もCameOne(ケームワン)さんからご寄付をいただきました。

米子水鳥公園の活動に活用させていただきます。ありがとうごさいます。


別途、絵画コンクールにおいて毎年最優秀賞の記念品として、

シルバー製の「羽のペンダントトップ」を提供いただいています。


2022年12月21日水曜日

何があったの?

14:05にコハクチョウが1羽やってきました。今朝1羽で採食に出かけた1羽が早めに帰って来たのかな?と思っていたのですが、何か様子が変です。

くちばしに赤い帯模様が見えます。くちばしの根元寄りをけがしているように見えました。14:05撮影。
















その後、ネイチャーセンター前に接近してきたので、よく観察してみると、やはり額に大きな傷を負っていました。いったい何があったのでしょう?
















額に何か横長なものが強くぶつかったかのような傷があります。さらに、右顔面がややむくんでいるようにも見えます。










この個体が今朝の個体かどうかは分かりませんが、今朝の1羽には異常はありませんでした。傷の様子から、今日採食地で何らかの事故にあったのかもしれません。そのショックで採食を切り上げて、水鳥公園に緊急避難してきたのかな??

この個体は飛べますし、泳ぐ姿など行動に大きな異常はありませんが、大事ではないことを祈ります。早く傷が癒えるといいですね。


(きりぎりす)

トモエガモ約3000羽!

今朝は、テレビの番組収録のため、早朝出勤しておりました。曇っていますが雲が高く、大山の全貌が鮮明に見えて、とてもきれいな朝焼けでした。

7:08撮影。
















ヘラサギが1羽、ネイチャーセンター前で夜を明かしていました。今日は12:00現在、この1羽しか確認できていません。















マガンはいつもよりもかなり近く、約300m先でねぐら立ちの準備をしていました。約500羽いました。7:11撮影。















近距離で明るかったので、マガンの姿がはっきり観察できました。群れの中でカリガネ1羽も健在でした。7:11撮影。

















マガンの群れの背景に、おびただしい数のカモの群れがいました。7:11撮影。
















大山の下に帯状に群れているのはすべてトモエガモです。7:26撮影。










7:33撮影。500m先のマガン半島の裏に群れていました。















ネイチャーセンター前にツクシガモが群れていました。今日は12:00現在18羽確認しています。7:12撮影。















田んぼに採食に向かうマガンたち。7:24撮影。




ネイチャーセンター目の前は、ハシビロガモが占領しています。11:37撮影。










お昼になってもトモエガモの群れは遠くにひしめいています。約2780羽を記録し、過去の最多飛来数を倍以上更新しました。11:38撮影。





今朝のコハクチョウは1羽でした。今季はこれまでで最も12月のコハクチョウのねぐら入りの状況が悪いです。その一方で、ヘラサギ、ツクシガモ、トモエガモは最多飛来数を更新しました。

これからさらに寒さが厳しくなる予報が発表されていますが、これらの鳥たちがどう変化していくか、注目です。

(きりぎりす)

2022年12月18日日曜日

ツクシガモとユリカモメが大量飛来!

今日は予報どおりの寒い日でした。一日中、北西の冷たい強風が吹き荒れ、鳥たちは少しでも風当たりが弱い場所に集まっていました。

ネイチャーセンター左手のヨシ原の陰に群れるカモたち。6:52撮影。



7:12にマガンが採食に飛び立ちました。飛び立って間もなく、湖岸堤防の外側に急降下して低空飛行して見えなくなったので、数は数えられませんでした。



曇天ながら雲は高く、雪雲の合間から時々大山が見えました。すそ野まで雪をかぶった大山が見えたのは今季初めてです。7:19撮影。


7:29撮影。



今日は吹雪いたりやんだりの繰り返しでした。吹雪いたときは遠景が真っ白に霞んで見えなくなりました。

比較として、7:19撮影の風景。


そして、吹雪いている真っ最中の12:13撮影の風景。



この極端な寒さに、鳥たちにも大きな動きがありました。ツクシガモが昨日の9羽から一気に増えて29羽確認できました。今年の2月に記録した最多記録の27羽から2羽上回り、記録を更新しました。

ツクシガモは数か所に分散していたので、同じ枠内に全て収めることはできませんでした。この写真には11羽写っています。7:48撮影。


ネイチャーセンター目の前にやってきたツクシガモのオス。15:08撮影。











強い西風の影響で、トモエガモもネイチャーセンターに近くに寄ってきていました。10:11撮影。











ネイチャーセンター前のカモ島に、ツクシガモと羽色が似ているハシビロガモが集まりました。さて、この中には何羽ツクシガモがいるでしょう?11:42撮影。
















ツクシガモ以上に目立っていたのが、ユリカモメの群れです。75羽確認しましたが、さらにもっと増えていたかもしれません。池の中央からネイチャーセンターの近くにかけて群れ飛び、離着水を繰り返しながら水面をこまめにつついて何かを採食していました。アカエリヒレアシシギとそっくりな動きでした。
7:56撮影。
















8:04撮影。
















ネイチャーセンター南側の杭の先にとまったモズ。寒いので、先日ご紹介したジョウビタキと同様、お腹がまん丸でかわいいです。11:34撮影。







今朝はコハクチョウが0羽でした。開園以来、コハクチョウシーズンの明け方にコハクチョウが0羽だったことは、ほとんど記憶にありません。しかし、夕方にコハクチョウ2羽、オオハクチョウ4羽がねぐら入りして、辛うじて今日の0羽という記録は回避できました。一方マガンは、510羽くらいがねぐら入りしました。

(きりぎりす)

2022年12月16日金曜日

クロツラヘラサギ再登場!

今日は西風が収まり、昨日まで100m以内に接近していたハジロカイツブリやトモエガモも、普段どおりの場所に戻りました。12:53撮影。


13日の休館日に初飛来した後、姿を見せなかったクロツラヘラサギが、3日ぶりに現れました。場所は初認時と同じ、カモ島です。12:36撮影。


くちばしの模様から、13日に飛来した個体と同じようです。12:37撮影。


ヘラサギの左側には、ハマシギとタシギが群れていました。白いお腹がよく目立つハマシギに対して、景色に溶け込んでいるタシギが対照的です。12:43撮影。


カモ島中央に一本脚で立って眠り始めたクロツラヘラサギ。12:53撮影。






今日はいつもより早めにマガンが帰ってきました。

先発隊が飛来。16:43撮影。



続いて本隊が到着。16:52撮影。











まだ明るいうちに池の中央部に舞い降りたので、姿がよく見えました。群れの中にカリガネ1羽も確認できました。また、マガンの群れの奥にはヒシクイが19羽いました。これまでも声でヒシクイの存在は感じていましたが、姿がはっきり見えて数が把握できたのは久しぶりです。16:54撮影。
















今週末はとても寒くなりそうですが、鳥たちの様子に変化が見られるか、注目ですね。

(きりぎりす)