2016年5月13日金曜日

シロハラクイナが飛び出してきた!

今日は、ただいま開催中の「第6回園児が描いた鳥の絵展」に
出品してくださった幼稚園の皆さんが、
絵の見学にいらっしゃいました。

自分達で頑張ってつくった作品とともに、
他の幼稚園さんの作品も興味深く鑑賞して頂きました。

絵を見て、鳥を見て遊んだ後は、メダカ池で生きもの観察をしました。


メダカを採るのは先生方にお任せして、園児の皆さんは柵の外で応援。
「先生、がんばれ~♪」

先生方が捕まえた生きものは、
園児が待っている場所に用意したプラ船に運ばれて、
園児の皆さんに観察してもらいました。
メダカやコオイムシ、スジエビなどが捕れました♪

実はこの時、とんでもないことが起きていました。

さてこれからメダカとりをするぞ、と、私がメダカ池に近づいた時、
目の前からシロハラクイナが飛び出してきたのです。
県内で数例しか記録が無く、もちろん水鳥公園初記録の鳥です。
思わぬ珍鳥との遭遇に、かなり動揺したのですが、
園児さんのご案内に専念しました。


幼稚園の皆さんがお帰りになった後、
シロハラクイナが飛び込んだJr.レンジャーの森周辺を捜索しました。

その時、お目当ての鳥ではなく、チョウセンイタチと出会いました。



今、花盛りのトベラに訪れたツマグロヒョウモン。
南方系のチョウですが、今や早春から晩秋にかけて見られます。


さえずるオオヨシキリ。
まだヨシ原の草丈が低めなので、ヨシ原に面した木の枝でさえずることが多いです。
この鳥は、ヨシにとまってさえずっていないと様になりません。

セイタカシギは現在2ペアいます。
前浜では交尾シーンが観察できたとか。
観察したお客様によると、
その直前に、すぐそばでバンが交尾をしていて、
それにつられたかのようだったそうです。
私は見られませんでした。残念~。
なお、隣の黒くて丸い物体は、水中で食べ物探し中のオオバンです。















今季初認の鳥、クロハラアジサシ。
オオタカの若鳥がとまっている前をヒラヒラと飛んでいたので、
襲われないかハラハラしましたが、大丈夫でした。


結局、捜索中にいろいろな生き物が目にとまったものの、
肝心なシロハラクイナは再発見できませんでした。

証拠写真が撮れず、消化不良な223種類目の鳥となりました。
鳥運が強い人なら、再発見できる、かも?

●今日の鳥 2016年5月13日(金)

マガン 1羽(負傷個体)
シマアジ オス1羽 今季2回目の登場!
キンクロハジロ いっぱい
スズガモ いっぱい
ミコアイサ メス1羽 久しぶりの登場。まだいたの?
ヨシガモ オスメス各1羽
オグロシギ 1羽
トウネン 1羽
ツルシギ ほぼ夏羽1羽
アオアシシギ 1羽
コアオアシシギ 1羽
ハマシギ 19羽 見るたびに数が増える!
クロハラアジサシ 夏羽1羽 今季初認!
シロハラクイナ 1羽 水鳥公園初記録!
セイタカシギ オスメス各2羽
オオタカ 若鳥1羽 観察小屋のてっぺんにとまる

など、39種類、約1000羽。

(きりぎりす)