2025年5月15日木曜日

久しぶり!バンに繁殖の兆候

今日もお気に入りの枝先でさえずっていたオオヨシキリ。
12:19撮影。


すると、正面から飛んできた甲虫に気付き、
ロックオン!12:20撮影。
















甲虫に飛びついて、見事にゲット!
12:20撮影。















捕まえた甲虫はハナカミキリの仲間かな?
12:20撮影。















固い前翅をくちばしで弾き飛ばして…。12:20撮影。















後ろを向いて飲み込みました。12:20撮影。















ネイチャーセンターから見て左手前方にある小島に、
バンが2羽いました。
近頃このあたりでよく見かける2羽かな?
15:42撮影。















互いに頭を下げ、
下尾筒の白い羽を広げてにじり寄る2羽。15:42撮影。


























この後、ケンカに発展し、片方を追い払いました。
この2羽はつがいではなかったようです。

ライバルを追い払ったバンは、
左の方へ歩いて行って…。15:42撮影。















小島の左端の茂みに潜り込んで座りました。
どうやら、ここに巣があるようです。
ということは、先ほどの争いは、
巣に接近したライバルを追い払っていたのでしょう。
15:42撮影。
















シギの姿がめっきり減ってしまった中、
美しい夏羽のトウネンが、
ネイチャーセンター北側のヨシ原にいました。
その後ろにも色が薄い個体が2羽いました。
15:44撮影。


近年は園内でバンの繁殖は確認されておらず、
繁殖の兆しが見られたのは久しぶりです。

ただし、この辺りはハシブトガラスが頻繁に
見回りにくるので、卵やヒナを守り抜くのは
とても難しいと思います。

無事に抱卵が継続できて、
黒い毛玉のようなかわいいヒナが見られることを
期待しています。

(きりぎりす)

久しぶりのシマアジ

久しぶりにシマアジが現れました。
この春は出現頻度がとても少ないので貴重です。
ちょっと距離が遠かったのが残念!14:00撮影。
















この春はネイチャーセンター北側でバンがよく見られます。
今日は2羽いました。基本的には別行動で、時々合流します。
15:22撮影。
















ヨシが伸びてくるのに伴って、
オオヨシキリが見晴らしの良いところにとまって
さえずるようになってきました。
ネイチャーセンター南側の展望ホールから姿がよく見えます。

ようやく姿を見せてくれるようになってきた
オオヨシキリ。この個体は、水鳥桟橋北側が
縄張りのようです。15:36撮影。















そして、こちらが水鳥桟橋南側のヨシ原が
縄張りと思われるオオヨシキリ。
まだヨシの丈が低いので、樹上で主にさえずっています。
15:38撮影。
















正門からネイチャーセンターまでの間の園路沿いで
よくさえずっているホオジロのオス。
まだパートナーが見つかっていないのかな?
15:36撮影。















しばしば混同されているバンとオオバンが
並ぶ瞬間が見られました。
16:38撮影。
















今月初めからつばさ池のはるか奥に1羽でいる
カンムリカイツブリが、いつのまにか
ネイチャーセンターにかなり接近していました。
16:123撮影。
















出勤時に、正門横の茂みの中でコヨシキリがさえずっていました。この春初認です。
サルハマシギ2羽は今日も健在でしたが、シギが減ってきたように感じます。
春の渡りのピークが過ぎたのかもしれません。

(きりぎりす)

2025年5月12日月曜日

オオヨシキリがさえずる季節

 

5月10日からバードウィークです。鳥たちにとっては繁殖の季節となります。

昨日開催した子どもラムサールクラブでは、
大山へ行って春の野鳥や植物などを観察しました。
さえずるオオルリやキビタキ、ヒガラなどが観察できました。

米子水鳥公園でも、オオヨシキリがヨシの穂のてっぺんでさえずるのがネイチャーセンターから観察できるようになりました。


ポタチャン

2025年5月11日日曜日

ツメナガセキレイ滞在3日目

ツメナガセキレイが今日もネイチャーセンター北側のヨシ原にいました。
あいかわらず潜行性が強く、この後はほとんど姿が見られませんでした。
10:00臨時解説員Aさん撮影。
















