夏休みの観察にもってこいということで今日は、メダカ捕りイベントを行いました。ちょうど、皆さんタイミングがよかったようで200人超の皆さんがいらっしゃいました。
今年は、まだ、メダカの型が小さいとか、スジエビばっかりという意見もちらほらでした。
しかし、そのような中、たくさんのメダカを捕った子たちもいました。
また、メダカを持って帰られた方は、最後まで大切に育ててください。
メダカの飼い方について(本日の参加者向け)
1.水温の急激な変化に注意してきください。
水道水にいきなり移すのは、あまりよくありません。
水道水をバケツなどのため水にして、水温を慣らしてから、持ってきた水ごと入れてください。
2.天敵に注意してください。
皆さんが採集された生き物は、メダカ以外にも、ヤゴ、アメリカザリガニ、コオイムシ、ハイイロゲンゴロウなどがいます。分けて、飼育したほうが、賢明でしょう。
3.日向に注意!!
日向(ひたな)に水槽を置くと急激に水温が上昇して、酸欠を起こすことがあります。
水槽は、日のあたらない場所に置くことが賢明でしょう。
大切なお話し 生物の遺伝的問題
山陰地方のメダカは、他地域のメダカとは、遺伝的特徴が違うことが分かっています。他の場所で、放したり、逆によその場所にいたメダカを放さなようにしてください。
他の生き物についても、分かっていないだけでそのような状況があることが想像できますので、同じように放さないでください。池の生き物たちに代わってお願いします。
また、来年名古屋で開催される生物多様性条約COP10は、このような身近な生物の遺伝子の多様性についても注目して守っていこうという考え方をしています。