以前、水鳥公園のコサギがくちばしで波紋を立ててメダカを誘引し、捕食していることを、文一総合出版のバードウォッチング雑誌「Birder 2008 Vol.22 No.1」でご紹介しました。
今回、またしてもコサギが興味深い行動を見せてくれたので、ご紹介します。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh2QAVNEZc3-iFn72d5ljgalrDR6zixgxNCE0OZ9E5GUZ2ux1_sQWCLFf59weskWziqDJtpV-d8HR4rpLt6DDRwtwExtoN612D7clqBsom_57oQ6M2AWcX7g8rDb5jI_VJ20lc6JHrNe48/s200/CIMG2718s.jpg)
問題のコサギはこれ。
前かがみの姿勢で翼を半開きにして、水面を真剣に覗き込んでいます。 そして、時々サッとくちばしを伸ばして、メダカを捕食しています。
なぜ、こんな格好をしているのでしょう?
アフリカの湿地帯には、クロコサギというサギがいて、
両翼を広げて傘のような格好になって日陰を作り、
そこに集まってきた小魚を捕食することで有名です。
もしかしたら、このコサギも翼を半開きにすることで日陰を作り、
日陰に入ろうと近づいてきたメダカを食べているのではないか、
と思うのです。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj9U4xqdo-1394FLrajxLiCtYAloUMhjH8jXMgCW4lxZeZO4rWVtVDGHViUlbCStIR2zNFFDet1Znt2-GEktJESRg0gBwNpTthBIMcWFX-al7Se_Qd86WRACzeznGQbai22Fgp78HbwaiU/s200/CIMG2764s.jpg)
このコサギのすぐそばでは、2羽のコサギがくちばしで水面をブクブクさせています。もちろん、時々メダカを上手に捕らえて食べていました。
コサギの捕食行動はとても面白いです。