美しい夏羽のハマシギが、前浜に寄ってきました。
11:47 Aさん撮影。
















サルハマシギが3羽に増えました。
そのうちの2羽が、一時シギの入り江にやってきました。
16:37Aさん撮影。













今日見られた注目の鳥
バン2、セイタカシギ雄2雌1、コチドリ1、トウネン11、ハマシギ7、タシギ2、ソリハシシギ3、イソシギ1、タカブシギ1、サルハマシギ3、クサシギ1、ツメナガセキレイ1、ヒバリシギ2、キアシシギ1、ウズラシギ3、アマツバメ1、コムクドリ13± など。

滞在3日目を迎えたツメナガセキレイ。いつまで見られるでしょうか。
サルハマシギの動向にも注目ですね。

(きりぎりす)

2025年5月10日土曜日

まだいたツメナガセキレイ

シギ島にハマシギが群れていました。
今日は17羽いました。10:28撮影。








ウラギクの池の近くの岸辺には、
セイタカシギが3羽いました。
ここが気に入っているようで、
近頃はずっとここにいます。10:39撮影。









ミヤコグサに青いシジミチョウが寄ってきていたので、
シルビアシジミかと思ったらツバメシジミでした。
10:54撮影。










前浜を歩いていたハクセキレイ。14:02撮影。

観察時は気づきませんでしたが、
撮影して画像をよく見たら足環がついていました。
番号は3H-776?9までは判読できました。



























心当たりがある番号だったので、
水鳥公園の標識記録を調べたところ、
2024年8月25日にハクセキレイの幼鳥に
3H-77689の足環をつけており、
この個体の可能性が高いです。
元気な姿で再会できてうれしいです!


今日は朝から西風が強めでしたが、
時間がたつにつれてどんどん風が強まり、
それに伴って砂埃が舞って視界不良になりました。

猛烈な西風で、つばさ池の水面に波しぶきが立ちました。
こんなことは極めてまれです。
大山の手前が砂埃でかすんでいました。15:17撮影。


閉館後に、ネイチャーセンター(NC)
北側のヨシ原にいたトウネン4羽。
今日はマガン半島やシギの入り江など、
いろいろなところにやってきました。
強風を避けられる場所を探していたのかな?
17:40撮影。















閉館後に何気なく双眼鏡で園内を眺めていた
ボランティアのKさんが、
思いがけずツメナガセキレイを発見しました。
NC北側のヨシ原に潜行し、
なかなか姿を見せてくれませんでした。
17:47撮影。




















ツメナガセキレイにつきましては、
開館中にお問い合わせを何件か頂いておりましたが、
その時には確認できておらず、
もう去ってしまったと思っていました。

ツメナガセキレイはもっと開けた場所に現れる種だと思っていましたが、
この個体はとても潜行性が強く、観察が難しいです。

それでも、今日もいたことが確認できたのは幸いでした。
また明日、探す楽しみが増えました。


また、今日確認できたシギ・チドリ類は、
セイタカシギ4,コチドリ1,トウネン4,ハマシギ17,
タシギ3+,ソリハシシギ2,イソシギ1,タカブシギ1,
サルハマシギ1,キアシシギ1,ヒバリシギ2,ウズラシギ1
でした。
サルハマシギが確認できたのは久しぶりです。

(きりぎりす)

2025年5月9日金曜日

2年連続?ツメナガセキレイ現る!

今日は予報どおり、お昼以降雨風が強まって
大荒れの天気となりました。

雨天の中、普段あまり見られない鳥が
いろいろ現れました。

シギの入り江に現れたツメナガセキレイ
(亜種マミジロツメナガセキレイ)。
水鳥桟橋から12:37撮影。

















昨年の5月15日に現れた黄色いセキレイも、
おそらくツメナガセキレイと思われ、
そう仮定すると2年連続の登場となります。

近頃、いるけれども遠すぎて存在感がなかった
セイタカシギが、ウラギクの池の近くにまで寄ってきて、
観察しやすくなりました。4羽いました。
13:15撮影。












13:17撮影。




















座って地面と同化していたタカブシギ。
13:15撮影。



シギの入り江の西隣の岸辺にクイナが現れました。
この冬は1月~3月に4回しか記録がなく、久しぶりでした。
何度か羽ばたきましたが、
クイナが羽ばたく姿を見たのは初めてのような気がします。
15:03撮影。















