2020年9月24日木曜日

シマセンニュウの渡りがピークとなりました

シルバーウィーク期間中、

鳥類標識調査を重点的に実施して、

秋の渡り状況を確認していました。

これらの調査は、

有資格者のボランティア1名と職員3名で実施しました。


2020年9月19日(土)

シマセンニュウ 12羽

コヨシキリ 11羽(R1)

オオヨシキリ 1羽

計3種類 24羽(R1)


2020年9月20日(日)

シマセンニュウ 32羽

コヨシキリ 16羽

セッカ 6羽(R1)

オオヨシキリ 1羽

計4種類 56羽(R1)


2020年9月21日(月)

シマセンニュウ 51羽

ウチヤマセンニュウ 1羽

コヨシキリ 26羽

オオムシクイ 1羽

ヒバリ 1羽

セッカ 4羽

計6種類 84羽


2020年9月22日(火)

シマセンニュウ 179羽

ウチヤマセンニュウ 1羽

コヨシキリ 54羽

計3種類 234羽


2020年9月23日(水)

シマセンニュウ 55羽

コヨシキリ 115羽

セッカ 2羽(N1R1)

計3種 172羽(R1)


※無印は新標識数、Rは再捕獲数

このとおり、

9月22日にシマセンニュウの渡りのピークが確認できました。

シマセンニュウは2017年9月22日に137羽捕獲されたのが

最高記録でしたが、それを大幅に上回りました。

続いて、翌9月23日にコヨシキリが多数捕獲されましたが、

これがピークなのかは今後の様子を見ての判断となります。

また、これまでほとんど捕獲されなかったウチヤマセンニュウが、

今年は度々捕獲されているのも興味深いです。


両種とも、目視ではなかなか姿が見られない鳥ですが、

私たちの知らないところで多数の鳥がヨシ原を渡っています。

だからこそ、ヨシ原を保全していかなければいけません。


(きりぎりす)


2020年9月21日に標識したウチヤマセンニュウ

シマセンニュウ(左)との比較