2015年9月28日月曜日

オシドリ現る!

あいかわらず、ネイチャーセンター近くにはカモが集まらない状況が続いておりますが、そんな中、嬉しい新着の鳥を発見しました。

















オシドリです。

他のカモ達は、まだエクリプスから繁殖羽に換羽し始めているところですが、このオシドリたちはすっかり繁殖羽に衣替えが終わっています。これなら、いつでもメスにプロポーズできますね。

このほかにも、ヨシガモも10羽以上、タカブシギ1羽、セイタカシギ1羽、アオアシシギ1羽、カワセミ3羽などがいました。

(きりぎりす)

新聞に水鳥公園が紹介されました!

産経新聞に、

「米子市民の熱意で実現「水鳥の楽園」 間もなく渡り鳥が飛来」

という見出しの記事が掲載されました。

http://www.sankei.com/premium/news/150927/prm1509270005-n1.html


また、これを受けて、
フジテレビのオンデマンド配信のニュース
「ニュースのキモ・アフタヌーン」(http://www.houdoukyoku.jp/pc/)
でも紹介されます。

放送日:平成27年9月26日(土)14:00~16:00

2015年9月27日日曜日

足が折れたダイサギと消えたカモたち

今朝、ネイチャーセンターの開館準備をしていると、前浜にダイサギがじっと立っていました。観察窓のロールカーテンを開けると必ず飛び去るのに、不自然です。
















よくみると、やっぱり訳ありでした。
片足のふしょの下が不自然な方向に折れ曲がっています。


















他のサギに追われて飛び立った時、足の様子がよく見えました。
左足の足首(のようにみえますが正しくは指の付け根の上)
が折れてプラプラしています。
何があったのでしょう?



















ところで、先週金曜日(25日)から、ネイチャーセンター前からカモたちの賑わいが消えました。
理由は、ご来園いただけたらお分かりいただけると思います。

しかし、カモが全ていなくなったわけではなく、池のはるか奥側(ネイチャーセンターの反対側)に集まっています。また、サギはいつもどおり過ごしており、ネイチャーセンターのそばにもやってきています。

つまり、カモ類が嫌がる原因があるのです。


(きりぎりす)

2015年9月21日月曜日

カワセミまで6m以内!

シルバーウィーク期間中、前浜のカワセミは連日とてもサービスが良いです。
ホバリングも何度か見せてくれました。
















今日は、こんなところにとまりました。
ネイチャーセンター観察ホール北端の欄干の角です。
お客様がすわる席の目の前です。

















ガラス越しですが、ここまで近づけました。
撮影距離5.7mくらい。
ガラス越しとは思えないほど鮮明に撮影できました。

近頃のカワセミは、午前中に頻繁に現れ、午後は頻度が落ちます。
午前中は逆光なので、午後によく現れた方が見やすいのですが…。
でも、今日は午前中は曇りがちだったので、比較的見やすかったです。

















また、今日はセイタカシギ2羽が前浜にやって来ました。
アオアシシギも一緒です。

















夕方には、前浜の浅瀬に降りてくれました。距離はおよそ20m。
奥が幼鳥、手前がメス成鳥です。


日に日にカモの数が増えてきています。
今年はいつピークの1万羽になるか、楽しみです。

(きりぎりす)

2015年9月20日日曜日

放浪する幼いヒナと鼻血を出すカモ

今日も、前浜に何度もカワセミがやって来てくれました。
顔ぶれは昨日と同じく、オスの成鳥とメスの若鳥です。


こちらはオスの成鳥。

そして、こちらがメスの若鳥。

水面下を泳ぐメダカに狙いを定めて…。

目標をロックオン。突撃~!


