今も、館内で話題になっている話です。
難しい話なのですが、
コハクチョウには、主にユーラシア大陸のツンドラで繁殖する亜種コハクチョウと
アメリカ大陸のツンドラで繁殖する亜種アメリカコハクチョウがいます。
こちらは昨日の写真 左亜種コハクチョウ 右亜種アメリカコハクチョウです。
さて、次は、今朝の写真です。
コハクチョウとアメリカコハクチョウと微妙なラインの3個体です。この三羽は安来の水田でも観察していたのですが、いつも一緒にいるので、もしかしたら親子などの血縁があるかもしれません・・・。
亜種の場合、中間的な個体を厳格に分ける事はできないので、あいまいなままでも致し方がないのですが、記録をどうするか悩んでいます。最近手に入れたアメリカの図鑑では、このタイプは、亜種コハクチョウには殆どいない。と書いてあるのですが、アメリカでよく見る個体よりも黄色い部分がかなり大きく見えます。
交雑個体同士が更に交雑しているのか。そうすると、生まれた子は、メンデルの法則に従って、1羽が亜種コハクチョウで、2羽が交雑個体で、1羽が亜種アメリカコハクチョウになるとか・・・←なりません!!
それとも、片方が亜種コハクチョウとして、亜種アメリカコハクチョウとすべきなのか?亜種アメリカコハクチョウに戻し交配したような状況とすれば、クォーターというべきなのか?スリークォーターだなんて、ふざけた事を言ってみたり・・・
種として分けられないから亜種なのですが、皆さんはこのコハクチョウの亜種を何と名付けますか?