シルバーウィーク期間中、
鳥類標識調査を重点的に実施して、
秋の渡り状況を確認していました。
これらの調査は、
有資格者のボランティア1名と職員3名で実施しました。
2020年9月19日(土)
シマセンニュウ 12羽
コヨシキリ 11羽(R1)
オオヨシキリ 1羽
計3種類 24羽(R1)
2020年9月20日(日)
シマセンニュウ 32羽
コヨシキリ 16羽
セッカ 6羽(R1)
オオヨシキリ 1羽
計4種類 56羽(R1)
2020年9月21日(月)
シマセンニュウ 51羽
ウチヤマセンニュウ 1羽
コヨシキリ 26羽
オオムシクイ 1羽
ヒバリ 1羽
セッカ 4羽
計6種類 84羽
2020年9月22日(火)
シマセンニュウ 179羽
ウチヤマセンニュウ 1羽
コヨシキリ 54羽
計3種類 234羽
2020年9月23日(水)
シマセンニュウ 55羽
コヨシキリ 115羽
セッカ 2羽(N1R1)
計3種 172羽(R1)
※無印は新標識数、Rは再捕獲数
このとおり、
9月22日にシマセンニュウの渡りのピークが確認できました。
シマセンニュウは2017年9月22日に137羽捕獲されたのが
最高記録でしたが、それを大幅に上回りました。
続いて、翌9月23日にコヨシキリが多数捕獲されましたが、
これがピークなのかは今後の様子を見ての判断となります。
また、これまでほとんど捕獲されなかったウチヤマセンニュウが、
今年は度々捕獲されているのも興味深いです。
両種とも、目視ではなかなか姿が見られない鳥ですが、
私たちの知らないところで多数の鳥がヨシ原を渡っています。
だからこそ、ヨシ原を保全していかなければいけません。
(きりぎりす)
シマセンニュウ(左)との比較