メダカを頻繁にとらえて食べていました。
今日も見事なホバリングを目の前で1度だけ見せてくれました。


カワセミが頻繁に前浜にやって来てくれるのは、
池の水の透明度がとてもよいからかもしれません。
望遠鏡で前浜の浅瀬を泳ぐメダカの群れが鮮明に見えます。
こんなに池が透き通ったのは久しぶりです。


ところで、今日も前浜にカイツブリのヒナがいました。
何とこのヒナは、自分で池を泳いできて前浜に上陸し、砂浜を這っていたのです。
ということは、昨日のヒナも自力で前浜にやってきたのかもしれません。
このヒナは昨日のヒナとは別個体のようです。
ますます謎が深まりました。

どこかでヒナを育てていたカイツブリがいて、
その親鳥が死んでしまい、
残されたヒナが居場所を失い、さまよっているのでしょうか。


もう一つの珍事。
今日もシマアジが1羽いたのですが、なぜかくちばしが真っ赤でした。
不思議に思い、高倍率の望遠鏡で見てみると、
なんと両鼻から出血していました。
鼻の穴から流れ出た血でくちばしが赤く染まっていたのです。

このシマアジに何があったのでしょう?
かなり派手に出血していましたが、行動はいたって普通でした。
しばらく見ていると、やがて出血は止まったようで、
くちばしを染めていた血は池の水で洗い流されて元に戻っていました。
大事ではなかったようです。

以前、くちばしが真っ赤なヒドリガモを見たことがあり、
不思議に思っていたのですが、
この時もヒドリガモが鼻血を出していたのかもしれません。

ガラスに衝突した鳥が鼻血を出して死んでいることがありますが、
元気に活動している野鳥が鼻血を出しているのは初めて見ました。
こんなこともあるのですね。

珍事が相次ぐ米子水鳥公園でした。

(きりぎりす)

2015年9月19日土曜日

カワセミのスペシャルサービスデー!

今日からシルバーウィーク。
連休期間中はずっと天気がよさそうなので、
皆さんはあちらこちらへお出かけのことと思います。

さて、今日の水鳥公園は、カワセミの大サービスデーでした。

















ほぼ一日中、ネイチャーセンター前浜の柵にやって来てくれました。

















飛び去るカワセミ。
しかし、今日はすぐに戻ってきてくれました。
少なくとも、オス成鳥とメス幼鳥の2羽が現れました。

















毎年、秋から冬にかけてにはカワセミのサービスデーが時々あります。
ところが、今日は一味違いました。
目の前で何度もホバリングを見せてくれたのです。
ちょうど観察ホールから見ている目の高さあたりで、
数秒間ホバリングしてくれるので、とてもよく見えました。

 こんな日に限って、カワセミの写真を撮りたいというお客様はいませんでした。
もったいな~い!

















今日最大の珍事。
15:30頃、前浜でイソヒヨドリのメスがカイツブリの幼い雛をつついていました。
イソヒヨドリはすぐに去り、ヒナはピョコタンピョコタンと砂浜を這っていましたが、どんどん弱っていきます。親鳥から完全に引き離されてしまった幼い雛には、もう生き残れる見込みはありません。
なぜこんなところにカイツブリのヒナがいるの?
どこの巣から誰にさらわれてきたの?
まさか、イソヒヨドリがカイツブリの巣を襲って運んできたのか?
今のところ、ネイチャーセンターから見える範囲では巣は1箇所しかなく、まだ雛の姿は確認できていません。なぞは深まるばかりです。
とてもかわいそうな事件でした。

●今日の鳥 2015年9月19日(土)
クサシギ 1羽       この秋初認
シマアジ 1羽       まだいます
チュウヒ 1羽       全身茶色の個体
ハジロカイツブリ 1羽  時々います
ヨシガモ 1羽       この秋初認
イソヒヨドリ 2羽     オス、メス各1羽
そのほか:
ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、バン、オオバン、アオアシシギ、イソシギ、ミサゴ、トビ、カワセミ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ、ツバメ、コヨシキリ、スズメ、ハクセキレイ、キジ、オカヨシガモ

(きりぎりす)

2015年9月18日金曜日

人知れず渡っている秋の鳥たち

ただいま、米子水鳥公園では秋の渡り鳥の標識調査を行っています。

水鳥公園を通過する渡り鳥を捕獲して、番号が刻印された足環をつけて放し、その鳥の移動経路や寿命などを国際的に調べています。

この調査では、鳥を捕獲して詳しく調べることができるので、
目視での観察が困難な鳥でも発見できるのが大きな利点です。


今日の成果をご紹介します。

















シマセンニュウ。夏の終わりごろに群れが通過します。
今が渡りの最盛期で、これからコヨシキリと入れ替わってきます。
ヨシ原から出てくることはなく、姿を観察するのはほぼ不可能です。

















