2021年3月11日木曜日

今朝の旅立ち風景

昨日の北帰行の盛り上がりを受けて、

今朝は開園時間前の7時から様子を観察しました。


朝6:51の風景。昨日ほどではないですが、賑わっています。

コハクチョウは約400羽いました。

近頃オオハクチョウの姿が見えないので、すでに旅立った後なのかもしれません。










今朝はとても寒くて、池の水面から蒸気霧がたちこめていました。










ところが、コハクチョウたちは淡々としていて、

あまり飛び立つ気配がありません。


ようやくコハクチョウたちが動き出したのは、8:00頃でした。

東に向かって飛び立つコハクチョウたち。

誰かが口火を切るのを待っていたかのように、

次々と連鎖して飛び立ちました。



















大山の前を横切り、














粟嶋神社の上や、














北帰行を観に集まっていた観察者の皆さんの頭上を通って、














米子の市街地上空を北西に飛んでいきました。
写真の下の中央やや左寄りに、
米子市クリーンセンターの虹色の煙突が見えます。















そして、島根半島に向かって飛び去りました。














北方向に飛び去ったように見えても、途中で安来方向に軌道修正したり、水鳥公園に戻ってくるものもいるので、実際に何羽旅立ったのかよくわかりませんでしたが、観察していた印象では100羽弱くらいではないかと思います。


今朝も健在のアメリカコガモ。
近頃、朝一番は水鳥観察桟橋向かいの岸辺にいます。














近頃、私のいる事務室のすぐ横によく現れるイソヒヨドリ。
近い時で窓の外1.5mくらいの場所にとまるので、気になって仕方がありません。
この前、館内でリースの蔓の実を食い散らかした容疑者でもあります。














今日は一日中、オオジュリンがたくさんいました。
ネイチャーセンターの両脇のヨシ原で、数十羽が忙しく飛び回ってヨシの穂や茎の中の虫を食べていました。オスの頭はかなり黒くなっています。
ホオジロやカシラダカも見られました。














園路を歩いていると、目の前に飛び出してきたハチジョウツグミ。まだいたの?と思ったのですが、お腹のオレンジ色の鮮やかさに欠けるので、この冬にいつもいた個体とは別かもしれません。














そして、今朝新着の旬な鳥。ツルシギ。
今年も美しい夏羽に換羽するまで居てくれるかな?















なかなか本格化しなかったコハクチョウの北帰行は、急に活発化しました。
近年の傾向では3月20日ごろですべて旅立つので、あと一週間くらいでコハクチョウとはお別れになる見込みです。
明日と明後日は天気が良くないようですが、日曜日の予報がよいので、この日曜日がコハクチョウの北帰行がみられる最後のチャンスになるかもしれません。

北帰行の観察の際に、彦名東橋付近に路上駐車されると大変危険です。橋を渡る手前にある第1駐車場にお車を停めていただきますよう、ご協力をお願い致します。

(きりぎりす)