今朝からオグロシギが前浜に2羽いました。
初日の1羽と翌日に新たに確認された1羽が合流したようです。
別々に観察した時は気づきませんでしたが、
2羽が並ぶと体の大きさに違いがあり、
大きい方はメスと同等の大きさに見えました。
しかし、上半身の赤褐色が濃いことから、
2羽ともオスです。8:33撮影。
左が5/3に確認された個体で、
右が5/4に新たに確認された個体と思われます。
右のほうが明らかに大きく、くちばしが長いです。
肩羽の模様も異なり、左の方が黒斑が大きいです。
上半身の赤褐色部は、右の方が脇にまで及んでいます。
また、左の個体の方が下面の縞模様が密で濃いです。
これらの特徴から、
左が日本に飛来する亜種melanuroidesで、
右は西ヨーロッパから西アジアにかけて生息する
基亜種limosaではないかと思います。
左の方が白い眉斑が明瞭ですが、
これは亜種の識別には関係ないようです。
こちらが右の個体。基亜種limosa?12:54撮影。
そしてこちらが左の個体。亜種
melanuroides?
12:54撮影。
右の個体の翼帯がチラリと見えました。
亜種melanuroidesよりも基亜種のほうが
翼帯が幅広いそうです。8:44撮影。
昨日初確認されたクロハラアジサシ。
ネイチャーセンター前を時々飛んでくれました。
8:42撮影。
マガン半島にアマサギがいました。
今月3回目の登場です。9:48撮影。
オグロシギと同じくらい面白かったのは、
ハシビロガモの求愛行動でした。
前浜で10羽以上のオスが1羽のメスを
取り囲んで泳いでいました。12:45撮影。
他のカモ類のように派手なディスプレイは見られず、
とにかくメスに付きまとっていました。
これが一日中続いていました。14:36撮影。
前浜にやって来たコチドリ。
今日はこちらを向いてじっとしていることが時々あり、
斜め上からの正面顔がよく見えました。14:43撮影。
突然羽ばたいたコチドリ。細長い翼をしています。
14:46撮影。
日本鳥類目録改訂第8版をみると、
日本で確認されているオグロシギは
亜種melanuroidesのみのようなので、
もし大きい方が基亜種limosaだとしたら、
かなり珍しいかもしれません。
それとも、単なる個体差かな?
(きりぎりす)