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2026年8月13日木曜日

鳥類標識調査はじまる

本日から鳥類標識調査を開始しました。
小鳥たちの秋の渡りをモニタリングする
当園の重要な調査です。

早速、今が旬な鳥、
ウチヤマセンニュウが捕獲できました。

ウチヤマセンニュウ性不明・幼鳥。
細長いくちばしが特徴です。















初列風切が、外側から数えて3>4>5>2
の順に長いのが重要な特徴です。
注:一番外側のとても短い初列風切を含んだ
順番です。















つづいて、これから渡りが本格化する
シマセンニュウ性不明、成鳥。















初列風切が、外側から数えて3>4>2>5
の順に長いのがシマセンニュウの特徴なのですが、
この個体はウチヤマセンニュウと同じでした。
羽の色が違うのは、この時期の成鳥の特徴で、
黒っぽいのが新羽、茶色いのが旧羽です。
幼鳥は換羽しておらず、均一です。















最も分かりやすい特徴が、くちばしの長さです。
左がシマセンニュウ、右がウチヤマセンニュウです。
ウチヤマセンニュウの方が明らかに長いです。















そのあとで捕獲された個体が識別に困りました。
くちばしが先ほどのシマセンニュウよりも
長いです。















そして、初列風切の長さも
ウチヤマセンニュウの特徴を示していました。










しかし、ウチヤマにしては
くちばしがやや短めに感じることと、尾羽が短く、
尾羽/翼の比率がシマセンニュウと一致したため、
シマセンニュウと同定しました。
→8/14追記
尾羽が短いのは、伸長中のためである可能性があり、
それ以外の計測値がウチヤマの値と矛盾しないことから
この個体はウチヤマセンニュウに訂正します。

シマセンニュウは個体差が大きく、
このようにウチヤマセンニュウとの識別に
悩む個体が時々います。

そのほかに捕獲された鳥。

オオヨシキリ性不明・幼鳥。















オオヨシキリ性不明・成鳥。
















以上、今日の調査結果は、
・ウチヤマセンニュウ    N1 2
・シマセンニュウ             N3 2
・オオヨシキリ       N10Rc1
以上、3種・15羽(うち再捕獲1羽)でした。

ウチヤマセンニュウは、
7月下旬~8月上旬に当地を通過していると考えられ、
この時期にしか捕獲できない鳥です。
今季は秋の渡りが早そうなので、
調査開始が間にあわないかと思いましたが、
無事今年も確認できて良かったです。


日照り続きで干上がる寸前だったメダカ池は、
昨日の雨で少し水位が回復しました。
ヌシのスッポンの姿は見えませんでした。
水位が上がり、身を隠せるようになった、
ということかな?13:11撮影。















つばさ池の水位も4cmほど上昇し、
当地では恵みの雨となりました。

(きりぎりす)

2026年6月25日木曜日

雨の日はツバメウォッチング!

梅雨入り発表後、
しばらくさわやかな晴天続きだったので、
水不足にならないか心配でしたが、
ようやく梅雨らしい天気になってきました。

雨の日は、つばさ池の上を
ツバメの仲間がたくさん飛び交います。

ネイチャーセンター近くをよく飛んでいた
イワツバメ。11:36撮影。



肉眼ではよく分かりませんが、
写真に撮ってみると、
飛んでいる小さな虫を捕えていることが分かります。
11:39撮影。



コシアカツバメも飛んでいました。
11:43撮影。



もちろん、ツバメも飛んでいました。
11:44撮影。
















2羽一緒に飛んでいたイワツバメ。11:46撮影。
















シギ島に亜種ダイサギがやってきました。
脛が黄色いことが特徴です。
図鑑では、夏に見られるのは脚全体が黒い
亜種チュウダイサギで、
亜種ダイサギは冬鳥とされていますが、
なぜ今ここにいるのかな?12:01撮影。
















