2016年5月23日月曜日

晴れた日は夕方がオススメ!

近頃、園内の鳥の数が少なくなり、野鳥のご案内が難しくなってきました。
それでも、鳥が全くいないわけではありません。

今日は、夕方に鳥の動きが活発になり、目が離せませんでした。


















15:30以降、前浜にセイタカシギがやって来ました。
時々500m先の島の岸辺を歩いている個体だと思います。
かなり頭が白いのが特徴です。

このセイタカシギはとても落ち着きが無く、
駆け足で浅瀬をウロウロして採食しているかと思うと、
突然立ち止まって羽繕いをし、
再び駆け回ることを繰り返していました。
「食事か羽繕いか、どっちかにしたら?」と思いました。

その後、池の中央に飛んで行って、
カモの群れに混じって水面に浮かんで休み、
また前浜に飛来して採食する、ということを繰り返していました。

















池の真ん中に浮かんで休むセイタカシギ(中央右寄り)。
こんなに頻繁に水面を泳ぐセイタカシギを見たのは初めてです。


















目の前に飛んできたキアシシギ。
岸辺を足早に歩いた後、すぐに飛び去ってしまいました。
やっぱり落ち着きがありません。

















17:00過ぎに、北から飛んできたチュウシャクシギ。
にぎやかに鳴きながら南へ通過していきました。
そういえば、この前も夕方にチュウシャクシギの群れが上空を通過していきました。


















前浜に飛来したダイサギ。
晴れた日の夕方は、水面が暗くなる上に、鳥に順光で西日が当たり、姿が鮮明に浮き上がって見えます。
普段見慣れているダイサギが、五割増しで美しく見えます。

















ほぼ夏羽のツルシギ。
前浜のこんな近くに降りてくれたのは久しぶり。
しかも(ほぼ)夏羽!
水浴びしている動画をアップロードしましたので、
ぜひ動画コーナーもご覧ください。鳴き声も聞けますよ♪

















ツルシギも落ち着きが無く、しきりに「ピュイッ」と鳴きながら、
飛んだり降りたりを繰り返していました。


















セイタカシギと同様、水面に降りて泳ぐツルシギ。
セイタカシギが水面を泳ぐのは珍しいですが、
私が見る限り、ツルシギはもっともよく水面を泳ぐシギです。
(ヒレアシシギ類を除く)


晴れた日は、午前中は逆光になり、
昼間は視界がかすんで陽炎がたち、鳥が見づらいです。

ところが、夕方になると暑さも和らぎ、
空も澄んで遠景が鮮明に見えるようになり、
順光になります。

晴れた日の夕方は、鳥が5割増しで美しく見えてオススメですよ♪

今日の鳥 2016年5月23日(月) 晴れ
キジ、マガン、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、オカヨシガモ、ヨシガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、シマアジ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、カイツブリ(巣1)、キジバト、アオサギ、ダイサギ、オオバン、ツルシギ、アオアシシギ、イソシギ、セイタカシギ、チュウシャクシギ、ミサゴ、オオタカ、ハシボソガラス、ヒバリ、オオヨシキリ、セッカ、スズメ、ハクセキレイ
以上、36種。


(きりぎりす)