今朝は8:00の時点では園内にコハクチョウはおらず、
北帰行もひと段落したようです。
ハクチョウがいない水辺を、少し淋しく思っていたところ、
ツバサ池の奥の岸に1羽のコハクチョウの姿が。
この姿は…コハクチョウの吉田さん!!
「吉田さん」は、毎年この時期になると
水鳥公園にやってくる常連のコハクチョウです。
2011年の冬に怪我をして飛べなくなり、
それ以来、中海の周辺でずっと暮らしています。
毎年、ほかのコハクチョウたちがロシアに旅立ったあとに
水鳥公園にやってくるため(昨年は3月25日)、
職員は会えるのを楽しみにしています。
(常連さんの情報では、休館日だった昨日、
吉田さんらしき個体がいたとのこと)
しばらくすると、吉田さんは水辺に下りて、
観察ホールのすぐ前まで泳いできました。
すこし離れた先には、熱心に羽繕いをする
コブハクチョウの姿があります。
離れたところで止まり、首を上下に振って、
しばらく挨拶していた吉田さん。
吉田さんは昨年、コブハクチョウの1羽(てっちゃん)と、
つがいのような行動を見せていました。
冬の間、2羽は安来市内の川で別々に過ごしていたようなのですが、
この個体はてっちゃんなのでしょうか?
去年の目印だった茶色の羽は、生え変わっているので
見た目では分かりません。
結局、このコブハクチョウは近くにいたもう1羽の
コブハクチョウと一緒に泳いで離れていきました。
昨年と同じような事件は起きるのでしょうか?
皆で温かく見守っていきたいと思います。
(みとら)