シギの入り江の奥の岸辺にずっといたクサシギ。
普通種ですが、園内ではあまり見られません。
















それにしても、この春はシギの入り江とその周辺に
面白い鳥がよく現れます。
5/4を最後に珍鳥の発見が途絶えていましたが、
ツメナガセキレイの登場で、また気分が盛り上がってきました。
明日もいてくれたらいいですね!

(きりぎりす)

2025年5月6日火曜日

亜種が異なる?オグロシギ2羽

今朝からオグロシギが前浜に2羽いました。
初日の1羽と翌日に新たに確認された1羽が合流したようです。

別々に観察した時は気づきませんでしたが、
2羽が並ぶと体の大きさに違いがあり、
大きい方はメスと同等の大きさに見えました。
しかし、上半身の赤褐色が濃いことから、
2羽ともオスです。8:33撮影。
















左が5/3に確認された個体で、
右が5/4に新たに確認された個体と思われます。
右のほうが明らかに大きく、くちばしが長いです。
肩羽の模様も異なり、左の方が黒斑が大きいです。
上半身の赤褐色部は、右の方が脇にまで及んでいます。
また、左の個体の方が下面の縞模様が密で濃いです。

これらの特徴から、
左が日本に飛来する亜種melanuroidesで、
右は西ヨーロッパから西アジアにかけて生息する
基亜種limosaではないかと思います。
左の方が白い眉斑が明瞭ですが、
これは亜種の識別には関係ないようです。

こちらが右の個体。基亜種limosa?12:54撮影。

















そしてこちらが左の個体。亜種melanuroides
12:54撮影。



右の個体の翼帯がチラリと見えました。
亜種melanuroidesよりも基亜種のほうが
翼帯が幅広いそうです。8:44撮影。
















昨日初確認されたクロハラアジサシ。
ネイチャーセンター前を時々飛んでくれました。
8:42撮影。















マガン半島にアマサギがいました。
今月3回目の登場です。9:48撮影。
















オグロシギと同じくらい面白かったのは、
ハシビロガモの求愛行動でした。
前浜で10羽以上のオスが1羽のメスを
取り囲んで泳いでいました。12:45撮影。













他のカモ類のように派手なディスプレイは見られず、
とにかくメスに付きまとっていました。
これが一日中続いていました。14:36撮影。
















前浜にやって来たコチドリ。
今日はこちらを向いてじっとしていることが時々あり、
斜め上からの正面顔がよく見えました。14:43撮影。
















突然羽ばたいたコチドリ。細長い翼をしています。
14:46撮影。

















日本鳥類目録改訂第8版をみると、
日本で確認されているオグロシギは
亜種melanuroidesのみのようなので、
もし大きい方が基亜種limosaだとしたら、
かなり珍しいかもしれません。
それとも、単なる個体差かな?

(きりぎりす)

2025年5月5日月曜日

メダカ池の観察会

 今日は、こどもの日ということで、
米子水鳥公園では、メダカの観察会を実施しました。

小さなメダカ池ですが、主(ぬし)のようなスッポンがいます。

昨日は見かけたのですが、
今日は残念ながら確認できませんでした。


メダカだけでなく、タイコウチやチチブなど、いろいろな生き物がいました。












メダカ池については先日、朝日新聞のコラムで紹介しました。

これから天気が悪くなるようで、
明日の昆虫の観察会は、中止にします。


ポタチャン 2025年5月5日16:00

今日観察できた鳥
カンムリカイツブリ(若鳥)、ツクシガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、ヒドリガモ、ヨシガモ、コガモ、スズガモ(1000羽以上)、キンクロハジロ、コチドリ、ヒバリシギ、クサシギ、キアシシギ、オグロシギ、セイタカシギ、クロハラアジサシ(夏羽)

など