2018年5月10日木曜日

カメVSカイツブリ

先日、カメ捕獲装置を設置しましたが、
カメ捕獲装置の必要性を実感する事件が起きました。


カイツブリの巣に居座るミシシッピアカミミガメと、
巣を乗っ取られて困惑するカイツブリ。
カイツブリがちょっと巣を留守にしていた隙に、
カメが甲羅干しをしようと巣に上がってしまいました。
カイツブリはどうしたものかと
巣の周囲をぐるぐる回っていましたが、
カメは全く動かず、どうしていいかわからない様子。
















すると、つがい相手が助っ人に登場。
一気に形勢逆転。
















2羽でカメに一斉攻撃。「でていけ~!!」
カメはたまらず巣から降りて去っていきました。
















無事、巣を取り返したカイツブリのつがい。
幸い、まだ卵は産んでいないようでしたが、
もし卵があったらカメに踏みつぶされていたことでしょう。
















このように、ミシシッピアカミミガメは、
カイツブリの繁殖を妨害することがあります。
園内のアカミミガメが少しでも減らせれば、
カイツブリは子育てがしやすくなります。
カメ捕獲装置の活躍が期待されます。

(きりぎりす)