亜種ダイサギと同じく、
季節外れのチュウヒも飛んでいました。
12:18撮影。
















アマツバメもやってきました。12:24撮影。















近頃、カルガモの親子が
よく見られるようになってきました。
どの親子もヒナが成長していて、
幼羽が生えてきてカモらしくなった子もいます。

シギ島でお留守番中のカルガモのヒナたち。
長時間親鳥が不在で、
ヒナたちだけで立ち去ってしまいました。
親鳥はどこに行ってしまったのかな?
12:59撮影。













カモ島で子育て中と思われるオオヨシキリ。
13:00撮影。
















このほか、ハクセキレイやセグロセキレイの幼鳥、
スズメの親子も見られました。

見られる鳥がとても少ない日が続いていましたが、
小鳥たちのヒナが巣立ち、
目に留まる鳥が増えてきました。

(きりぎりす)

2026年6月4日木曜日

水鳥公園のカッコウは常連だった!

今朝、カッコウの声がとても近くから聞こえたので、
声がする方向へ行ってみると、
園内の裏門付近の電線にとまって囀っていました。
ここにはよくカッコウがとまります。
8:32撮影。















動画もどうぞ。8:33撮影。


この個体は、左翼の内側初列風切1枚と
外側次列風切1~2枚が欠損していました。
8:34撮影。















昨年と一昨年に観察したカッコウにも、
全く同じ欠損がありました。
欠損部位の羽が再生しない同一個体が
毎年飛来しているようです。
2025/5/22撮影















2024/6/2撮影
















「オジロ」オオヨシキリの尾羽の様子が
よく分かる写真が撮れました。
よくみると、左の初列雨覆にも白い羽が1枚あり、
腰にも白っぽい羽毛がまばらにありますね。
9:07撮影。















ヨシにとまる際は不安定なせいか、
尾羽をやや開き気味にすることが多く、
両端の白い羽がよく目立ちました。9:07撮影。















さらに、遠くにも尾羽が白っぽく見える個体がいたので、
よく見てみると、尾羽の大部分が欠損していて、
白く見えていたのは下尾筒でした。9:27撮影。
















いつもよりも姿がよく見える枝にとまって囀っていた
「オジロ」。ネイチャーセンター南側を中心に、
かなり広範囲を縄張りとしているようで、
有力な大地主なのかもしれません。
9:34撮影。















タカの茂みの横の岸辺を
ヒナ6羽のカルガモ親子が泳いでいました。
またしてもオスが同行していましたが、
メスは警戒していませんでした。
このオスはストーカーではなく、
本物の父親なのかな?11:31撮影。













ネイチャーセンター前に大きなアオダイショウがいて、
カルガモが警戒・威嚇していました。
アオダイショウは、大切な卵を全部食べてしまう、
カラスと並んで最も注意すべき敵です。12:31撮影。















ヘビを威嚇していたのは、
まだ営巣前のつがいのようでした。
ヘビがヨシ原の中に潜って去るまで
後を追っていました。12:32撮影。
















Jr.レンジャーの森の中の巣箱に、
ひさしぶりにニホンヤモリがいました。
アオダイショウに食べられてしまったかも?
と心配していましたが、無事でよかったです。
それとも、後で入居した別個体かな?
13:50撮影。
















とっても細長い尺取虫が、
上半身を一生懸命伸ばして振り回し、
新たにとまる場所を探していました。
サザナミオビエダシャクの幼虫のようです。
13:59撮影。



















バッタの道の横の生垣に、
おしゃれな模様のヤマシロオニグモがいました。
14:03撮影。















カッコウが3年にわたっての常連個体と分かり、
親近感がわきました。

動画では目立っていませんが、
声が頻繁に上ずっていたのも、
この個体の個性かな?

(きりぎりす)

2026年5月29日金曜日

カッコウ&ホトトギスが園内にやってきた!

