2021年3月24日水曜日

コハクチョウの吉田さんがやってきた!

今朝は8:00の時点では園内にコハクチョウはおらず、

北帰行もひと段落したようです。


ハクチョウがいない水辺を、少し淋しく思っていたところ、

ツバサ池の奥の岸に1羽のコハクチョウの姿が。



この姿は…コハクチョウの吉田さん!!



「吉田さん」は、毎年この時期になると
水鳥公園にやってくる常連のコハクチョウです。
2011年の冬に怪我をして飛べなくなり、
それ以来、中海の周辺でずっと暮らしています。


毎年、ほかのコハクチョウたちがロシアに旅立ったあとに
水鳥公園にやってくるため(昨年は3月25日)、
職員は会えるのを楽しみにしています。
(常連さんの情報では、休館日だった昨日、
吉田さんらしき個体がいたとのこと)



しばらくすると、吉田さんは水辺に下りて、

観察ホールのすぐ前まで泳いできました。


すこし離れた先には、熱心に羽繕いをする
コブハクチョウの姿があります。


離れたところで止まり、首を上下に振って、
しばらく挨拶していた吉田さん。

つがいのような行動を見せていました。

冬の間、2羽は安来市内の川で別々に過ごしていたようなのですが、
この個体はてっちゃんなのでしょうか?
去年の目印だった茶色の羽は、生え変わっているので
見た目では分かりません。


結局、このコブハクチョウは近くにいたもう1羽の
コブハクチョウと一緒に泳いで離れていきました。


今年も水鳥公園に来てくれた吉田さん。
来てくれて、ありがとう。

昨年と同じような事件は起きるのでしょうか?
皆で温かく見守っていきたいと思います。


(みとら)