コヨシキリ。秋のヨシ原の主役です。
今渡ってきたばかりで、これからどんどん数が増えてきます。
シマセンニュウ同様、姿を見るのは難しいですが、
時々さえずっている声が聞こえるほか、
ヨシ原の中を飛び回る姿が見えることもあります。

















セッカ。年中園内で見られます。
今捕獲できるのは、ほとんどが今年生まれの幼鳥です。
水鳥公園で生まれた個体かもしれません。

















メボソムシクイ。
標識調査でほぼ毎年確認されますが、年に1度しか見られません。
今日がその貴重な1回かも。



















タシギ。この時期から姿が見られるようになり、園内で越冬します。
そっくりさんが多いので、捕獲できると本当にタシギなのかドキドキします。

















カワセミ。年中園内で見られますが、
これからが観察しやすい時期です。
この個体も含め、殆どが幼鳥です。


水鳥公園での標識調査で捕獲できる鳥は、
シマセンニュウ、コヨシキリ、セッカばかりなのですが、
今日は珍しく、いろいろな鳥に足環をつけることができました。
メボソムシクイを確認できたのが、今日一番の成果でした。

(きりぎりす)

2015年9月13日日曜日

今の旬な鳥


シマアジ。
今日は2羽いました。
コガモに紛れていることが多いです。


セイタカシギ。
近頃毎日います。
















アオアシシギ。

 「チョーチョーチョー」という声が園内に響きます。

















シラサギ類。
この写真の中に、ダイサギ、チュウサギ、コサギがいます。

屋根工事の足場が無くなり、前浜の除草も終わったので、
今後これらの鳥が前浜に集まってくれる、かも。

(きりぎりす)

鳥のために前浜の除草作業!

毎月第2日曜日は、子どもラムサールクラブの活動日です。

今日のテーマは、「水鳥のすみかを守ろう!」。
普段の活動で生きもの観察をしていますが、生きもの観察だけではなく、生きもののすみかの保全作業を子どもたちに体験してもらおう、という趣旨です。

















観察ホール周りの足場が撤去されたので、前浜の除草作業を再開できました。天気も良好!でも、運動会シーズンのためか、メンバーの半分以上が欠席だったのが残念です。

















この除草作業は、雑草の根を取り除いて砂浜をよみがえらせるのが目的。普通の除草作業よりも手間がかかります。

















キレイなピンク色のクビキリギス幼虫がみつかりました。


















草ボーボーだった前浜を、


















9月10日に職員が草を刈り払って、


















そして本日9月13日、子どもラムサールクラブの皆さんのおかげで
砂浜に戻りました!

















作業終了後、すぐにハクセキレイがやってきて、
虫探しをしていました。
さらにはイソヒヨドリもやって来て、期待通りの成果です。
鳥たちも砂浜に戻った前浜を気に入ってくれたようです。

今後、シギ類やカモ類も集まってくれたら嬉しいです。

(きりぎりす)

2015年9月9日水曜日

観察ホール前の足場がなくなりました!

ネイチャーセンターの屋根の工事も終盤です。


昨日までネイチャーセンターを覆っていた足場が、
ようやく撤去されました。


















        
正面入り口は、足場が少し残っています。
9月中に全て撤去される予定です。



ヨシ原からのネイチャーセンター
ずいぶん立派です。



観察ホールから見える、足場のない広々とした景色。
これで、以前のように快適に野鳥観察や撮影が楽しめます。



















早速、観察ホールの目の前に、エクリプスのオナガガモがやって来てくれました。

2015年9月5日土曜日

セイタカシギ・クロハラアジサシ

セイタカシギがネイチャーセンターの近くにやってきました。
いつみてもきれいですね。



クロハラアジサシもお気に入りのくいに止まっています。



ぽたちゃん