2015年7月28日火曜日

水鳥公園の水草調査

毎年夏に行っている水鳥公園の水草の生育状況を調査しました。

いつも生育していない糸状の緑藻が生育



リュウノヒゲモは、今年は少ないですが、すでに花が咲いています。




カイツブリの巣は、園内で二つしか見られませんでした。
シャジクモの生育が見られました。枝・軸ともに表皮細胞が見られないので、
シャジクモと同定しました。





2015年7月24日金曜日

サギ類が増えてきました!
















今週頃から、園内でサギ類の姿が目立ってきました。
繁殖が終わり、巣立った幼鳥たちが集まり始めているのかもしれません。

今のところ、ダイサギが最も多いですが、
チュウサギ、コサギ、アオサギも見られます。
これからはゴイサギの幼鳥も増えてくることが見込まれます。
いよいよサギ類の見頃の時期になってきました。

カルガモの親子は、
ヒナたちがすっかり大きくなって翼も生えそろい、
ピカピカの幼鳥に成長しています。
また、幼いヒナを連れている親鳥も若干いますが、
どの親子もヒナの数は数羽と少なめです。

カイツブリの巣は相変わらず確認できておりませんが、
ようやく池の水面に水草の葉が見られるようになり、
巣作りができそうな雰囲気になってきました。
でも、もう7月の下旬なので、
子育てを始めるにはかなり遅いです。
これから繁殖を始める番いがどのくらいいるのか、
ちょっと不安です。

(きりぎりす)

2015年7月15日水曜日

カイツブリの人工浮き巣台

7月12日(日)
米子水鳥公園Jr.レンジャークラブ7月の活動として、
中・高生達とカイツブリ営巣を手助けする為の巣台を、
実験的に製作してみました。
カイツブリは、体長30センチ程のとても小さな水鳥で、
米子水鳥公園では1年間を通してその姿を観察出来ます。
そして何より特徴的なのが、彼らが作る巣の場所です。
なんとカイツブリは水上に浮かぶ巣を作ります。
水上に伸びた葦の周りや水草が茂った水面に、巣材である
水草や葦の茎などを積み、水に浮かぶ盛り上がった皿状の
巣(浮き巣)を作り、その様子は夏の風物詩になっております。
しかし、このカイツブリの浮き巣、水上に浮かんでいる為、
陸上からくる外敵の攻撃には強い反面、風雨にめっぽう弱く、
大風や大雨が降ると、巣の補修が間に合わず、
卵ごと水の中に沈んでしまう様子もよく目にします。
そんなカイツブリの浮き巣が、少しでも風雨に耐え、子育てを
手助け出来る場所として製作したのが、↓の人工浮き巣台です。

















実際にかれらが利用してくれるかは判りませんが、
いつ利用してくれるか、毎朝観察する事が、楽しみの
日課となっています。

















そして↑の写真の様に、子育ての様子を皆様にも
観察して頂ければと思います。
                     By MARUKOME

2015年7月3日金曜日

こんなに大きくなりました!

5月21日から姿を見せてくれるようになったカルガモの親子は、
すっかり大きくなりました。
















これは8羽のヒナを連れた親子です。
今見られる親子の中で最もヒナの成長がよいことなどから、
今季最初に現れた親子ではないかと思います。

初認が5月21日で、これがその時と同じ親子と仮定すると、
44日間でここまで成長することになります。

この中で、どれが母親かわかりますか?
ヒナはもう体の大きさは親鳥とほぼ同じですが、
まだ翼が伸びきっていないので、背中のボリュームが足りていません。

この親子も、あと2週間くらいでヒナたちが飛べるようになることでしょう。

(きりぎりす)