昨日、保護区内の草刈りを行ったので、
池の岸辺の見晴らしがよくなり、
キジの姿がよく見えました。
シギの入り江の奥を歩くキジのオス。8:24撮影。















いつもの場所でさえずるオオヨシキリ。
たぶん「オジロ」です。8:25撮影。















マガン半島にもつがいで歩くキジがいました。
長時間観察できました。8:36撮影。















水鳥公園の西側の農地からカッコウの声が
聞こえたので、望遠鏡で探してみると、
遠くの電線にとまっているのが見えました。
その後、ネイチャーセンターの北側から
声が聞こえるので探して見ると、
園内のラクウショウにとまっているのが見えました。
今季初めて園内に入ってきました。10:47撮影。















しばらくの間鳴いていましたが、
北側の農地へと飛び去りました。10:47撮影。
















ウラギクの池にアマサギがやってきました。
常連のTさんにお知らせ頂いて15:36撮影。















シギ島にチュウシャクシギがやってきました。
またもやTさんにお知らせ頂きました。
いつもネイチャーセンターから遠い場所に現れる
鳥なので、こんなに近くに寄ってくることは
とても珍しいです。15:50撮影。















Tさんとチュウシャクシギを見ながら、
「アマサギもシギ島に来ないかな~」
と話していると、
なんと本当にアマサギがウラギクの池から
シギ島にやってきました。
これまた、大変珍しいことです。びっくり!
15:55撮影。















アマサギがチュウシャクシギに近づくと、
チュウシャクシギが逃げてしまいました。
15:55撮影。















ダイサギもシギ島にいました。
こうして並ぶと、
アマサギがとても小さく見えました。
16:01撮影。
















アマサギは、シギ島でのんびり過ごした後、
北に飛び去りました。16:53撮影。















このほか、16:00頃にホトトギスの声も聞こえました。
2009年6月以来、とても久しぶりです。

一年で最も見られる鳥が少ない時期の最中ですが、
今日は様々な鳥が現れて、面白い一日になりました。

(きりぎりす)

2026年5月27日水曜日

仮称「オジロオオヨシキリ」?

コチドリがシギ島にいました。
ウラギクの池での繁殖が失敗した後も、
毎日2~3羽が見られます。15:27撮影。















14:30頃、シギの入り江付近を
カルガモのヒナが1羽で泳いでいるのを
見つけました。
その後もずっと1羽で水面を泳ぎ回っていて、
親鳥からはぐれてしまった迷子と思われます。
15:34撮影。















1羽でさまようヒナの後ろを
メスの成鳥がついて泳いでいたので、
ようやく親鳥と合流できたのかな、
と思ったのですが、少し様子が変でした。
普通ならば、ヒナは親鳥の後について泳いだり、
しばらく離れて泳いでいても、
時々親鳥のもとへ戻るものですが、
このヒナは後ろの成鳥に近づきませんでした。
おそらく、この2羽は親子ではないと思います。
15:37撮影。















私は今日はカルガモの親子を確認できませんでしたが、
職員MARUKOMEがヒナ8羽の親子を確認しています。
先日初確認された親子と同一と仮定すると、
ヒナが3羽減っています。
この迷子もそのうちの1羽かもしれません。


展望ホール南側に見える梢で
今日も元気に囀るオオヨシキリ。
実はこの個体は、
数週間前から関係者の間で注目されています。
15:41撮影。















この個体は、左右の尾羽が白くなっている
部分白化個体なのです。
様々な鳥で見られる現象ですが、
オオヨシキリは初めて見ました。
中央尾羽をT1として外側に向かって数えると、
左のT3~4とT6が真っ白で、T5は正常です。
15:41撮影。















右側もT4~T6が真っ白です。15:46撮影。















オオヨシキリが尾羽を開くのは
ほぼ飛んでいるときだけなので、
なかなか証拠写真が撮れなかったのですが、
今日はかろうじて撮影できましたので
ご紹介しました。

この個体は、
展望ホールの正面のヨシ原を縄張りとしています。
おそらく、
先日偶然発見できた巣の主だと思います。

皆さんもご来館の際には、
この個体(仮称「オジロオオヨシキリ」?)
に注目してみてはいかがでしょうか。

(きりぎりす)