2022年12月15日木曜日

西風が強いと鳥が近い!

今季は、朝に南西方向からトモエガモの群れが飛来して、園内の池の突き当りの水域に舞い降ります。数は200~700羽くらいです。8:53撮影。
















ネイチャーセンター南側のヨシ原の縁に、ジョウビタキのオスがいました。今季はあまり姿を見かけず、久しぶりです。もっと寒くなってから園内に居ついてくれるのかな?10:14撮影。



寒い日は、お腹の羽毛を膨らませてまん丸になっていて、より一層カワイイです。10:15撮影。



普段は池の中央部に群れていて観察距離が遠いハジロカイツブリが、100mくらいの距離まで寄ってきていました。普段遠くにいるトモエガモの群れも一緒に泳いでいました。11:10撮影。


すると突然、トモエガモとハジロカイツブリが一斉に逃げました。トモエガモは空へ、ハジロカイツブリは水中に避難したのが面白いです。11:10撮影。



原因はハヤブサの襲撃でした。カモたちの反応が早かったので、狩りは不発に終わりました。11:11撮影。




狩りが失敗したハヤブサは、南岸のウラギクの池の横に舞い降りました。しばらくヒョコヒョコと歩き回ったり、ちょっと飛んですぐ降りたりとソワソワしていました。11:12撮影。






最後に、近くの草地に降りていたチュウヒに軽く挨拶をして飛び去りました。11:16撮影。




今日は冷たい西風が強く、園内の鳥たちがネイチャーセンター左手の近い水域(池の北西寄り)に集まっていました。風上寄りに集まれば、ヨシ原が風よけになるからです。11:33撮影。
















群れの中をよく見ると、オナナガモとハシビロガモに混じってトモエガモも多くいます。普段は池の東寄りにいますが、西風が強い日は風当たりが強いので、西側に避難してくるのです。11:55撮影。
















池の北西岸のヨシ原の縁には、シラサギ風な鳥たちが集まっていました。11:34撮影。





シラサギ風な鳥の群れの右端に、ヘラサギが1羽いました。近頃見られるヘラサギは3羽前後に減っていて、その他の個体は水鳥公園周辺に散らばっているようです。11:34撮影。















雲が晴れてきて大山が見えると、中腹の放牧場まで雪が積もっていました。11:56撮影。




ネイチャーセンター左手に群れていたカモの中にいたトモエガモ。普段は800mくらい先に群れていて姿がよく見えませんが、今日は100m以内にいて姿がはっきりと観察できました。14:42撮影。




トモエガモは一日中近くに群れていましたが、順光になった午後に観察すると、横顔のともえ模様が緑色に輝いて、とてもきれいでした。15:42撮影。




マガモの群れにマガモとカルガモの交雑個体が1羽いました。この他にも、今季はオナガガモとマガモの交雑個体も1羽確認されています。14:44撮影。




ツクシガモもネイチャーセンター前に寄ってきてくれました。今日はオス3羽とメス3羽がいましたが、なぜかオスの群れとメスの群れに分かれて行動していました。ツクシガモは順光で観察すると、緑色の光沢がある黒い羽毛がとても美しいです。15:57撮影。
















その他の鳥情報:
コハクチョウはほとんど見られませんが、マガンはねぐら入りしています。朝はすでにいなくなっていることも多いですが、夕方のねぐら入りは見られます。16:45~17:20位に帰ってきて、多い時は600羽くらいいます。
近頃毎日、池のあちらこちらでハシビロガモが潜水して採食しています。潜るハシビロガモを観察したい方は今がチャンスです。

(きりぎりす)