2022年12月23日金曜日

雪の積もったオナガガモ

今日は朝から強い風と雪が吹きつける、とても寒い日でした。

正面の大山どころか、900m先のマガン半島も見えなくなるほど吹雪くときもあります。




そんな厳しい寒さの中、オナガガモとマガモは池の北西寄りで大きな群れになり、身を寄せ合っていました。





猛烈な吹雪の中、みるみるうちにカモのおでこに雪が積もっていきます。




積もった雪のおかげで、なんだかヒドリガモっぽいオナガガモが完成しました。



ちなみに、おでこの雪は結構しっかり貼り付いていて、多少首を振ったくらいでは落ちません。落とすには、水に顔をつけたほうが早そうです。



雪の積もった石と、オナガガモ。こちらもよく似ています。




2日前に観察された、怪我をしたコハクチョウは、今日も園内に滞在していました。




13:55、前浜に突然ヘラサギの幼鳥が3羽現れました。悪天候で避難してきたのでしょうか?採餌しながら園内を移動していましたが、夕方の時点では見えない場所に隠れてしまいました。







雪の中、オオバンが上陸してわずかに露出した地面をつついて餌を探していました。




シギ島で休むカモの中に、きわめて丸い黒い鳥がいましたが、こちらもオオバンです。




雪の中、地面に降りて餌を探すチュウヒ。わずかな晴れ間にヨシ原の上を飛びまわり、何度か狩りに挑戦していました。




14:26、コハクチョウが園内に飛来!成鳥2羽と幼鳥5羽の群れで、どうやら家族のようです。


このあと、夕方までに新たにコハクチョウが飛来し、最終的に成鳥10羽、幼鳥5羽まで増えました。出会ったコハクチョウ同士がしきりに挨拶をかわしていたので、新たに北から渡ってきた集団なのかもしれません。




この他、今日はハイイロチュウヒ、ツクシガモ21羽、トモエガモ約2500羽(ただしネイチャーセンターから800m離れた水辺)、マガン約300羽(17時頃に飛来)が観察されました。しばらく寒い日が続くようですが、お越しの際は温かい服装で、お気をつけてお越しください。

(みとら)